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maketetmaruka
異母兄弟モノです。
久しぶりに面白い火崎さんを読んだような気がします。
火崎作品は数が多いんだけど、作者が入魂して書いてる作品が少ないような気がする。書き流したような作品が多いっていうか。
でも、攻め視点のお話には、面白いものが多いです。
大金持ちの父親に、『二人のうち、優秀なほうを跡継ぎにする』と言われてはじまった後継者レース。
まじめにファイトを燃やす弟に比べて、まったくやる気のない兄。
主人公の兄のほうは、はじめて出会った異母弟に心を奪われ、恋してしまうのだ。
異母弟の心と身体を手に入れようと、兄の必死の迷走がはじまる。その迷走は、道楽息子として生きてきた今までの自分と向き合い、過去のトラウマと向き合い、自立する作業へとつながっていく。
異母兄弟モノだし、もうちょい禁忌感があってもいいんじゃないかなァとは思いましたが、全体的には面白くて、一気に読みました。