身勝手なくちづけ

migatte na kuchiduke

身勝手なくちづけ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌8
  • 中立1
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
5
得点
30
評価数
14
平均
2.5 / 5
神率
7.1%
著者
きたざわ尋子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
佐々成美 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
身勝手なくちづけ
発売日
価格
¥514(税抜)  
ISBN
9784044462017

あらすじ

――いい子にしてろと言っただろう?高校一年生の郁海は、会った事もない「実の父親」が与えてくれたマンションに一人で暮らしていた。しかし、そこにやって来た弁護士の加賀見に、山奥の別荘に連れて行かれ、二人で過ごすことになってしまい――!?

表題作身勝手なくちづけ

弁護士(31才)
高校生(15才)

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数5

流されすぎの受け

養父母を事故で失った高校生の郁海は、本妻から命を狙われていると言われ、会ったこともない実の父親に雇われた弁護士の加賀見に山奥の別荘に拉致監禁されてしまいます。
さらには反発しながらも大人な加賀見に流されるようにしておいしくいただかれちゃって・・・という年の差カップルな話。
攻めは弁護士のくせに拉致監禁無理やりって訴えられたら100%負けるよという事を堂々とやらかしております(笑)。
また郁海がもう高校生なのにかなり幼くてほとんどショタ状態なのがさらにやばさに拍車をかけておりますが、気持ちが通じ合った後の二人がそれはそれはラブラブであっまあま。
さっくり読みたい時におすすめです。

1

大人げないオトナ攻 × いたいけなコドモ受!

身勝手シリーズ第1巻!
全4巻にわたって、大人げない大人と…いたいけな子供のミダラでスキャンダラスなラブストーリーが展開していきます。

この作家さん特有の、独特の雰囲気に魅せられ好きなっていったんですけど…
その中でもこのシリーズは、きたざわ作品と出会うきっかけになったお話なので思い出深いです。

きたがわ先生のお得意展開が詰まった作品です。

悪徳⁉弁護士&お目付役の加賀見 × 高校生の郁海の年の差&年上攻めもの。

郁海は3年前の事故で育ての両親を亡くし、突然引き取りたいと申し出てきた実父が用意したマンションで一人暮らしを続けます。
3年間一度も会った事がない実父。
一ヶ月に一度電話で言葉をかわす事と、定期的に様子を伺いに来るお目付役との繋がりだけ…
その事に対して、子供っぽい行動だと自覚しつつも、お目付役を次々と辞めさせ、実父を引き合いに出そうと思い付く限りの反抗心を見せる郁海。
そして、お目付け役8人目…最後の切り札として現れたのは弁護士の加賀見でした。
でも、来てそうそう命を狙われて危険だからと、郁海は山奥の別荘に連れて行かれます。
どうも、実父の妻に存在がバレてしまったことが原因のようで⁉…
そのまま、あまり好きになれない加賀見との2人きりの生活がはじまります。
困らせようとするものの、我儘をいうことに慣れていない郁海。
本当は誰かに甘えたいのに、なかなか素直にはなれない郁海の気持ちにつけ込んでくる加賀見に、強引に体を奪われてしまい!
強引さに反発した郁海は、別荘から抜け出そうとして…
と、その後もトラブルに見舞われつつも、徐々に気持ちを通わしていく2人。
実父も郁海の前に姿を現し…
大人げない加賀見と、ダメダメ過ぎる実父と、郁海の関係はいったい⁉

えっ! 31歳と15歳って犯罪だ〜!
しかも訳も分からず連れていかれて、監禁に近い状態で、強引に襲われて…犯されて!
挙句、抵抗しなかった、素質があったんだろうって…どうなのよ⁉
突っ込み処は満載(笑)
でも、きたざわ先生が繰り出す、年の差&年上攻!
傲慢で俺様な大人げのない大人攻様は、私的には好物なもので♡

腹黒いやり方で、好き勝手し放題の加賀見。
そこをきちんと自覚しての行動だから、なかなか手強い男なんです。
郁海に対しても、意地悪な事をしながらも、大人の顔して甘やかし続ける加賀見。
本当にいけないな〜ズルいなあ〜と思います。
たまに、子供みたいな我儘で郁海を困らせて遊んだりもしてるし…
でも、郁海の事が可愛くて、愛おしくて仕方ない気持ちも伝わってくるから、憎めない大人げのない攻様でした。
郁海に、悪い事を教える加賀見が楽しそうで…萌を感じてしまう自分は、結構なマゾなんだろうなあと(笑)
胡散臭そうな悪徳弁護士って所にも萌でした。

郁海の実父 対 加賀見のバトルも続いていきそうなので、これからの展開も見ものです!

きたがわ先生と同じく、ダメな大人は結構好きなんですけど、郁海の実父は救いようのないくらいダメ男でした。
今さら父親愛に目覚めたって言われても、今までの仕打ちを考えればやや納得しかねます。
一歩引いて、冷静に対処しているようで…内心は実父と会える事は、郁海にとっては嬉しいんだろうなあ…と
なんせファザコンですから(笑)

実父が有名金融会社の社長という事もあり、認知問題に遺言書、財産分与に絡んだトラブルが、まだ訳も分からない、15歳の郁海に降りかかってきます。
子供っぽい所もあるけど、大人びた雰囲気と、考え方をする柔軟さをもった郁海は、とても魅力的な子。
容姿も人目を引いてしまう可愛らしい出で立ち。
本人は至って普通だと思っているんですけど、まだ15歳ですから!
彼の行動は大人達から見れば、驚きといじらしさを秘めていて、
可愛くて…目が離せない、構いたくなる存在でもあります。

子供のようで、大人びた色気と可愛さをもつ二面性。
しかも、優しい心も兼ね備えてる郁海。
そこに、エッチでは加賀見がハマるのも分かるくらい、淫らで色っぽさを増すのだから、魔性タイプ⁉と思いながら読んでしまいました(笑)
健気さもあり、真の強い勝気さも持っていて、今から大人になるのが楽しみな逸材と言った感じでした。
今のところは、いたいけな受様。
このカップルの組み合わせは好きです♡

まだまだ、素直な気持ちは口には出せない、じれったさもある関係の2人。
今までの郁海の寂しい時間を考えれば、愛され、愛する人が出来たことは幸せなこと。
これから、加賀見に見守られ、愛されて成長していくんだろうなあ…と微笑ましく思う一方で!
デンジャラスな大人達に囲まれているという点では、心配と不安材料も充分残っている…まだまだ問題が積み重なっていく2人。

第2巻も、加賀見との生活もスタートして、またもや癖のある新キャラも登場するので、目が離せません!

年の差、大人気ない大人攻と、いたいけな受カップルが好物な方、甘ったるいお話が好きな方にはオススメです。

1

大人と子供

弁護士×高校生。
養父母が事故で死に、実父に引き取られるもまったく会いにこず、高級マンションを与えられ父に雇われたお目付け役が度々訪問してくる。
そのお目付け役をどんどん首にしてもらっていたら養父母の葬式に来ていた男・加賀見が新しいお目付け役としてやってくる。
実は主人公は実父の妻に遺産の関係で疎まれていて命を狙われており加賀見と一緒に逃げることになり…。
大人と子供のCPも無理やりシチュも好きですが、
最初の濡れ場への持って行き方が大人気ないです。笑
無理やりってどうしても好きなのに他の男にとられそうだから、とかなら好きなんですが…
私どちらかというとショタっぽい子は苦手なのですが、主人公の見た目がちょっと幼めだけど境遇のせいか精神的に大人なところがあるので無理なく読めました。というか結構好きです。
終盤の甘い感じは可愛くて好きです。

1

子供な受けちゃま

突然の両親の死で動揺している受け様の元に
弁護士だと名乗る人が現れ、実の父親がいることが判明。
そして実父名義のマンションで一人暮らしをする事に。
受け様は、合いにも来てくれない実父への子供じみた
腹いせから、お世話係と称する人たちを次々クビにしますが
最後にやって来た弁護士の攻め様に理由も告げられないまま
危険だからしばらく身を隠すと強引に連れ出されます。
いじっぱりで本当は寂しがりやな受け様と
そんな受け様を強引に抱きしめ奪った攻め様との
年の差カップルなラブきゅんなお話でした。
精一杯強がりを言っている受け様が健気で・・・
そして本人自覚なしのファザコンなんですよね。
攻め様はそんな受け様に庇護欲と愛しさを。
後半は、誤解から受け様が事故に遭いますが
今度は今までさけられていた実父が逢いに来て・・・
逢いたかった父なのに、それよりも攻め様に
騙されていたとしても逢いたいと思うように。
ラストもなかなか素直になりきれない受け様を
可愛くて仕方がないって攻め様の様子がいいです。

0

きたざわさんで私がキライなタイプの攻キャラクターの典型だ。

『身勝手』シリーズ1作目です。

きたざわさんは基本的に好き作家さんですし、安心して読めるんです。お得意の設定やキャラクターも好みのものも確かにあるんですが、どうしようもないくらい苦手なパターンも多いんですよね。

これは、きたざわさんのよくあるパターンのひとつでもあるんですが、年の差(年上攻)ものの中でも攻キャラクターが私のものすごく苦手な『大人げない俺様』タイプ。
いやもうホントきたざわさん作品にはよくいるんですが、私はこれがまったくダメ。

加賀見(攻)は、その『大人げない俺様』の中でも特別ダメな方向性というのか、とにかく最低レベルの苦手ですね。

もともと大キライな『俺様・傲慢』に加えて悪趣味なからかいも個人的にはものすごいマイナスなので、ホントにコイツのどこをどう好きになれと!?という感じでした。もっと言えば郁海(受)もツンすぎて決して好きではないですね。
まあ、2作目以降はまだマシです。もちろん、私の好みにおいて。

しかも、15歳の高校生相手に無理矢理からですよ。
最初のこれが『強姦』になるのかはまあ捉え方次第かもしれませんが(完全にはともかく『半ば』なのは間違いない)、私はとにかく『無理矢理から始まる』というのがまったく受け付けないので、この1作目は読んでて気分が悪いばかりです。

あ、あくまでもキャラクターが好みじゃないのと『無理矢理から』がダメというだけで、それ以外の『31歳と15歳』等はまったく平気です、念のため。

シリーズとしては、この1作目は文字通りハラ立つことばかりです。2作目以降の方がまだいい。別に好きではないですが。

きたざわさんのシリーズものは、個人的に1作目がすごくよくてあとは下降して行くというのが多いんですがこれに限っては当て嵌まりません。1作目が最低で、2作目以降は少しはマシ、という私にとってはちょっと珍しいシリーズです。
まあ、マシとはいえせいぜい『中立』ですけどね。

そして、佐々さんのショタ系イラストはどうも・・・可愛いとは思いますがあまり好みじゃないです。もちろん、キャラクターやストーリーが好きならまた違いますが。

1

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う