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1冊すべて表題作です。水沢(受け)の視点でストーリーは進みます。
水沢は予知夢を見ます。
ただ、自分が体験する一場面をリアリティに夢で見るだけで、「いつ」起こるのかが分からないので、何かの役に立つことはありません。自分ではその予知した場面になると同じ体験をするというだけのことですが、気味悪がられるので周囲には隠しています。
そんな中、水沢は自分が抱かれる予知夢を見て、バイト先でその男・長門(攻め)と遭遇します。
予知夢では長門が「見知らぬ男」だったので拒絶感が酷かったのですが、実際では両想いになっていたので合意の上で心地よかったというオチです。
水沢の予知夢の話を聞いた長門が「さっさとすましてしまおう」と襲う真似をすることは面白いと思いましたし、予知夢を信じてくれたことで水沢が長門に徐々に惹かれていくのも自然で違和感なかったです。水沢の視点ですが、長門の気持ちも透けて見えてラストの両想いへ唐突な感じはしませんでした。
ただ、水沢が長門に甘えすぎているかも、と悩む場面はちょっとくどかったかも。長門の父親の話などを引き出してはいますが、水沢が何かするわけではないので不要に感じました。
長門は年上らしい包容力のある優しい攻めです。年上店長×年下バイト、年の差カップルがお好きな方にお勧めだと思います。