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tokyo sexy night
細かいことは気にしてちゃキリがないDQNなBL
「東京シリーズ」2冊目です。
もうねぇ…最初から最後まで「なぜこうなる?」の連続でございましたよ。
高校生ながら、広域暴力団の組長ばりの貫禄と仕事(?)を見せる攻め様に、
あまりにもウソ臭い設定に辟易しながらも「まぁこんあものか」と読んでいく。
すると…出るわ、出るわ、とんでも設定が…。
心優しく美しい、でもおとなしい高校生受様の一人称が「私」なんだよ。
まぁ~この言葉遣いは無いわなぁ~と、ツッコミつつも読み進める。
(↑このシリーズでは、受様の一人称は、どうやら「私」で統一されてる。)
学校のマドンナ女子高生が、極妻さながらに日本刀を振り回す(驚っ)
(↑絵柄がこれまた、全然合ってなかったんだわな…)
攻様が受様を口説くための第一歩は、告白ではなくSM調教(唖然..)
もはや泣く子も黙るDQN設定なんだわさ(苦笑)
極めつけが、途中で恋の相手が、するっと入れ替わってることなんです。
不良どもから子犬を助ける、心美しい受様に一目ぼれした攻様。
(↑まぁ…ここで普通カップル誕生を予測するわな。マトモな人なら。)
が…割と難攻不落っぽい受様なので、別の手で行こう…ってことで、
誘拐&監禁して、部下にSM調教やらせる。
(↑そもそもここがヘンなんだよ。)
自分を調教している部下君に、次第に惹かれていく受け様(えっ?)
(↑ここで読者は、こっちが真のカップルだったんだと思うんだよね。)
ところが調教もやや終盤にさしかかり、部下君は(心で泣きながらも)
受様を攻様に引き渡す。というかお返しする。
するとびっくり!
あっさりナチュラルに、受様は攻様に恋してハッピーエンド。
読者一同、唖然としたに違いない。
こんなにコロコロと相手が変わるなんてw
あぁ~疲れた。Hシーンはエロかったけど、なんか物凄く疲れた。
そういえば…大昔に名香智子氏の「パートナー」という少女漫画でも、
こういうのあったよねぇ。相手がコロコロ変わるお話。
話もなんだか、しっかりエロかったような記憶がある。
でもね…あちらは、まずストーリーありきだった。だからまだ読めた。
今回のお話のように、スジがいまいち見えなくて、
でもコロコロ相手が変わるのは、とんでもBLとはいえナシだと思う。
竜神皇一郎(竜神組組長の息子 生徒会長)×鳴海友姫(美形 正義感が強い)
※この作品には「東京ミッドナイト」のキャラが登場しています。
美形なのに性格も良いという友姫に惚れた竜神ですが、今まで何でも手に入れてきた竜神にとっては友姫もすぐに自分のものになると疑いません。でも実際は強固に抵抗されてしまいその展開に戸惑った竜神は、調教師・猩(しょう)に命令し、友姫の身体を開発し自分を受け入れさせるような調教を任せます。
何だか竜神がとてもイヤな奴だったんですよね。俺様キャラは結構好きな方なんですが、愛すべきところがある俺様ではなくただただ横暴なだけみたいな感じで…。でも竜神だけではなく、この作品に登場するキャラの中で好きなキャラは一人もいませんでした。竜神と友姫と猩(調教師)の三角関係を描いてアクセントにするつもりだったのでしょうが、そのせいで友姫は最初は猩に恋をして、その後すぐに竜神に乗り換えるみたいな尻軽っぽいキャラの印象になっていましたし。
特別に引き込まれるストーリーという訳でもなかったですし、エロも好みではない、キャラ萌えもなしということで読んでいてかなりキツかったです。
東京ミッドナイト・中立→東京セクシーナイト・しゅみじゃない、と
シリーズでダメっぽいとツラいですね。