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堅物ジュエリーデザイナー×雇われシッター+ちびっこの、ファミリーラブ!
papa ga sukina kare no koto
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
とってもほのぼの、時々ほろ苦い、そして可愛いお話でした!
ちょっとした因縁がある相手と、1年後に客として再会してしまったなんでも屋の怜衣と、その相手・ジュエリーデザイナーの千尋の恋愛模様です。プラス千尋の実子ルリで、心あたたまる子育てものでもありました(*´ー`*)
まず、キャラクターがとても魅力的です。
ちょっと天然が入っていて人タラシ、仕事に対してはやや変人ぶりを発揮する千尋に、素直で一生懸命、臆病な所がある怜衣。
派手な展開があるわけでは無く、おっとりしたパパにおしゃまで健気な娘、雇われシッターの3人による、読んでいて微笑ましくなる日常がつづられてます。ちょっとしたすれ違いなんかも乗り越えてーといった感じで。
川琴先生の他の作品のレビューでも同じ事を書いてしまったのですが、今回も文章やセリフがキラキラしています。そんな「言葉」の一つ一つにジーンと感動したり、優しい気持ちになれたり。読んでいて癒される素敵な文章がちりばめられています(*´∀`)
サブキャラになる、怜衣の仕事仲間もかなり個性的でした。中でも社長の神薙。かなりアクが強いのですが魅力的。あとがきで彼の裏設定が書かれていて、スピンオフを読みたくて仕方ないです。その予定は無いそうですが(T-T)
エロは少な目ではありますが、とてもロマンティックでキュンとなります。
ところで、前立腺が「胡桃」と書かれているのはすでに川琴作品ではお約束ですが、初めて読まれた方は「胡桃」ですぐに分かるのかな・・・?
と細かい事が気になってみたりしてます。
川琴ゆい華先生、もう数作読ませていただいております。
毎回(途中は雰囲気怪しかったりもするけど)最後には幸せ過密ボックスみたいな大団円にしてくれるな、と言う印象の先生です笑笑
ハピエン厨なのでね、嬉しい限りなのですが笑
自分の彼氏が女の人と浮気してて、1年経ってもショックから抜け出せずいる何でも屋勤務の受け様が、子持ちの攻め様のところにお仕事にいって、だんだんと相思相愛に……という、ハピエンの香りしかしないお話です。
私的にポイント高かったのが攻め様の極度のオタク気質と攻め様の娘ちゃんです。
絶望するほどじゃないけど、攻め様、全然気持ち伝えれてないし狙ってる割には初デートで帰るし、アーティスト系の自由人感がすごくて面白かったです。(エッの時には相性抜群のお熱い時間だったようで何よりですけども笑 閃いて退室とかしなくてよかった笑)
攻め様の娘ちゃんはですね、女児の精神年齢高い感じがよく出ててよかったです。小さい子でもね、女の子はよく見てるし気が回る子居ますからね……。最近見たBLでは無邪気に暴れてる男の子か単純カワイイ男の子が多かったので、聡すぎる女の子の聡すぎる先読み、いいねぇ……って感じでした。
先生もあとがきで触れていますが、受け様の面倒見役、神薙さんがブラックボックスで興味を引くところではありますが、総じて甘々モダモダ系で楽しいお話でした!
甘々サッパリかと思いきや最後のエッシーンがばっちりなのでよかったです!!朝チュンでもいいくらいの清々しさだったのに二人ともお熱いことで何より……!!!
ぼすこ先生の挿絵狙いでget。
カラー口絵は、最後の盛り上がりの一部となるキス前シーン(着衣)。
中の挿絵は最後の2枚(1枚はイタしているシーン)がとっても好き。
この攻めさん、めちゃ格好いいです。絵は。
地雷要素
話の中だけで 攻めの元嫁が出てくるのと、
受けの元カレが浮気するのとがありますが、そんなに手ひどい地雷ではないと思います。
キャラとしては攻め、受け、攻めの娘、受けの勤め先(何でも屋のしゃちょー)
何でも屋の同僚さんたち といったところ。
娘っ子はこまっしゃくれた可愛い子っぽくて、普通。
受けもとっても一般人っぽい。やや ぐるぐる系 な程度。
攻めが、一般庶民の常識的なものが通用しない感じの 宇宙人クラス、不思議ちゃん。
石のお話がとっても素敵で、わー半貴石のジュエリー欲しい。。。と
思わず検索してしまうぐらい。
そこは良くて、攻めの不思議ちゃんぷりも面白いんですが。
最初はパパ頑張らなきゃ と悪戦苦闘しているパパ っぽく思えたんです。
なんだけど 途中から 加工前の石と会話する という異才があることが発覚。
超こだわるタイプのようなんですが、それだったら最初からそれを前面にだして
笑わせていただいた方が嬉しかったな。。。とちょっと思ってしまって。
ちょっと色々設定が勿体なかったような気がした一作でした・・・
うーんごめんなさい。個人的にツボらなかったということで。
よろずやの怜衣(受け)は保育園児のお迎えの仕事で訪れた家で、自分が離婚の原因を作ってしまっ男、千尋(攻め)と再会します。離婚に対しては怜衣に思うところはないとはっきり言われますが、やはり気まずさは拭えません。父子二人暮らしで家事が苦手な千尋を見、ルリにおねだりされてちょっと手伝ううちに、正式な仕事を受けることになります。
千尋のことは再会した時から気になっていたのですが、一緒にいる時間が長くなり素の千尋を知るうちどんどん惹かれていきます。
千尋は半貴石を使ったジュエリーで人気のジュエリーデザイナーです。
以前に雇ったハウスキーパーが盗みを働いたようで人を信用できなくなっていて、誰の助けも借りず二人で暮らしています。
千尋は石にしか興味がない人で、仕事部屋に入るときは儀式があったり、石と話ができたりかなり変わった人です。帰ろうとするのを引き止めたくせに相手を放置してひたすらスマホの写真を覗いていたり、デートに誘っておきながらアイデアが浮かんだからって、さっさと帰ってしまったり平気でするので、千尋を理解できる人か怜衣のように好意を持っている人以外とは付き合いできなさそうです。
ルリはとてもしっかりした子で、父親が仕事が忙しいことがわかっているので、
あまり相手にしてもらわなくてもわがままを言ったりしません。そのルリが怜衣に懐き、怜衣に家に来てほしいとわがままをいいます。
クライマックスで千尋が怜衣のことが好きだと気付いたルリが冒険をするのですが、凄い行動力と強気な態度にはちょっとびっくりさせられました。その可愛らしい容姿とは裏腹なたくましい子でした。
話のほとんどは、お互いとても大事に思っているのに親子のスキンシップがうまくできない二人(主に原因は千尋にある)の間に入って3人で仲良く夕飯を食べたり、ピクニックに行ったりというほのぼの展開で、結婚はしたことがあるのに恋愛はしたことがないという千尋なので、いつ恋愛に発展するのかという感じでした。
最後は今までのとらえどころのない感じから一転してちょっと強引な感じでした。もともと強引な人ではないので、千尋視点でこのあたりの心理描写を読みたいなと思いました。
社長の神薙が背中を押してくれたのは良かったけど、怜衣はこれから仕事はどうするんだろう、専業主夫になるのかな。
千尋の家の事情は詳らかになっていましたが、怜衣の事情については一年前の失恋以外ほとんど語られず、最後の方になって、神薙との出会いや神薙の意味深な過去がさらっとぶっこまれてきて驚きました。
怜衣の生い立ちについても怜衣の姉夫婦の話がちょっと出てきてたから問題ある家庭じゃないと勝手に思ってたけど実は違うのかとか、神薙の得体の知れない感じは過去に何かあったのかとか、怜衣が他の事務員に信用出来ないと言わしめる神薙にいつもあっさり暗示を掛けられるくらい信頼しているのはどういった経緯なのかとか、ちょっと気になりました。
事務所内での会話もちょこちょこありましたが、神薙はどうも好きになれませんでした。あれだけ怜衣が信頼しているのだから悪い人じゃないんだろうとは思うのですが、週2の依頼が毎日になったら他の業者にリベートとって払い下げるとか、その担当者が気に入ったから回数を増やそうとしている依頼主の気持ちを一切無視した対応は誠意を感じないし、端々の態度がどうも信用できないように思いました。
怜衣含めた事務所内についてもう少し読みたかったと思いましたが、無くても話は成り立つし続きを書くわけでもないみたいなので、意味深な情報ぶっこんでこないで綺麗に終わらしてほしかったと思います。私はちょっとした矛盾だったり、裏話とかがすごく気になる質なので気になってしまって。色々想像させたかったのかな。
全体的に起承転結があまりなかったように感じました。ほのぼのとした話は好きなのでそれはそれでよかったのですが、最後に一気に流れて、両想いって感じで終わったので、エピローグ的な余韻が欲しかったです。
面白いタイトルだなぁと思いました。『パパが好きな彼のこと』って、パパが彼を好きという意味にも取れるし、パパのことを好きな彼とも取れますよね。狙って付けたんだったらうまいなぁ。
何でも屋の受けは、保育園のお迎えの仕事を依頼され、女の子をお迎えに行きます。子供を父親に送り届けて仕事終了だと思ったら、その父親はかつて、とある因縁のあった相手で…という内容です。
受けは前述のとおり何でも屋です。所長の命令で、少々の無茶なことでもやらされる下っ端スタッフ。1年前に元カレに浮気されて別れてからはひとり身のゲイ。
攻めはジュエリーデザイナー。4歳の女の子を男手ひとつで育てているバツイチのノンケです。以前ハウスキーパーに盗みを働かれたせいで、そのトラウマで、他人をあまり家に入れたくない人。
仕事で女児を迎えに行った受けは、ことのほか女児に懐かれます。人柄も攻めのお眼鏡にかない、時々家事代行の仕事が入るようになります。
まあ、受けが真面目だというのは分かりますが、その時点で攻めが4歳の女の子を任せてもオールオーケー、とまで思うのが少々納得いきませんでした。攻め宅の女児にもらった子供用の指輪を、攻めのジュエリーデザイナーとしての高名を知って返そうとした、これは真面目! ということらしいですが、人柄って金銭的な真面目さだけでは測れませんよね。性癖だとか、暴力ふるわないとか、そういう懸念をクリアしてようやく「OK」になるのでは、と思います。小さな子供の親としてはちょっと浅慮かな、と思いました。
あと、受けの性格が恋愛脳というか、恋愛のことしか考えてないみたいな印象を受けてしまいました。さらに言えばちょっと口が軽いような…。うっかり口を滑らせてあわわ、というのが複数箇所出てきたりして、受けに対する好感度は個人的にはあまり高くなかったです。
攻めはキャラの立った面白い人でしたが、萌えるキャラってほどではなく、攻めの娘も可愛らしいし子供らしい子供なのですが「ちみっこ萌え!」と思うほどでもなく、ストーリーもハートフル系のエピソードが多くて片恋の切なさやきゅんは少なかった。萌えよりはほのぼの感を楽しむ作品だったな、と思います。
父子のふれあいと何でも屋青年の家族愛情物語ですね。
父千尋と娘ルリの親子関係を何でも屋の怜衣が取り持ち力を添えながら成長していく感じでしょうか。
ひたすら千尋が父親として娘と向き合う部分が出てきます。
そしてジュエリーデザイナーとして、職人としての描写と石オタクや石のうんちくがこれまたたっぷり。
出会いの複雑さや千尋の超然とした物腰からか怜衣は千尋をどんどん意識して。そして親として悩む千尋や親子関係をなんとか上手くしてあげたいところから、不器用ででも頑張ってる父親の姿や親子に怜衣はもう千尋を完全に好きになって。
何でも屋で家事代行というのも後に葛藤を生みますが、まさか千尋が怜衣を身請けするとは!
無意識無自覚かと思ってた千尋の態度が実は怜衣への好意のアピールだったとは!
確かに怜衣の心配をしたり何でも屋の社長に怒ったりしてたけど。
でも唯一娘以外でジュエリーを作ってあげたい相手が怜衣だという。
最後は甘々たっぷり愛情をしっかり感じるエッチでした。男同士のエッチは愛しかないというセリフが刺さりました。
あと過去もルリも全て受け入れたいって。ジーンときました。
正直親子と仕事の話が長くて萌えはそこまでは…。
最後の想いを確かめあってからとエッチが素晴らしかったです。
ほのぼのとしていて好きな雰囲気のお話でした。
子育てものではあるのですが、家族もの、ファミリーものといった印象。
作品全体に流れる空気が優しいです。
高遠親子+怜衣のやり取りが微笑ましいんですよね。
私は楽しめましたが、子供が登場するBL作品をどう感じるかによって評価が分かれそう。
やはり導入部分のインパクトが強く、千尋と怜衣の出逢いがちょっと複雑なものだっただけに、再会してからの大人同士の気まずさはなんとも言えないもので。
仕事の依頼主である千尋の4歳の娘・ルリに、怜衣が妙に気に入られ、何度か交流をする内にシッターを頼まれる事になり…と、子連れものではよく見る設定です。
目新しさはそこまでないのですけれど、子供が登場する他作品を読んだ時とはなんだか感覚が異なるのが不思議。
千尋に完璧なパパっぽさがなく、あえてダメさが目立っていたからなのか、ルリちゃんが子供過ぎず大人過ぎないちょうど良い子供っぽさだったからなのか、怜衣に子育てものによくある「スーパーママっぽさ」がなかったからなのか、大人2人がルリちゃんをそこまで子供扱いをしていなかったからなのか。
もしかしたら、そのすべての要素が合わさって読みやすく感じられたのかも?
高遠親子がすっごく可愛らしかった!
パパは娘が大好きだし、娘もパパの事が大好きなのに、2人ともコミュニケーション不足で距離感が上手く掴めていないんです。
そこに怜衣が加わる事によって、親子なのにちょっと遠慮がちだったギクシャク感が少しずつなくなっていくんですね。
外からだからこそ客観的に見える部分もあるよね。
「ルリさん」「千尋さん」と呼ばれて「はい!」と父娘2人で手を挙げるシーンが夢みたいに可愛い。
ルリちゃんの将来の夢がパパじゃなくてもグッときちゃう…
千尋が怜衣に対して無自覚天然人タラシだったり、生活能力があまりなく、不器用すぎて上手くいかないパパっぷりを見せたかと思えば、妙な色気があったり、芸術分野の人間らしい一風変わった一面を持っていたりと、かなり独特で掴みどころのない人なのが面白かったです。
怜衣の事を好きになったタイミングとアプローチが、今読み返しても宇宙人すぎて分からなくて笑ってしまった。
ちょっと可愛らしさを感じる攻めでした。
千尋が不思議な人な分、怜衣がごく普通の若者だったのが良かったですね。
真面目で素直な怜衣が、ノンケの千尋の天然タラシ発言にドキドキがつのり、ぶんぶん感情が振り回されている様子が可愛くも愉快でした。
千尋のお仕事がジュエリーデザイナーという事もあって、お仕事描写や半貴石についてのお話も面白かったです。
自らの手で削って、その石が持つ魅力を引き出してあげたいだなんて素敵じゃないですか?
石との儀式はなんだかすごかったですけれど。
千尋が怜衣に贈ったラブラドライトは、意識の変革や自由を象徴する石だそうです。
宝石言葉は「思慕」「思いつのる」…千尋さん、なかなかやりますね。
それから、千尋の手によって美しい装いになった半貴石の色の表現が好きでした。
ストロベリーキャンディ、春の新緑、ブランデー、甘いミルクティー。
うーん、どれも思わず想像しちゃう。
と、父娘と怜衣の日常生活と千尋のお仕事シーンは好きだったのですが、肝心の恋愛面が惜しい。
怜衣の脳内では好きの気持ちがあふれているものの、千尋の気持ちがよく分からないまま終盤あたりで突然グイッとくっ付いてびっくり。
怜衣に便利屋を辞めさせ、専業主夫のようになる展開もどうなんでしょう…
千尋の会社に入れるなり、きちんと怜衣にお仕事を与えてあげてほしい。
この辺りはもう少し丁寧に描いてほしかったかも。
あとは、社長に暗示をかけられるエピソードはちょっと余計だったかなあ。
社長のキャラクターは良かったのにな。
社長のスピンオフの予定はないそうですが、あとがきを読むと読みたくなってしまう。
恋愛ものとしてというよりは、どちらかというとほのぼのとしたファミリーものとして楽しく読めました。
宇宙人的思考の千尋視点も読んでみたかったです。