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gin no sakuryaku
このシリーズも最初の「碧の王子」がでてから既に3年以上経っているのね。
とりあえず購入して積んでいたのを、次巻の「白の純真」とまとめて引っ張り出してきた。
この巻では、ようやく恋人と呼べる関係になれて舞い上がっている蓮と、とうとう腹をくくった鏑木の前に、周到に張り巡らされていた謀略がいよいよ姿を現して…、っていうストーリー。
前の巻では鏑木が(BL小説ではお馴染みの)記憶喪失ネタでしたが、今回は、鏑木不在のストレスに蓮が失明します。
シウヴァ家の秘密や、蓮のじいさまがどうして娘の駆け落ちにそこまで激怒したのかなんて事も明らかに。
とりあえず、ようやくエロ多めです。
シウヴァシリーズ4作目。
銀=ガブリエルの謀略です。本性現してきました!
前巻で想いが通じ合い幸せ満喫していたら、またもや急降下。
ガブリエルに2人の仲を知られ脅された鏑木が、蓮に何も告げずにシウヴァを辞め去っていきます。
蓮の迂闊な行動(夜とはいえ外でキス)が原因の一つだから、もーなにやってるの!と蓮を叱りつけたくなる…(;´д`)
眠れない食べられないとボロボロな蓮は更に心因性で目が見えなくなる事態になったが、3週間ぶりに鏑木に会え身体を繋げたら目が見えるようなるという!
都合良すぎじゃ…と思ってしまったけど、それだけ鏑木の存在が蓮の全てなんだな…とも思えました。
鏑木は蓮に全てを告げ共にガブリエルの謀略を阻止するようなるのですが、キーとなるのかな?な物が登場。
それが前巻に出てきた植物・ブルシャ。
2人の仲が強固となってのこの展開にワクワクします!
それにしても、いくら人の目をかいくぐってるとはいえ鏑木がシウヴァの屋敷に何度も入り込むなんて、警備があまいんじゃないかと思っちゃう…(^^;;
シリーズ4作目
モルフォ蝶を散らすガブリエル、鎖に絡め取られる蓮、というカバー絵を見てどんな企みが二人に襲いかかるのか不安になりつつ、うあっぱりガブリエルかあ…
大人の判断で身を引こうとしている鏑木を強引に道を踏み外させる蓮
とうとう根負けして受け入れちゃった鏑木でしたが…
蓮は社交の場でも鏑木ばかり目で追うとか、女の子と仲良くする自分に妬いてくれないと不安がるとか18歳かそこらで若くて経験不足とは言っても自覚も責任感もないところが読んでいてじれったくなりました。
ワキが甘いしがち恋にうつつを抜かした腑抜けた坊やの恋話はいいからビジネスシーンにもっと時間を割いてほしかったです。
それでいて一回り以上年上の恋人と同等でいたいというのいは思い上がりも甚だしい。
できないながらも精一杯やって不足を自覚しつつ努力を怠らない青年であって欲しかったです。
欠点ばかり目について魅力を感じられなかったです。
恋を失いボロボロになって飴と鞭ですっかりガブリエルに取り込まれた蓮はちょろすぎる。
失恋と仕事のストレスで失明とか悲劇のヒロインかよと突っ込みたくなりました。
恋愛脳丸出しの蓮が一緒に重荷を背負いたいとか責務を実感したとか言ってもあんたには無理、ベッドに入ってメソメソしていなさいとしか言えない
恋で身を滅ぼすのは親譲りだったんですね。