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symphony
Unisonシリーズ12冊目。本書をもって第一部完結とのことです。
あらすじ:
前巻で監査先企業の不正を暴くも、襲われ病院に入院する羽目になった長瀬(受け)。
男に襲われかけたことと、昔男に強姦されたことが明るみになり、スキャンダルを避けたい会社から自主退職を勧められます。
その上、長瀬に想いを寄せる会社の後輩・橘に、桐生と別れるよう強く勧められ…
今回は長瀬が恋人の桐生に支えられつつ自身の進退を決意し、自ら行動していく展開。
大人しく退職するのではなく、周囲から色眼鏡で見られようとも自分の職場に留まろうとするす姿がなかなか男前でした。
プライドの問題だけでなく、現実的に考えて現在の職場より条件の良い再就職先はなかなかないから…という事情ももりこまれている点がリアルで良かったです。
桐生はすっかり男前攻めに落ち着いていますが、そもそも過去に長瀬を強姦した張本人であり、そのことがバレて長瀬が会社に居づらくなっていることを思うと、やはりロクな男じゃないなという気もw
長瀬のピンチを知り、再就職先を世話してやろうとする彼ですが、その前に自分の過去の所業をもう少し反省した方がいいのではないかなと思いました。
橘が、長瀬を強姦したのが桐生であると知り憤慨していましたが、その怒りは尤もだし、そんな橘に対して堂々と長瀬の彼氏として振る舞える桐生の図太さをカッコいいとは到底思えませんでした。
しかし、そんな過去の強姦がどうでもよくなるほど二人がラブラブになったことも(既刊を通じて)描かれてきたので、まぁ長瀬が納得しているのならそれでいいのかなという感じ。
桐生が長瀬のことを「奥様」と呼ぶのも萎えポイントですが、夫婦のように長年連れ添った二人の絆の深さは伝わってきました。
第一部に12巻も費やして、第二部以降は一体どうなるのか未知数ですが、ラブ面でも二人の仕事面でも新たな展開を期待したいです。