お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
furachi na triangle
なんですが、正直なところ私は三角関係は好みじゃないんです。絶対ダメ・読まない!ということはないんですけどね。
それでも、こちらは三角関係の作品としては(もちろん、個人的好みにおいて)よかったんです。
全員同い年の高校生で同じクラスの3人です。
悠貴(受)を挟んで、幼馴染みの陽輔と悠貴の父親の再婚相手の弟・一哉(攻候補2人)。
三角関係では最も定番の設定かな。
う~ん、まあ言ってしまえばホントに大したストーリーじゃないんですけどね。
まあ、ルビー文庫だし(何しろ本が薄い、薄過ぎる!もっと読みたかったくらいです)、所謂『ライトな王道』のお約束が詰まってるというか、それしかないというか・・・
悠貴(受)の気持ちがラブになる・気づく過程がちょっとあっさり過ぎて(結果的に三角関係の収束も)、こういうのならもっと引っ張ってくれていいんだよ!ともったいなく感じてしまいました。あの薄さじゃどうしようもないけどさ。
ストーリー展開としては、悠貴が自分に想いを寄せる攻候補2人(一哉&陽輔)の仲を誤解したりも『お約束』のひとつでしょう。
三人称ですが、視点が頻繁に切り替わるので、↑のような誤解や気持ちの行き違い・すれ違いも含めて、それぞれの心情はよ~くわかります。わかり過ぎて、読み手が考えることは何もないくらい。
ハッキリ言って、間違っても深みや読み応えを求めて読む作品ではありませんが(『ルビー文庫』で『真船さん』の時点でそれは明白)、そういうことを踏まえてなら予定調和を楽しめます。
すごくいい・面白い!というのとはまあ違いますが、この雰囲気は結構好きなんです。
実のところ『ルビー文庫で三角関係』というだけでコレはもう買わなくていいかなとちらっと思ったんですが、買って(読んで)後悔はしていません。←実は、まったく別の作家さんの『三角関係・やしきさんイラスト』の作品(ええ、そりゃもうイラストだけはよかったですよ)があまりにも酷かったので、そのイメージが過って躊躇してしまったのも確かです・・・
ただ、この口絵カラーはどうなんでしょう(とは言え『絵』そのものは何も悪くないし好きだ)。
でもね~、三角関係(一応でも、単なるCP予備軍&当て馬ではなく)の場合『どちらを選ぶか・どちらとくっつくか』はいちばんのポイントじゃないかと思うので、口絵でいきなりHシーンはちょっと。
こんなところでいきなり(本文読む前に)ネタバレしてどーすんだ!
これじゃ、あとがきでわざわざ名前を伏せられた意味ないんじゃないでしょうか、先生。
まあ途中で薄々というかほぼ結果はわかってはいてもやっぱり微妙・・・
本来ネタバレ(することではなくされること)なんてまったく気にしない私でさえそう思ってしまったよ。
イラストですが。
やしきさん、すごく綺麗とか達者という絵ではないと思うんですが(ゴメンナサイゴメンナサイゴメ・・・)なんとも言えない魅力を感じるんですよね。好きなんです。