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砂原糖子さんの作品は、つくづく癒し系だなァと思います。砂原作品にはコメディタッチのものもあるけど、それよりもしっとりじっくりした小説のほうが向いてると私は思う。
そういう意味でこの小説は、砂原糖子さんらしい作品だと思いました。
主人公は売れっ子のホスト(受け)です。
交通事故にあい、その相手が中学時代の同級生(攻め)で、医者をしている。医者は同居を言い出し、面倒を見てもらうことになる。
真面目な医者に苛立つホスト。その苛立ちは、いじめられてた過去の自分や、享楽的に生きてる自分に対する苛立ちであり、またその同級生に惹かれていることを認められないがための苛立ちなんだけど、主人公はなかなか気づけない。
医者を傷つけるような言動を繰り返し、それによって自分のほうが傷ついてしまう。
攻めの優しさにホロリとなるお話でした。
ちなみにホスト関係の描写は微妙にへんですw