雛供養

掟やぶりの3P

これまで様々な3Pを読んできたけれど、この作品の3Pは衝撃的でした。。

靂は美しい婚約者がいて、順風満帆と思いきや、婚約者の弟・志筑に思いを寄せられる。。ここまではありがちとも言えるパターン。

しかし、この作品の恐ろしさは、婚約者とその弟の関係。彼女は弟の志筑を愛していて、身体を繋げたいほどに思っている。そこに存在するのが、彼女にとっては婚約者で、弟の志筑にとっては思い人の靂。

BLなので、靂と志筑は結ばれます。。が、靂に乗っかって身体を繋げる志筑の姉。靂は｡。と言えば、志筑にしっかりと抱かれるのです。（←つまり、サンドイッチ状態）

靂を間に入れて、実の弟と繋がることを選ぶ志筑の姉！何という業の深さなのでしょう。。

そして、志筑の姉は妊娠。二人は婚約者で、子供も二人の子供で。。世間体は完璧で、一点の曇りもない状態。なのに、とても歪んでいる。。

姉の願望を聞き入れる志筑もどうかという感じで、姉は子供を出産したら、二人（志筑と靂）の仲を邪魔しないという、ウィンウィンの結果になるのでしょうね。

ただ、BL的に、身体を繋げるのは男同士でも、精神的な近親相姦のような、更にその欲望を満たす為に3Pしちゃう姉って｡。と、濃ゆいというか、病んでいるというか、他では見られないような作品でした。

こういった展開が苦手（地雷）の方にはオススメできませんね。