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yasashii kemono
「優しくない波」のスピンオフ作品です。前作の続きでもあるので、読んでいた方が良いです。前作の主人公・航平の次兄である三波(受け)が主人公になります。
丸ごと1冊表題作で、三波目線で話は進みます。
長兄・渡の親友である有田(攻め)から好きだと言われて3年。会社が倒産した三波は有田の会社に就職します。有田に惹かれて「好きだ」と告白をして抱かれた翌朝、有田に「後悔しているかも」と言われてしまい…という内容です。
三波に関しては意外と自信がなかった有田が、三波の言動を誤解して距離をとってしまうのが残り3分の1にあたります。私の中で、有田の評価が前作から下がった部分でした(笑)。途中までは強引なくらいに好きだと言い続けていたのに、いざ応えたらそれかい!とイラッとしました。
三波の恋が進展する前の序盤で、前作「優しくない波」の航平・高羽のその後が出てきていました。
京都でおそらく告白でもしたのだろう、と三波が推測していることから、高羽は航平を殴らなかったらしいです。(顔が腫れたら強姦したとかバレちゃいそうなので。)
その後、三波曰く「ギクシャクして、その後照れてる」という二人には何があったんですか。「恋人になりたいと思う」と言う高羽と、「(恋人)…のつもりだよ、もう」と言う航平。二人は今どのレベルの付き合いなんですか。と、作者様に心中で問いかけました。
18歳で止まった高羽と21歳の航平の初々しさに悶えました。
個人的には今作品の二人より、前作の二人ばかり追いかけて読んでの評価「萌2」でした(笑)