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zenbu shiteageru
心身が疲れている時、失礼ながら“あまり内容の無さそうな”作品を軽く摂取したいと思って、タイトル、表紙イラスト、あらすじをさっと読んで軽率に読み始めたのですが、これがなんと、“とても内容のある”作品でした。
あたたかな心の交流、毒親、自立・再生等といった要素があって、自然と感情が引き込まれ、惰性ではなく意欲的にどんどんページを捲りました。
尚且つ、“内容の無さそうな”=“ひたすらエロそう”という期待も裏切らず、濡れ場の展開も凄かったです。
読み物としてしっかり面白く、そしてしっかりドえろい、良い作品でした。
多少の突っ込み所はありますが、流せる程度です。
この作品は、逆の意味で(?)タイトル・表紙詐欺だと思います。
読後感がほわほわと幸せな気持ちだったので、なんかもっと、そういった、心情に寄ったいい感じのタイトルにすればよかったのに……と思いました。
あと、一つわがままを言うと、ヴィジュアルの変化が物語の一つの肝なので、できれば要所要所で挿し絵が欲しかったです。
電子専用書籍みたいです。
表紙のイラストから始めは小さな子供がでてくるお話しかと思っていましたが、表紙の小さな子?は、攻めが太っていた時のクマのような可愛らしい外見の時のイラストみたいです。
世話好きで綺麗好きな性格の受け翔太が、生活能力なしで太ったダメダメな攻め高宮の世話をやきイケメンにするお話しです。
翔太は世話好きな性格が女の子にはわざわいして、いつもふられてしまう大学生。
高宮は母親の過保護な世話から、生活能力がなくその為に太ってしまいクマさんような外見になってしまってます。
割れ鍋にとじ蓋のように翔太の世話好きと、生活能力ゼロの高宮はぴったりです。
お約束で健康的な生活を送っているうちに、高宮は痩せてイケメンに。
翔太は高宮の綺麗な女らしい友達との事を誤解して諦めますが、実はその友達も男で、高宮はゲイでした。
しかも、童貞で経験ないと思っていた高宮が経験ありで、エッチが上手く、翔太は男なのに敏感で感じやすくエッチも気持ちよいという付き合ってからのおまけつきです。
都合のいい展開だなとは思いましたが、軽く読む可愛いいお話しとしては良かったです。