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kawareta otoko
野原先生はそら旦シリーズしか読んだことなかったんです、私。
だから、正直、あんな感じ(ほわっとやわらか)なんだろうな~と思っていたら!!
良い意味でめちゃくちゃ裏切られました✨
自分の性癖ど真ん中!!
縛り、筆プレイ、受けは未使用!
エロの方向性も分量も良きでした◎◎◎
親父がクソだからどうなることかと思ったけど、変に傷つけられなくてヨカッタ(ハード目は苦手なので)。
そしていつも我慢できず挿絵を先に見てしまうのですが、小山田あみ先生の描かれる男子たちのしなやかさと美しさよ……‼️‼️
良い本に出会えました♡
ヤクザの主催するオークション、買われた先は浮世離れした書道家親子、用意されたのは蔵、そして春画を描くために縛られ…なので淫美な世界まっしぐら〜の調教しまくりっ!!なお話かと思いきや、買われた受けが前向きなたくましいキャラで買われた先の息子(攻め)と心通わせて現状を打破していくという読後感の悪くないお話で、さらりと読んで楽しむには良かったです。
ただしところどころ中途半端なところが気になるというか……
人身売買の仲介をしているヤクザの溝口がゲスい鬼畜かと思いきや、後半、そこまで悪い男ではない……と立ち位置が変わっていったところも、え??そうなの??といまいち付いていけなかったし、何よりも諸悪の根源である父親の扱いが中途半端でスカッとしなかったです。
もっと鉄槌を下してやれば良かったのに……と。
あと一週間で20万はとても安いと思いました。
300万円の壺を割られそうになり、300万がなんじゃい!割ってみぃ!!みたいな輩ではなくオロオロしてるところは小物感が出てて良かったと思います。
それと買われた側である受けに悲壮感がなく、衣食住揃ってる監禁先に居心地の良さを感じてるあたりが過去の境遇の不憫さを物語っていたし、次第に攻めと仲良くお料理したり買い物したりと和やかに心通わせていくところがとてもかわいくて、もっとここを読んでいたかったなぁと思ったほどです。
表紙とあらすじから想像していたお話しとは違っていたので、続きが気になり読み進めてしまう作品でした。
裏社会でオークションにかけられて出品されるお話しなので、登場人物も悪い奴が多いです。
その中で、悪くない登場人物が受けの孝祐と攻めの宗司。
孝裕は見た目は綺麗ですが、強気でヤンチャだけどお人好しでさっぱりした気持ちよい性格。
宗司は俺様だけど寡黙なイケメンで優しい芸術家。父親の性格に長年苦しんでます。
宗司の描く春画のモデルにとオークションで買われてやってくるのが孝裕です。
お金持ちのお家ですが、道楽者で調子のいいゲスい父親に食いつぶされ中身は火の車。それを父親の言われるまま働いて支えているのが、才能あふれる攻め宗司。
始めはお互いにこころよく思ってないのが、孝裕の男前な性格や宗司の優しい性格などで、モデルをするうちにお互いが惹かれあい、孝裕が甲斐甲斐しく食事の世話などやき新婚生活の様になります。
ただし、買い取られた期間が一週間なので、展開が早いなといった感じがしました。せめて数ヶ月とかなら展開に無理がないような気がしました。
2人だけなら幸せな展開に、父親やヤグザの兄弟が絡んできて邪魔をします。
特に自分の事しか考えない父親は厄介で、関わると暗いモヤモヤした気持ちにさせられます。
あんな父親の世界から引き離してやらないと、精神的に宗司は病みそう。孝裕と会う前まで人生を諦めていたし。
その世界から離してくれる存在が孝裕です。孝裕の世界は明るくて裏がなく才能あふれる宗司をこれから良い世界に導いてくれそうです。
宗司が自立してくれて良かった。大変そうだけど2人なら乗り越えていけそうです。
小山田あみ先生のイラストが綺麗でお話しにあっていて好きでした。
確かに!
確かに先のレビュアーさま達がおっしゃっているように、
タイトルと表紙を見て、こんな感じの話か?!と、
むくむくと想像を膨らませ読んでいると、
色々と、想像とは少し違う展開に。
んー……?と思いつつ読み進めていくと、
やっぱりそのままするりと終わってしまい。
な、なるほどね?!
と、納得したようなしないような感じではあったのですが、
不思議と読後感は悪くない。
確かに一週間だけの拘束とか、二十万とか、
おいおいこの後どうすんだ?の問題がふわふわと解決してしまったりとか、
ストーリー的には消化不良の感じは否めないのですが、
本を閉じた後に、それでもなんだか面白かったと思ってしまい。
どうしてかなぁと考えてみると、
私は孝祐のキャラクターがえらく気に入ってしまっていたのですv
ちょっとおバカで情が深くて、気が強くて跳ねっ返り。
それでいて、エロい。
確かに本編の中では、あまり愛ある絡みがなかったので
最後くらいしかそういう萌は感じなかったのですけれど、
その後のSSの孝祐が、えらくエロかった……(汗)
宗司の方も、最初の印象から後半に進むにつれて、
どんどんそのイメージが変わっていって、
最後の短編ではすっかり可愛い奴に!
総じて、孝祐と宗司の可愛い奴らめ!vという
キャラクターの魅力で読み通せてしまったと。
私的にはそんな感じです。
野原さんは初読みだったのですが、
他の本も読んでみようかなと触手が動いたのと、
短編が気に入ったので、評価はちょっと萌×1寄りの「萌×2」で!
表紙の印象→買った受を監禁して好きにする、攻に情が移って好きになる、ありがちな内容だと思ってました。 そういうのも好きなんで購入したんですが、そんな単純な話じゃなかった。
11歳差だけど、読むほどに精神年齢が逆転していくような印象。
それがなぜかと言うと父親のせいなんですが…。
DV男も嫌だけど、こういう得体の知れない怖さを持つ賢い男も嫌。
しかも子供っぽさも残るというキミ悪さ。
こんな父親に囲われてある意味洗脳のような生活を強いられてきた攻を思うと辛い。親父の直接的には見えない怖さや不気味さが上手く描かれていて、攻受間の進展と合わせてとても面白く一気に読んだ。いいヤツの受けに救われた攻が幸せになって良かった。
30過ぎから自立するのは大変だと思うけど、お互いになくてはならない存在になった2人には頑張ってほしい!
和装・裸の男の緊縛・お金という、何度も怪しげな耽美な雰囲気漂う表紙の今作。
しかしながら、読んでみると「あ…れ…?」と妙に拍子抜けしちゃいました。
受けの孝祐は先輩に騙されオークションにかけられ落札される訳なんですが、後々分かるその金額が20万。
1週間という短期間とはいえ、そんなもん…?と。
約束の1週間経ったらまたオークションされるのか?どうなん?と、疑問でした。
で、攻めの宗司と庸一との関係。
宗司はある意味洗脳されていたのが孝祐がキッカケに打破していくんだけど、なんだかなぁ…と。
最初、宗司は買われてきた男なのか、また庸一に身体を差し出してるのか…とドキドキしてたんです。
あの理由だけで宗司を支配する庸一の懐柔力が凄すぎ( ̄◇ ̄;)
そんな中、孝祐のキャラは良かったです。
頑張り屋なイケメンなのにまっさらな身体。
性格も真っ直ぐで、庸一・宗司・溝口とある意味変な人物の中、好感度高かったです。
中立…とまではいかないのですが、はまりきれなかったので『萌』評価で。
電子書籍で読了。美麗な挿絵あり。
初っ端から、信頼していた先輩に騙されてオークションにかけられる主人公って、私が野原さんのお話に抱いていたイメージとちょっと違う……。おまけに先輩がやらかした不始末の損害賠償分としての人身売買なのに落札価格が『一週間で20万円』というのもちょっと微妙。筋が通っていない話だからと主人公が大暴れしたら(決死の覚悟だったのは見上げたものなのだけれども)制裁が緩くなっちゃうのも「ヤクザ、温すぎないか?」と思ったりして、やや乗りきれないままスタート。
良かったのは主人公三島くんの性格です。状況が最悪でも物怖じしない。おかしな話には後先考えずに反発する。まあ、無鉄砲の考えなしなんだけれど、真っ直ぐで正直。こんな三島くんに接しているうちに、桐谷が自分に嵌められていた枷を断ち切ろうと決断するまでの心の動きには説得力がありました。また、絵描きの桐谷が「(三島くんを)描きたいけど、人に見せたくない」と思うのは「デヘヘ」と照れ笑いするくらい萌えました(笑)。
絵描きさんの話は好きで、前述の部分以外にも、所々私の萌えツボを激しく揺さぶる部分があるのです。全体のトーンがもうちょっと単純だったら凄く好きなお話になったんじゃないかと思います。
野原さんの前作『そらのだいじな旦那さま』がとってもツボだったことと、小山田さんの麗しい表紙に釣られ購入。
内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。
主人公はフリーターの孝祐。彼視点で話は進みます。
信頼していた先輩に裏切られ、オークションにかけられてしまう事に。
裸にさせられ、ビデオの前で自慰行為を強制させられ、そして彼を買ったのは社交的で温和な父・庸一と寡黙で無表情の息子・宗司の桐谷親子。著名な書道家でありながら、春画の画家でもある宗司の絵のモデルとして彼らの屋敷に連れてこられた孝祐は…。
というお話。
春画のモデルと言いつつも、ヤクザから守られ、親子二人に愛でられ、愛され、身体を拓かれていく孝祐。
というストーリーを思い描いていたのですが、予想を大きく裏切るストーリーでした。
父・庸一が働かなくても裕福な生活をおくることができる理由。
宗司が寡黙で感情を表に出さない理由。
孝祐をオークションにかけたヤクザの溝口と桐谷親子の関係。
といった謎を軸にストーリーは展開していきます。
初っ端から孝祐がオークションにかけられるシーンから始まっていて、彼を高く売るために性的に嬲られるシーンが。
また春画のモデルという事で、裸にさせられたり緊縛されたり、孝祐のエロティックな表情を出すために嬲られたりするシーンは多く、どちらかというとエロエロなシーンは多いのですが、そのどれもが孝祐を嬲る、という目的のためなのでエロいというよりはちょっと痛い感じ。
孝祐は先輩を助けるために自らオークションにかかることを決めますが、決して健気さんでもないし、可憐なタイプでもない。言いたいことははっきり言うし、気の強いタイプの青年なので痛いことをされっぱなしのわけではないのでさほど悲壮感はありません。溝口に襲われるシーンもありますが、ピンチの時はもれなく宗司が助けに来てくれることもあって、モブ姦が地雷な方でも大丈夫かな、と。
搾取されるばかりだった宗司が、孝祐と出会い、自らを取り戻していく様はすんごいカッコいいのです。
カッコいいのですが。
表の顔である書道協会からの迫害。
裏社会の溝口達からの追跡。
何の後ろ盾も持たない彼らが、それをどうかわし、逃げ切るのか、というのがこの話のキモだと思うのだけれど、その過程がややご都合主義的に解決してしまったのが残念だったな、と。
あと、本当の敵である「彼」に鉄槌が下されなかったのも残念。やっぱここはとことんまで落ちぶれた「彼」を見てすっきりしたかったな、と思ったりしました。
最後の描き下ろしはとても良かった。
全てをあきらめ、受け入れるしかなかった宗司が孝祐という存在を得て「自分」を取り戻す。その気持ちの変化が宗司視点で描かれていて気持ちがほっこりしました。
ただ、この描き下ろし、やっと幸せになった二人の緊縛してのエチシーンが描かれてるんですが、そのシーンを小山田さんの麗しい絵で見たかった…。
前半は気持ちが通じておらず、ただのモデルと絵描きという関係でしかなかったので甘さはなかったんですよね。甘々で、エロエロな恋人同士の緊縛シーンは、さぞかし甘くエロかったんじゃないかなと思うのです。