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osananajimi chronicle
萌2と迷った、ケドみつのキャラが好きだったのと、読んでて楽しかったので神にしちゃいました~
表紙が青くキレイめな雰囲気だし、結構せつない系なのかと思いきや…、、笑えます 笑
タグにせつないとか入ってるけど、確かにせつない事件も勃発するけども、個人的にはコミカル入れていいのでは、という感じでした。みつ目線で進んでいくのですが、みつのチョロ可愛い女王感や幼なじみのキャラが軽やかで明るく、会話もコミカルなので終始楽しげな雰囲気です。読者含め本人達以外みんなわかってる(本人達もわかってるっちゃわかってる)、両片思い。温かく見守ってる友人達と同じ目線で見守ってる気分になれます 笑
最後に攻めの豊加目線のショートストーリーがあるんですが、本編寡黙めに描かれていた彼の内心が結構可愛げあって(そしてコミカル)ギャップがよかったです!
もともと長ーく時間をかける恋愛ものが好きです。みつの‘はじめて’を集めることを命とする男 豊加と、その執着を密かに嬉しいと思っちゃってる男 みつ。中学時代のある事件を境に溝ができてからは、あの手この手で外堀を埋めてみつを手中に納めようとする策士 豊加と、豊加を振り向かせようと必死な意地っ張り みつという構図で、なんと8年もわきゃわきゃしてます 笑
内容踏み込みますが、、
豊加は、結局同居まで持ち込んで、みつの捨て身なアプローチも躱して、この期に及んで何とも煮え切らない態度は何なんだ…って思ってたら、‘みつのはじめての告白がほしい’て、、、心の底からお前まじブレないな!!!すげーわ笑 と叫びましたわ。そうですよね、あなたそういう人でしたねと思わず笑っちゃいました。
他にもいっぱい笑えるところがあって、何より二人くっついてからそれはそれは幸せそうで、終始幸せな気分で読めました~、楽しいし、あったかい気持ちになれたし、読んでよかったです(*´ー`)
タイトル通り、幼馴染み2人の「年代記」です。
章ごとに「幼少期」「幼稚園」「小学生」といった感じで時系列順にお話が進み、最終的には「同棲」で締めくくられるという。
特に大きな事件が起きるワケでもなく、受け視点でひたすら丁寧にストーリーは進みます。物心ついたばかりの頃のほのぼのしたエピソード、思春期に入ったばかりの性の目覚め、攻めへの気持ちの自覚とすれ違い-。それこそ受けが3才の頃から読み進めるワケですから、その心身の成長をずっと見守り、どのように気持ちが変化していったかも手に取るように分かります。
丁寧に紡がれた上質な作品だなぁと読んでいると、大学生編からいきなり激甘に。ここからの二人がまだくっついて無いのが信じられないほどナチュラルにイチャついておりまして、思春期編のほろ苦さが嘘のよう。かなり萌えさせてくれます。あれ?、今まではこのイチャラブ編を読ませる為の壮大な布石だったんじゃあ・・・?
内容ですが、幼馴染み2人の両片思いものです。年代記風に受け3才、攻め5才から書かれており、思春期の誤解による失恋、意地を張ってしまってのすれ違い、そして大人になり、やっと自然に振る舞えるようになった受けのベッタリ甘々編。
受けの充映は自分ではわがままな女王様だと思っていますが、実際は意地っぱりな部分がありつつも結構健気。高校、大学と攻めを懸命に追いかけ、興味無いフリをしつつもバレないように探りを入れたり、接点をもとうとあさっての方向に努力したりと、ちょっといじらしいです。攻めにかなり執着してる印象です。
そして攻めの豊加ですが、充映限定の「初めて厨」。初めてボックスなる珍妙な蒐集箱を作り、そこに充映の「初めて」をコレクションしています。彼のこのこだわりぶりがかなりすさまじく、穏やかでいい男なのに、この件に関しては結構な変態ぶりを発揮。充映の豊加への執着ぶりは凄いと読んでいると、実は豊加の方がと分かって来ます。
まぁ、どっちもどっちと言う感じなのですが。
そして大学生編の甘さ。過去のすれ違いに耐えたからこそ、このイチャラブを読めるんだと思うと感無量です。ホント、同居している二人がずっとイチャイチャ。豊加は充映を、耳掃除したり膝枕したりとこれでもかと甘やかし、充映はそのドサクサに紛れてくっつけるだけくっつく。甘過ぎて悶絶しました。
やっぱり豊加は充映の「初めて」にこだわり過ぎてて、変態だなぁと思う部分も多いのですが、まぁそれを充映も喜んでいるんだから、いいカップルなんじゃないの、といった所。
そして二人の「初めてのエッチ」ですが、ここでは意外な性のズレがありつつも、何とか結ばれて良かった良かった。もう二人で一生やってなさいと言いたくなるバカップルぶりです。紐パン編も、ぜひ読みたかったなぁ。
意地っぱり受けと執着攻めがお好きなら楽しく読めると思います。
三つ子の魂百まで、といった感じなのか、攻め・豊加の受け・みつへの執着は筋金入りです。
みつの『はじめて』であれば、小さな事でもはじめてコレクションなる箱に蒐集。
キッカケが、生後半年のみつの初めての離乳食を豊加が与えた事なんですが、以後20年ですよ…凄まじい(笑)
みつのはじめてのキスをみつの友人・唯人にふざけて奪われ、我を忘れた豊加が暴走したのを機に2人の仲に亀裂が入り、そしてみつは自分が豊加が好きだという事も認識します。
ここからみつの地味な努力が始まるんですが、プライド高いながらも健気でネガティヴなみつが愛おしいです!
そんなみつの気持ちを分かってながらの豊加の態度は策士すぎる…( ̄∀ ̄)
豊加が就職を機に一人暮らしをする、というのに乗っかって同居する事になるんだけど、あれでまだ恋人じゃないだと…!?ってくらいイチャイチャです(*´ω`*)
みつの『はじめての告白』待ちしてた豊加は、みつの色仕掛けにも乗らない凄い執念(笑)
両片想いな二人だったんですが、どちらも臆病故にくっつくまで時間かかってます。
くっついた後は暑苦しいCPになりそうだ…(^^;;
エロは少なめですが、両片想いっぷりがもどかしいながら楽しく読めた作品でした。
個人的に好きな萌え設定がモリモリで大満足!
とても楽しかったです+゚。*(*´∀`*)*。゚+
内容は姐様方が書いて下さってるので、個人的萌えポイントを♪
まず、タイトル・テーマになっている
幼なじみの『はじめて厨』が非常に萌えました!
【ミツ(受)の”はじめて”は全て自分のモノにしたい】
はじめてを手にするため、
豊加(攻)の非常に根気のある気の長~~~~い時間経過が面白いです。
どうしても欲しい「ミツのはじめての○○」の為に外堀を埋めながらひたすら待つ。
その期間、20年越し!
最後は意地になってたというのがなんだか可愛いですw
で、外堀の埋め方が策士!
最初は広い場所で自由にさせてたのを、少しずつ少しずつ範囲を減らしていく。
気付けば ”豊加の腕の中以外に行くとこないよ!” 状態にまでさせちゃうのが萌えます。
でも、無理矢理囲うような真似はしません。
デロデロにとにかく甘やかす。
豊加がいないと生きていけないくらいに甘く優しく。
ミツが0歳の時からの刷り込み作業です。
(よくよく考えると恐ろしいw)
そんな風に物心つく前から甘やかされてきたミツ。
子供時代は少々傲慢さが見え隠れしてます。
個人的に生意気なクソガ…ryは苦手なのでちょっと萎えたのですが、
ミツのダメなところはビシッと躾している豊加のおかげで少しずつ修正され、
最終的にはなんとも可愛く健気な性格に仕上がってます。
良き良き♡(健気受け好き)
で、初めてのキス事件の後のミツの変化が…!(∩´///`∩)
モジモジ片思いしてるのが、もぅもぅ可愛さMAXで萌える!!!
豊加に振り向いてもらえるよう頑張る姿がいじらしいのです(;///;)
片思いの辛さでいっぱいになってる場面は傷つき萌え属性が発動。
豊加に振り回されて一喜一憂しててキュンキュンしました。
・・・とはいえ、片思いだと思い込んでるのはミツだけで、
ミツの友人も、惚れられてる豊加も、読者も、両思いなのはハッキリ見えてますw
踊らされてるのはミツだけというのが可愛くて可愛くて…!
この両片思い期間は
付き合ってないけど、ただただイチャイチャしてるという…ね!
大好きシチュなのでニヤニヤが止まらない!!!∑(゚◇゚///)ドキュ-ン
あと、下世話な話ですが。
初めての精通を幼なじみや兄などに手伝ってもらうシチュが性癖なので最高でした。
はじめて厨、ホンットありがとうございます…(;///;)
はじめてのエッチはまさかのポジション争いで大笑いw
このCPは左右完全固定で読んでたので萌え的には少し萎えましたが、話的には面白かったです。
恋人としてのシーンは最後の最後なんですが、
最初から両思いのような状態で甘々な作品です。
両思いなのにくっつかない焦れったさがとても良かったです(﹡´◡`﹡ )
セールで目について、幼なじみものかぁ、繊細な表紙だし切ない系なのかなぁ?とあらすじに目をやったら「愛する人の初めては全部俺のモノ――!!」
あ、これは変態攻めが期待できそうだと手にすることにしました。
同じ作家さんの「妄愛ショコラホリック」の攻めも、受けに関するコレクション(使用済みタオルとかゴミなど)を集めて展示した部屋があるという筋金入りの変態執着攻めで私はそれが大好きなので、そういうコミカルなのを期待してたんだけど、思っていたよりもコミカルじゃなかったな……というのが正直な感想。
お手製の「はじめてコレクションボックス」を作り、小さい頃からせっせとみつ(受け)に関する「初めて」を記入しそれに保存する、という変態なのではあるけれど、ずっと受け視点で進むこともあり、そして13歳の時に起きた出来事で長い間、擦れ違って微妙な距離ができてしまうこともあり、攻めの変態暗躍ぶりが目立たなかった……。
そして両片思いなのにみつの思考回路がメンドくさいせいで、なかなか進展しない。くっつくまでが長かった……。
攻めの豊加が「自分の初めてコレクター」なのはただの収集癖が高じただけで、その対象である自分には好意がないんだ……と思い込んでるんだけど、「大好きだから」という大前提がなんで判らないのかなぁ?と。
世のコレクター達だって「対象物が大好きだから」例え他人には理解されなくてもせっせと集めている訳で、大好きでもないものを集めてる人なんかいる?って思うんですね。
みつの好みや行動パターンを知り尽くしているので、ついに同居(同棲ではなく)に持ち込んだ豊加。
だけど一切手を出さずに、焦れたみつから見え見えのモーションをかけられても手を出さない。
もしかして、策士ではなくただのヘタレなの?と思いかけたら「みつからのはじめての告白」が欲しくて長年、両思いだと思っててもひたすら待ちの姿勢だったという事がわかり、ここはホンモノ感が感じられてかなり良かったです。
ここで評価がグイーッと上がったのに、まさかの攻め×攻め攻防になるとは……。
あれでテンションも評価も残念ながらガクンと下がりました。
私は「お前の初めてがもらえるならどっちでもいい!」みたいな攻めが好きだし、そもそもみつが受けだと疑う余地もなく読んでたので、よーーーうやく初エッチ!と気分が盛り上がっていたのに、脱童貞を主張するみつの姿に、あ、男って「お初」が二つあるんじゃん……という事実に気付いてしまったのが余計だったし、挫かれ感が凄い。
そして頑なに抱かれることを拒否する豊加に対して、「初めて厨」なら童貞も処女もありがたく頂いとけよ!!と思ってしまった。
そこでリバるなら、筋金入りの「初めて厨」を進呈できたし、神評価だったのになぁ。
そして、みつにプチ家出をされた後に、豊加が譲歩して「俺が一度くらい下になっても……」と申し出るんだけど、「抱かれてやってもいい」みたいな言い方が気に障ってしまいました。
本物の「初めて厨」なら「みつの童貞もどうか俺にください!!」と土下座じゃないのか?みたいな。
私としては出直してこい!!という勢いだったんだけど、みつは「初めてに死ぬほどこだわる豊加が、みつを失いたくないからと、自らの思考を変えようとしている」と絆されてしまう……。
え?変えてないよね?みつの童貞卒業だって立派な「お初」なんじゃないの??ってやっぱり納得いかないわ……。
みつと距離が生じてしまった間に、受け視点だけではなく、豊加がやきもきしたり変態暗躍してる攻め視点があったら、もっともっと面白かっただろうなぁと思います。
電子限定のSSは「きみのはじめては俺のもの」というやつで、豊加視点です。
ついに紐パン履いてもらってます。
萌萌か萌で迷いましたが、おまけして萌萌です。
確かにクロニクル。はぁー、一気読みでした。
自分史上一番の策士攻めかも!
いやぁ初めてのキス事件の後からが切なかった。
一周まわってみつが不憫すぎて初めての告白の時は泣けました。
そこまでしてか!そんなにもか!長い長い計画の末にやっと願いを叶えた初めて厨に、こちらも負けました。
初めてのキスは取られたから初めての告白は絶対に欲しいって。
恐ろしい攻めです。高校大学と後を追わせて、時期を見て甘やかしを再開し、溜めて溜めて独立を明かしてまた後を追わせて。さらに甘やかして慣らした頃に構わなくなって、焼きもち焼かせて。
攻めの21年の願いを叶えた!良かったね!とは素直に喜べないような。みつの8年を想うと。
こちらも攻めの掌で転がされたような感じです。
でも疎遠な間もスパイを使ってみつの初めてを集めて、人間関係にも目を光らせて牽制してて。
壮大な物語でした。
ある意味人生を左右された関係ですよね。特にみつは進路も後を追って超難関校に入ってますし、躾もされてます。身持ちも固くて悪いことも出来なくて。
最後の告白からの上下問題で実家に帰らせていただきます!事件でどうなっちゃうの?もうページないよ!絶対みつが受けでしょ?と思ったけど確かにBL界の受けだって自然に決まってるようで、一生童貞のままという問題もありますもんね。
まさかの展開とタイミングで攻めが迎えに来て、初めてのエッチは堪能出来ました❗良かったねえ。
全身で好きだと実感できて愛されて。
これからの初めてもそれからも何もかも一緒に、ずっと傍にっていいなあ。
あらすじでは想像もしなかったお話でした。
豊加(攻め)は2つ年下のお隣さん・みつ(受け)の「初めての離乳食」を食べさせたときから、みつのはじめてに固執する「はじめて厨」です。みつの「はじめて」を一緒に経験するためにずっと側にいて見守ってきました。ずっとずっと側でみつを守ってきたのに、中学生になった時、友人の悪ふざけの
キスでその均衡が壊れてしまいます。
小さいときから女の子よりもかわいいみつを色んな危険から守り世話し、みつの「はじめて」のメモを「はじめてコレクション」という箱の中に入れて蒐集する豊加の変態加減がみつ視点で幼少期から年代ごとに描かれています。
ただ、変態といっても初めてをメモして集めるってだけの可愛いもので、ちょっと変わった趣味の範囲だと思いました。変態という部分はあまり強調する必要はなかったかなと思います。
ずっと、豊加に甘やかされて幸せに育ってきたのに、友人の唯人に悪ふざけで「はじめてのキス」を奪われて、豊加のことが好きだと気付いてしまってからのみつは切ない毎日がずっと続くことになるのです。
キスの一件でキレた豊加に驚いたみつが最初拒絶したため、関係を修復できずすっかり疎遠になってしまいます。みつが豊加と一緒にいるために、すごく頑張って難しい高校大学と追っかけて、今までの豊加と反対でちょっとでも側にいようと頑張る姿は健気です。情報収集に二人の仲がこじれた原因になった友人の唯人を使うところもちゃっかりしています。
大事な「はじめてのキス」を奪われてしまった豊加がどうしても欲しかった「はじめての告白」。そのために、8年もあちこちに蜘蛛のように網をはりながら待つ豊加もすごい執念です。
みつは豊加に甘やかされて育っているのでそこそこ性格が悪く、自分がかわいいのも自覚していて女子を心の中で「ぶす」といってみたり、仲の良かった女子を豊加を揺さぶるために本人承知の上とは言え利用してみたり、自分本位であまり可愛い性格ではないと思います。
なので、最初みつのことをあまりよく思わなかったのですが、豊加と距離を置くようになってからは豊加のために必死に頑張る姿はすごく可愛くて憎めません。告白を貰うために煽られても乗らない豊加と愛されているという確証が欲しくてなかなか告白できずじりじりするみつの攻防が続くのですが、豊加の煽りの方に我慢できなくなったみつによりやっと念願が叶った時は読んでるこちらもやっとかという感じでした。
私としては、受けが攻めの行動で切ない思いをするのはあんまり好きじゃないので、もう少し早くくっついて、両想いになってからをもう少し読みたかったです。
それにしても、豊加にもう「はじめて」を集めるのをやめると言われ、みつの「はじめて」にしか興味がなく失恋したと衝撃を受けたみつが究極の「はじめて」の「えっち」も誰かにあげてしまってたらどうしたんだろう。情報収集していたとは言え、情報提供者が四六時中そばにいるわけではないし、結構な賭けですよね。
みつのことは誰よりもわかっている豊加なので、うまく煽って自分の後をついてくるように仕向けていましたが、みつが自分のことを好きだと確信するまでの間は、そこそこ不安だったんじゃないかと思うんです。そのあたりを豊加視点で読みたかったです。
二人が両想いになって、どちらが上になるかで揉めた時にみつが頼ったのはやはり唯人で、またしても現場を押さえられ、すわ8年前の修羅場再来かとなった時はいっそ面白かったです。
それにしても、はじめての触りっこでテンションが上がっていたとは言え、他人の恋路にちょっかい出して、それ以降8年も二人の間の面倒を見させられた唯人はいい迷惑でしたね。唯人がちょっかい出さなければみつは苦労しなかったはずなので全く同情しませんが。
でも、いっつも急な呼び出しに応じてくれていましたが、話を聞くに結構肉食な唯人はどんな恋愛をしているのでしょうか。ちょっと気になりました。
幼い頃から受けの初めてを集める「はじめてボックス」なるものを作っていた執着攻めと、攻めからの好意をまんざらでもなく思っている女王様受け。
そんな二人の「クロニクル(=年代記)」ということで、幼少期から幼稚園、小学校、中高時代…と、年代ごとに順を追って二人の関係が描かれた作品です。
執着攻めバンザイ!!な自分としては『妄愛ショコラホリック』的なおかしな執着攻めの笑える純愛を期待して読み始めたのですが。
ちょっと想像した様子のおかしな執着攻めとは違った(「妄愛〜」ほどではないな〜と個人的に感じた)のと、二人が想いを通わせ、くっつくまでが思ったより長くて、焦れてしまいました。
その焦ったさが快感だったりするお話もあると思うんですが、こちらの作品では(自分にとっては)焦ったさが萌えに繋がらなかったかなあ…と。
みつ、早く豊加の気持ち&自分の気持ちに気付け〜!という思いが萌えを上回ってしまいました(・-・`)
みつ(受)へ初めての離乳食を食べさせたのも豊加(攻)だったりとか、幼い頃からの見え見えの豊加の執着には萌えたんですが…
序盤の幼少期の思い出あれこれ、が一番萌え心を刺激された気がします。
あと、中学時代に唯人(攻め受け両方の友人)が二人を焚き付けようと、みつにキスを仕掛けるのはなあ…
後で分かるのですが唯人、恋人いるのにそりゃないんじゃないのー…、と真面目にツッコミ入れちゃいました (¬д¬。)
焦れ焦れ展開、収集癖のある執着攻めなどがお好みの方に、響くものがある作品かと!
まず最初におことわりを。
評価に『中立』を付けましたけれど、面白いお話です。
だって『神』か『しゅみじゃない』のどちらを付けるかで迷ったんです。
めっちゃくちゃ可愛いんですよ。
豊加がやっと物心が付いた頃にお隣に生まれた充映。
2歳年下の可愛らしい充映に初めての離乳食を食べさせた感動で豊加は決めるんです。
「充映の『はじめて』を全てコレクションする」って。
ねぇ、可愛いですよね。
頼りがいがある豊加に守られて、大切に甘やかされて、いつの間にか充映は豊加と一緒にいることが当たり前になります。でも、大きくなるにつれ、何時かは自分たちが違った道を歩き、違った人間関係(恋人も含めて)を築く可能性に気づいて、充映は豊加への恋を自覚します。
でも、自分から恋心を露わにして、もし気まずくなったら今までの関係も壊れてしまうんじゃないかと思うから充映は言い出せないんですよね。
とある誤解もあって、ギクシャクする時期も充映はなんやかんやの手段を使って豊加との関係を切れない様にしているんですが、この辺のいじらしさは涙が出るほど可愛い。
で、お話の後半に差し掛かるんですが。
……豊加、怖いよ。
執着が半端ないんだもん。
それもね、一歩間違えばドロドロ系のお話になってもおかしくないんですけれど、爽やか。全然黒っぽくないんですよ。自然体でやっちゃってるのよ。
ここがねー「ああ、このお話、神だ」と思ったんですよ。
じゃあ、何に引っかかったかと言えば『はじめて』にこだわる所なんですよね。
充映が好きなら『はじめて』でなくても良いんじゃないかと思っちゃったんです。
「それは恋なの?マニアなの?」って。
いや、お話の中で充映もこの辺に疑問を抱いちゃったから、なかなか拗れていく訳なんですけれども。
疑問、抱くと思うのね。だって私基準ではかなり常軌を逸しているんだもん。これ、違った意味で怖い。
繰り返しになりますが、すごく面白かったです。
執着好き(私はそれほどではないのですが)の姐さまには、たまらないと思います。
イラストや、人物紹介を読んだだけでは『怖いほど執着!』という気配があまりしないので、お見逃しなき様。
濃くて長い幼なじみの年代記でした。
カバーイラストのイメージとはだいぶ異なる印象のお話かも。
こちらの作品、全編受けのみつ視点で語られているのですが、これは両視点だったらもっと面白かったかも?と思いました。
というのも、攻めの豊加の「みつの初めて」は全部自分の目に焼き付けたいという執着…いや、執念がものすごいのですよね。
そんな豊加に幼い頃から過保護に愛されて育ったみつ。
自分自身で決めたと思っていたことですら、実はすべて豊加の手のひらの上で転がされていたというもの。
少しずつ少しずつ、全身に甘い毒がまわるように長い時間をかけて巧妙に「初めて」を蒐集しながら、みつを慈しみ続けた豊加がすごい。
ただ、不思議な事にここまで執着して囲い込んでいても気持ち悪さはなぜかあまり感じないのです。
なんだかんだで、みつも豊加に対して執着をしているようですし、共依存が強い2人のお話だったのかななんて。
うーん、執着はすごいというのに、ほとんど動こうとしない終始待ちの姿勢の攻めというのにあまり萌え切れなかったな。
いまいち考えていることがわからないというか。
受けのみつ視点で、どう考えても両片思い状態のままずーっと進むからか途中でだれてしまいそうになるのもあって、きっとここに豊加視点があったら内心もっとどろどろとしていて危険なことも考えていただろうし、もっと面白くなったんじゃないかなと。
もだもだする気持ちだとか、余裕がない感じがもうちょっと欲しかった。
出来ればその辺りも読んでみたかったのかも。
せめて告白は攻めからして欲しかったです。
ただ、どちらもある意味長年の一途さと純愛を成就させた形なので、そこは破れ鍋綴じ蓋の良相性カップルといった感じで良かった。
元芸能人の友人・唯人の方に魅力を感じてしまったなあ。
こんなにややこしい2人となんだかんだでずっと友人関係で居るって、唯人の忍耐力もなかなかだと思います。
小学生から(!)男性の良い人が居た彼のお話が気になる。