蜜恋エゴイスティック

mitsukoi egoistic

蜜恋エゴイスティック
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神32
  • 萌×234
  • 萌12
  • 中立5
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
14
得点
337
評価数
87
平均
4 / 5
神率
36.8%
著者
間之あまの 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
高星麻子 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
片恋ロマンティック
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784344839991

あらすじ

元モデルの希理は、年下の恋人・翔吾に自分からは決して「好き」と言わない。それには、誰にも言えない秘密の理由があって…。

表題作蜜恋エゴイスティック

工学部修士課程の院生で現役のモデル25
元モデルのグラフィクデザイナー27

レビュー投稿数14

ヤンデレ歳下攻はすごかった

今はまってる間之せんせいの新作!甘々だったー♡
あ、シリーズ4作目と読んだ後に気付きました。2、3作目は未読なので楽しみです。

わんこで策士でヤンデレな翔吾と、健気である秘密に悩む自称遊び人希理。自称というのは、その秘密の為についた嘘なんですけど、ぜんぜん嘘をつき切れてないピュアさが可愛かった。

ヤンデレ翔吾くん。希理さんの身体を自分好みに開発していって自分なしじゃいられない身体にしちゃってます。そして、S気質で、希理さんもMなのかそれに喜んじゃってる部分もあるので破れ鍋に綴じ蓋カップルでした。


H面では色々虐められて大変そうでしたが、私生活では翔吾くんに甘やかされまくりな希理さん。相思相愛なのに、ある秘密の為に色々理由をつけて別れようとしますが、隙だらけの嘘は翔吾に見破られてしまい…。


読んでいる中で、何度も「希理さん逃げて!」といいたくなるヤンデレ具合笑
最終的には甘々でしたし、2人が良ければいい。Sさとヤンデレ具合がすごく好きでした。希理さんの可愛さと健気さも含めて「神」です。

8

わんこどころか腹黒い狼

〇恋~作品もついに4冊目。
今回は『君恋ファンタスティック』に登場した”フォトスタジオK”でグラフィックを担当している元モデルの希理と、彼に高校生の頃から懐いている2歳年下の翔吾のどうにも縁が切れなくなったカップルだ。
今まではそれぞれ単独のみで読んでも大丈夫だったけれど、この話に関しては『君恋ファンタスティック』を先に読んでおいたほうがより一層楽しめると思う。
希理の事を心配して面倒を見てくれる”スタジオK”の主・遼成氏は相変わらず天性のタラシ健在だ。
1冊目『片恋ロマンティック』の、オネエ言葉で話すモデル事務所のマネージャー・猪俣さんもチラっと登場していて嬉しい限り。
おまけに、希理と翔吾が幼少の頃に初めて出逢ったシーンが可愛すぎて堪らない!!

でもこの話、甘々で良かった~(*´ω`*)って一言では済まされない要素が幾つか隠されていて驚いた。
実は希理と翔吾は異母兄弟?なのに、義弟に抱かれているっていう背徳感(真実はぼかされているが)と、ストーカー一歩手前の翔吾の独占欲ってのが糖度の高いオブラードに包まれているのだ。
翔吾のどこがわんこなんだ、腹黒くて獰猛な狼じゃぁないか(笑)

セフレって建前を持ち出した希理が本当は翔吾一筋だってのを見抜いている当人にとってはどれだけ濃密に愛しても足りないようで、ベッドシーンの描写はページ数が割かれていてシリーズ中ダントツにエロい。
おまけに道具まで出てきて希理は翔吾に責め抜かれてぐったりしているし…
希理が翔吾の為を思ってどうにか別れ話を持ち込もうにも、理詰めで反論しつくして聞く耳を持たないなんて、普通なら怖すぎるのだけど、希理自身がそんな翔吾の全てを受け入れて幸せならばそれで良しなのかな。
(でもGPS付きピアスだけは要らない、これだけはドン引き)

…嗚呼、このシリーズの甘さが癖になってしまって恨めしい、もはや中毒レベルなのか(笑)
ちなみに後書きではこの4作では終わらない、との一文が嬉しすぎる。
期待していいんですよね?
このシリーズの続きがよめるならば気長に待てます!!待ちますとも!!

2

甘いのに容赦ない攻めが良い…!

作家様買いです。


希理の過去の話が辛くて切なくて、胸が痛くなりました。
小さい体でこんなにも色んなことを考えていた希理。

大人になっても誰にも言えない秘密のせいで
翔吾に「好き」って言えなくて、その時の希理視点の感情もすごく辛かったです。
最終的に秘密の件も解決するんですけど
その時に改めて翔吾の希理に対する執着心を知ることになり
執着ワンコってすごい!って思いました。

読み人によっては翔吾は怖い分類に入るのかもしれませんが
溺愛執着攻めが好きな私からしたら、まさに理想の攻めでした。
絶対に自分以外を選ばせない。有無言わせない感じのところもドストライクでした。

そしてなんといってもエッチが濃い!!
まだ間之先生の作品を全て読んだわけじゃないけど
今まで私が読んだ間之先生の作品の中で一番濃厚でした。
手錠が出てきた時点でわくわくが止まらなかったのですが
その後もすごかったです…!!(*´▽`*)
甘いのに容赦ない翔吾が最高でした。


こちらをシリーズ作品と知らずに読んだのですが
この作品のみでも十分楽しむことが出来ました。
すごく良かったので他のシリーズも読もうと思います♪

1

わんこの皮をかぶったヤンデレ策士 × ぐるぐるする元モデルの美人受

「片恋」「初恋」「君恋」に続くシリーズ4作目となる今作。「片恋」「君恋」のカップルもちょっとだけでてきます。
「君恋」の攻め様、遼成はがっつりお助け役ででてきます。
私は「片恋」は読んでないのですが、この本のみでも大丈夫にです。

元モデルで現在フォトスタジオでグラフィックデザイナーをしてをしている希理(受け)は大学院生の翔吾(攻め)と実質恋人、表向きセフレの関係を10年続けています。
これはジャンルにも書いてあるのでいいと思うのでネタバレですが、実は翔吾の両親は再婚同志で父親の健吾は希理の父親でもあるのです。そのあたりのいろいろなこともあって、こんな関係はまずいと思っていて、いつでも別れられるよう敢えて好きだと言わないでセフレという関係にしていたのですが、大学院卒業を機に希理は本気で翔吾の手を離そうと思っています。
翔吾を傷つけないで別れたいと思っている希理は本当のことは言わないでうまく別れようと画策します。が、理路整然と理詰めで話をする翔吾には、本心は別れたくないと思っているため隙だらけの希理の話の矛盾をうまくつき別れることができません。スタジオ代者の遼成にも手伝ってもらってなんとか別れるよう持っていこうとするのですが・・・。

希理は母親の綾がモデルだったのもあり幼いころからモデルとして仕事をしていました。幼稚園のころ両親が離婚し、綾は仕事にかまけほとんど家に帰ってこなくなり、中学のころに再婚して海外移住し念願の女の子をもうけてからはその子だけを可愛がり、時々自己満足のため連絡するだけの存在となりました。
女の子が欲しかったというのを聞いているため自分は要らない子なのかもと思っていて、愛情に飢えていて自分の居場所を欲しています。自分の一番欲しかった最大限の好意と居場所をくれる翔吾が大好きです。

結局、秘密を翔吾に知られて軽蔑されたり嫌われたくない、という想いが大きすぎて翔吾がどうしたいかということを考えられなかったための騒動です。

私的に一番気になったのは、翔吾の両親です。
確かに希理が寂しがりになってしまった直接の原因は綾です。
が、そもそも綾と健吾が離婚する原因になったのは健吾です。仲良し3人組という学生時代の友人2人が夫婦となり、その夫が亡くなって残された妻が傷心で心配だからと言って、未亡人となった女性のもとへ妻帯者が何度も足繁く通うの常識的にだめだと思うのです。希理の母親は性格的に行かないでほしいとちゃんと言葉にしているはずなのに行くというのは、自分の家族より大切だと言っているのと同じです。
友人をそのまま放置していいとは思っていませんが少なくとも二人きりで会うという状況を作るべきではなかったと思います。

今回、私的に男を上げたのと思ったのは前作攻め様の遼成です。
希理に協力を打診されたときも、前作受け様の景が最優先だからと断言し、不穏な気配になったら秘密も話す、景が嫌だと言ったら絶対受けない、と希理に同情はしても景が大事だという態度はぶれません。これが正解だと思います。

何度言っても信用してもらえなかったと離婚は綾だけが非難されているように見えますが、本当に非難されないといけないのは健吾とそれを受け入れた健吾の母の美奈子だと思います。綾が愛されている自信がないというのがわかっていたのならなおさらです。
実際翔吾だって精神的に不安定な状態で何かあってもおかしくないと言っていますし。
「妊娠してつわりが酷いと知って当然のように頻繁に様子を見に行った」とあって、なんで当然?。離婚したくなかったとしたら、優先順位を間違えてるとしか思えません。

ストーリーの主軸は、執着攻めが逃げようとする受けを逃げられなくする話で少々ヤンデレ気味だけど二人だけの閉じた世界でもなくとても好きな展開の話だったので、希理の両親が離婚理由がもっと別のものだったら手放しで評価できたと思うと残念です。

それにしても、母親が一人になったら寂しいだろうと父親と行かなかったのに、その母親に放っておかれ、何時でも来ていいと言ってくれたお父さんに会いに行き、でもそこにも自分の居場所がないことに気付く幼い希理が可哀想で読むのが辛かったです。それなのに、そんな父親家族を羨むこともなく、逆に自分のことが彼らに知れたら幸せな家族が壊れるかもしれないと気遣う希理が健気で泣けてきます。
結局、根本の問題はなにも解決しなかったんですが、どんなことがあっても希理だけを求める翔吾の執着に助けられる形になりました。ふつうならちょっと怖いくらいの愛情です(GPSとか)が、自分の居場所がなくて迷子になっていた希理にはこれくらい縛ってもらった方が良いのでしょう。本当に破れ鍋に綴じ蓋です。

後、このシリーズで私が読んだ中では一番絡みが濃いです。私としてはウェルカムでしたが、最後はちょっとだけ道具なんかも使うので苦手な方はご注意を。


7

希理くんがとにかく美しい

間之あまの先生のルチル文庫での別シリーズは
すべて読んでいるんですが、
こちらの「恋」シリーズ(と呼んでいいのでしょうか)は
まだ手付かずでした。
本当は刊行順に読むつもりだったんですが、
本作の希理くんがあまりにも美しいのと、
相思相愛なのにある秘密によりセフレという
設定が気になり、こちらから先に読みました。
本作だけでも全く問題なく楽しめました。

とにかく愛の溢れるカップルでした。
間之先生の攻めって世話好きで、
受けをとことん甘やかすキャラが多い
気がするんですが、翔吾も例に漏れず
希理くんを甲斐甲斐しくお世話しています。

希理くんは、翔吾に好きと伝えず
遊び人のふりをしているので
表面的にはツンを装ってますが
身も心も翔吾一筋の乙女でかわいいです。
毎日服をコーディネートするとき、
翔吾にプレゼントしてもらったものを必ず
ひとつ取り入れるようにしているとか
健気すぎる。

また、翔吾がただのわんこではなく、
わんこ風と紹介されていて、
本性はわんこの皮を被ったヤンデレなんです。
作品の雰囲気が甘々なせいか
読んでいるときは気にならなかったんですが
よくよく考えると末期です(笑)
手錠をはめてのプレイや、尿道プラグ等々、
ベッドシーンは希理くんが大変そうで、
思わず「がんばれ」と応援したくなりました。
希理くんの体のみならず、骨まで人には
見せたくないといった発言や
極めつけはGPS付きのピアス。
でも希理くんは嫌がるどころか喜んで安心しているので、
愛ってすごいなと感心してしまいました(笑)

ふたりの最大の障害であった秘密
=異母兄弟疑惑ですが、
結局はっきりしないまま、
「調べない」という結論で終わったのが残念です。
もし本当に翔吾が、希理くんの父親の子どもなら、
希理くんの父親は離婚前に妻を裏切っていたことになるので、
それだけは嫌でした。
なので、希理くんの父と翔吾の母、ふたりの口から
その疑惑を解く説明をするシーンが欲しかったです。
希理くんの母親ばかり悪者のように描かれていましたが、
夫が別の女性との間に子どもを設けていたら
ヒステリックになるのも無理はないと思います。
なにより、幼かった希理くんがかわいそうすぎる。
ちょっともやもやが残ったので
神ではなく、萌×2にしました。

5

理系の執着攻め、恐るべし

面白かった。
片恋と君恋はまあまあだったわけですが、初恋と蜜恋の設定は好みでした!
間之さんの作品の中でも、『旦那様は恋人を拾う』みたいに用意周到で、有無を言わさず追い詰める執着攻めって、ゾッとするけど嫌いじゃないです。寧ろ大好物です。
相手がお人好しでピュアだというのにつけ込んで、逃げ道を塞いで行く桐一郎(旦那様〜の攻め)や翔吾の腹黒さはもはや、天晴れだと思う。

好きな相手を手に入れる自信があるとはいえ、いつでも余裕綽々ってわけじゃないから、遼成には嫉妬していたのが人間らしくて良かったです。
他の作品と比べてHも濃厚で、希理の身体が心配になってきます。

二人の関係は神寄りだったのですが、ただひとつ萎えた点が、二人の両親の昼ドラ展開。メインのカップルが昼ドラならいいけど、両親のことはあそこまで生々しく描かなくても良かったんじゃないかと。兄弟かもしれないなら、そこはさらっと流すくらいで。お互い結局のところ兄弟だろうが、兄弟でなかろうがもう離れないだろうし。

全体的には好みだったので、次の甘味も期待しています。

1

エロ度:標準的←!?

中身より先にちるちるさんの作品情報に慄き…w
エロ度:標準的←!?
え、これ標準的なんですか!?自分的にエロエロだと思ったんですけど。
評価の基準てなんなんでしょうね、ページ数の割合とかなんでしょうか。それなら標準的というのも分からなくはないですが、内容はかなり濃ゆいと思うんです(汗)評価された姐さま、どなかた分かりませんが猛者すぎませんか…!!

最初ちょっと登場人物が好きになれないかもしれない、その次にもしかして世界観がハーレクインみたいにキラキラし過ぎてる?(実際読んだことは無いけれど)と警戒しましたが、読み進めると大丈夫でした。オチは読めるような、読めないような、読めていたような、読めていなかったような、でもどちらでもいいか。という感じのアマアマエンドです(間之あまのさんって段階で言わずもがなかもしれませんね)。
ちょっと後半のタネあかしが、攻しゃべりすぎ、ここまで書かなくてもいいんじゃない?全部あかしすぎじゃない?て、最終的には笑むレベルでした。もうちょっと秘密残ってても良い気がしましたよ。

しかしS攻は好物なので堪能させて頂きました。面白かったです。

1

黒糖のような甘さ

読後の感想は、「黒糖のような甘い作品」でした。とにかく甘い&エロいです。

内容は、両想いなんだけど、別れてみようと頑張る希理(受)の計画を、それは想定内だと口やカラダで丸め込んで潰していく翔吾(攻)の話です。

エロシーンが強くて、最初から最後まで、翔吾が希理を抱いている印象でした。
翔吾のヤンデレぶりにラストは引きそうになりましたが、表紙イラストの鎖骨ちらりが色っぽかったですし、希理が幸せそうなのでまぁ良しかなという結論に落ち着きました。

最初から最後まで丸ごと1冊イケメン執着攻めに愛される話がお好きな方にはお勧めだと思います。
翔吾に愛されていることを分かっていながらの希理の行動に、ちょっとどうかなぁと感じもしましたが、総合的には悪あがきする希理が可愛らしかったですし、血縁者なのか含みをもたせた辺りも良いなぁと思いました。

1

理論派 年下執着犬×美人ぐるぐる受け のお話

間之先生の書き下ろし。
1作目(片恋)書かれた時から 4連作にする予定だったそうで
1作目に希理くんは織り込み済とのこと。
そして、先生は4作終了~♪と思っていたそうですが、担当編集さんが
「終わりなんて言ってない」とのことで、まだ続くそうです♡

今回、sprinceではなく、前作「君恋」の受け攻めがいるカメラスタジオが
グラフィックデザイナーである受けさんの勤務先。
興味深いお仕事なんですが、お仕事話は、そんなに多くないです。ちと残念。
316ページのちょっと厚めな本(まるっと本編)で、
前3作よりエッチシーンが長い?濃い?気がします。
攻めさんが言葉責め な印象があるからかな。。。
私があんまり好きな攻め方じゃないからかもしれませんが
やれやれやっと終わったぞーという印象(笑)

登場人物は
受けさん:父母が幼少期に離婚。母親は現在再婚し、海外居住中。
     子供のころ~高校卒業までモデル。
     幼少期から母親も働いていて家政婦に育ててもらった同然。
     温かい家庭に憧れがある模様。割と分かりやすいタイプ。
攻めさん:高校時代に受けさんに出会い、めっちゃ懐く。そこから一途。
あと、君恋の攻めさん(人たらし男)が一部ご活躍。
片恋のカプも高校時代、受けさんの同級生として登場。

義兄弟ネタあります。またちょっとだけ道具使うシーンもあります。
道具使いプレイいっぱい!ではないですが、ぴっとでも嫌 という方はご注意ください。

******以下 よりネタバレ

半同棲状態にある元モデル美人受けが、「年下攻めが大学院卒業するまでに
別れないと!」と、ぐるぐる、じたじたしている間に
ぷち切れた「執着しまくり攻め」に関係を固められてしまうお話と感じました。

年下わんこは大好きなのですが、この攻めは、
回りを周到に固めてから受けを陥落させていて、お利口な印象。
どちらかというと「あほなわんこ」の方が好きなので、萌。

攻めの執着度合が、4作内で、一番濃いように感じます。
理論で攻めてくるので「そんなに追い込まなくってもいいじゃん」と
感じちゃいました。どっちかというと受けさんに入れ込んじゃったです。

受けさんはめっちゃ攻めさんが好きで、いつかこの関係をやめる!
と決めていたのに、関係をやめられず ぐるぐる。
前作攻めさんも巻き込んで頑張りますが、結局お利口攻めさんに
丸め込まれてハピエンです(笑)
あんまりにも攻めさんが上手く丸め込んでしまうので
一回ぐらい海外修行 とかって脱出してしまえ と感じてしまいました。
受けさんは攻めさんにすごく依存しまくってるので、まあ幸せなんでしょうけどね。

最後に大好きな挿絵話!
時々硬いなあと個人的に感じる高星先生の絵ですが、今回は中の挿絵含め
とってもキレイ!受けさんの髪がふんわりしているので優しく見えるのかも。
表紙は女性チックに見える受けさんですが、中はそんなに女性っぽくないです。

4作全てテイストを変えて とのことなのですが、
次回作はどんなテイストになるのでしょうか。楽しみにしています、先生。

4

すっきりしないヤンデレわんこ

ヤンデレわんこ攻めにロックオンされた、天然エロ美人年上受け、というお話です。
『〇恋 ×××ティック』というタイトルのついたシリーズの1冊ですが、世界観が共通で時々前作キャラが出てくる程度なのでこちらだけで問題なく読めます。

攻めのことが昔から大好きで、攻めからも好きだと言われ、高校時代から付き合っているのに、ある理由から自分も好きだと言えない受け。受けの視点のお話で、最初はその理由は明かされていないのですが、早々に判明してからはその秘密にぐるぐる悩む受けの心理描写が主体になります。
その気持ちは一応理解できるし、そのせいで「恋人にはならない、ただのセフレ」と言い張る受けの気持ちもわかるのですが、この悩み期間がひたすら長く、うだうだグジグジしているので、あまりの後ろ向きさに多少うんざりしてしまいました。
くっつく際はくっつく際で、受けに逃げられそうになって、小理屈並べて問題を回避しようとする攻めの小賢しさに萌えられず…。

あと、腹黒攻めにありがちな、ラストの「実はこうでした」の謎解きもかなり萌えないものでした。これほどまでに隠し事だらけだったんだ、と思ってしまって、それまでのヤンデレわんこに萌えていた自分までもが裏切られたような気分でした。これ、受けは許してたけど、受けが攻めに隠していたことよりよっぽど重大な隠し事だと思うけど…。
何でもかんでも謎解きしないでいいのにな、と思ってしまいました。腹黒で計算高いはずの攻めが、ペラペラと舞台裏を語り尽くす姿に違和感を感じます。攻めの暗躍というか、大げさに言えば受けに対する裏切り行為的な隠し事や演技は、受けに知らせず読者にだけわかるように提示した方が良かった。
しかも、客観的に見たら攻めの隠し事のほうがひどいのに、ラストのエッチが受けに対するお仕置き的な体裁なのにも納得いかなかった。そういう意味ではお道具や拘束プレイすら個人的にはマイナス要素でした。

間之あまのさんなのであまあまを求めて読んで、確かにあまあまはあまあまだったのに、あれれ…? と思ってしまった。甘くないからダメ、というわけではないし、ハズレというわけでもないのですが、ややモヤっとしてしまう読後感でした。

4

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