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ai no sainou
攻めは傲慢で俺様な、火崎先生の作品でよくお見かけするタイプでして。
その俺様っぷりを許せるかどうかで評価は分かれると思います。
私は、ギリ許せました(笑)。
後半のトラブルは「ありがち」な上に、なんともご都合主義な展開なので、ワクワクどきどきしないのですが、受けの八王子が終始可愛くって◯。
助け出されあとに玖珂に抱きつき泣くシーンは、「よしよし」してあげたくなっちゃう。
玖珂はなんだかんだで最初から八王子に惹かれているのがわかるし、しごでき男が受け(だけ)を甘やかす話は大好物なので、こちらの評価で。
あと、脇キャラの佐々木さん…好きだ…
火崎勇先生のノベルスの文庫化ですがノベルスは未読で、陵クミコ先生のイラストに惹かれて購入。
小説ですからあらすじもチェックしました。
しかし、私には合いませんでした。
八王子は勤めていた会社が倒産して無職になったところで、友人の代理で通訳の仕事を紹介されます。
でも契約書はフランス語で、英語しかできない八王子は仕事ができません。
契約書を見たことで情報漏洩防止の為、社長の玖珂がこの仕事用に滞在しているホテルに軟禁されます。
まず仕事の内容があんまり頭に入ってこなかったので、社長である玖珂のやたら偉そうな口調が目に付きました。
ある時、玖珂は性欲処理の為に「仕事で滞在しているホテルの部屋」に女だとややこしいと、デリヘルの男を招くのです。
八王子はその日、与えられた部屋を出ないように言われますが、そこはお約束。出てしまい目撃!
しかも玖珂は八王子が現れても隠しもしません。
そんな男なのに八王子は仕事ができる玖珂と一緒に仕事がしたいし、玖珂のことも好きになってしまう。
(八王子も感じている)玖珂の酷い男成分が強くて、いい所を探す気にもなれません。
この後の八王子の仕事での活躍もご都合主義で、ふーんという感じ。
玖珂は徐々に八王子のことを可愛く思っていたらしいですが、そこもピンと来ない。
両想いになった後の一騒動も不快なものでした。
脇カップルの話のほうが興味深々でした。
でも、あの社長が脇にいたら嫌だなという印象です。