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koi ga hajimaru secret garden
すごく良かったー…
今までレビューが付いてないのが信じられない。1番目レビューとして熱く語らせてもらいます^ ^
この作品は、ホテルのフロントマン・奏人と、庭師ことガーデナー・浩太との恋の物語です。
始まりは奏人が浩太をゲイバーで誘い身体の関係を持つところからですが、その後親しくなっていく2人の恋の育みが出会い方に反してピュア!萌えがたくさんでした。
ストーリーも良いけど、心の描きが特に良かったです。不器用で繊細な奏人の心理描写に引き込まれてしまい、奏人がズキッとなれば私も胸が痛むし、ドキッとすれば私も胸が高鳴るし、幸せを感じれば私もハッピーになる。…奏人の心の動きと私の心の動きがシンクロし、感情移入しながら読み進めました。
奏人の切なくて悲しいシーンもあるけど、浩太との会話や逢瀬がそのシーンを掻き消すくらい素敵で、もぉーー読みながらニヤニヤしてしまいました。
2人の最初の絡みは、奏人の心の闇を消し去るためのセックス始まりで良いものではないんです。でもお互いに気になっていた相手同士なのもあって、それきっかけで2人の距離が縮み、親友のような関係になっていきます。
2人は身体の関係を持ったものの、その後は至って健全な交友関係をしていて、浩太が食に鈍感な奏人のために食事を用意したり、自分が手入れしているシークレットガーデンに誘ってプチデートを重ねたり、汚部屋の奏人の部屋を掃除してあげたりと……ドキドキ・ニヤニヤな両片思いを重ねていくのが、最高に素敵!
浩太は奏人の綺麗で高貴なイメージが崩れていくのを楽しんでいて、奏人は浩太と一緒に過ごせる時間に恥ずかしそうにドキドキしてるのが可愛いです(^^)♪
浩太との出会いや共に過ごす時間が奏人にとって救いになっています。
というのも。
奏人には消し去りたい過去があり、その過去がまた奏人を苦しめようと近付いてきているからです。
奏人を精神的・肉体的に痛めつけた、奏人が昔好きだった相手なんですが……コイツが変態ヤローだし身勝手だし気持ち悪いです。過去に奏人を捨てたくせに5年経って復縁を迫るクズ男です。
奴に騙されてヒヤッとする場面もありますが、そのピンチな場面を乗り越えたシーンがスカッとしたし温かさを感じました。
…北村マネージャー、あなた一体何者だよ…(尊敬の眼差し)
過去の縛りから解き放たれて、ようやく心から満たされ愛し合うことが出来た2人の姿に歓喜と拍手です。
最初は愛情の絡むセックスではなかったけど、2度目は愛情を最高潮に感じながらのセックス…めちゃくちゃ良かったです。そこに至るまでの浩太と奏人の過ごした時間を思い出しながら、私も思いを馳せました。
シークレットガーデンでのランチデートが素敵でしたね。挿絵がなくて、頭の中で私なりに想像しながら読んでいましたけど、想像でも良いシーンなのが分かります(*´꒳`*)
こちらの作品は、スピンオフ作品みたいなので、オリジナルの方にも俄然興味と期待が湧いてきました。表紙イラストが高崎ぼすこ先生だったので、もっと絵が見たかったなと思いました。