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yokujo panic imasugu ikasete
わ~すごいタイトルだなぁ…とちょっと引き気味だったのですが、伊勢原ささら先生の作品を最近読んでいるのと、意外と評価が良くて気になったので購入しちゃいました。
あらすじ通り、急に体が火照って欲情してしまう病をこじらせたエリート美人受けが、年下のシゴデキ部下に発作を収めてもらうことになって…!?というお話です。
しょっぱなからエロシーンの連発なのでエロ特化(そういうレーベル)と言えると思うのですが、後半になって受けがこんな病をこじらせてしまったトラウマの話や、攻めへの想いの変化、そして2人の仕事面も絡ませてきちんと書かれており、恋愛物語として楽しめました。
エロシーンも様々なバリエーションがあったし、2人の両想いえちは甘かったです。
あまりエロ特化系の作品は刺さらないのですが、キャラクターもしっかりしていたし良かったです!
お互い犬猿の仲なのに、年下の生意気なイケメン部下に好き勝手されてしまう美人上司、という構図。
しかしこの作品の受けは、仕事もプライベートも一人で抱え込んでしまう性格。(結果的に完璧主義者に)
なので、いわゆるビッチでもなく、女王様でもなく。どちらかというと不憫受けでした。
個人的には、仕事の描写がしっかりしていたのが嬉しかった。
二人はどんな職場でどんな仕事をしていて、それぞれ何を担当していて、それをどんなアプローチで進めているのか、という具体性の中で個々のキャラクターが描かれるので、仕事で「天才」と称される受けのことも、なるほど優秀なんだなと思えたし、「憎らしいほど仕事ができる」という攻めも、確かに有能でかっこいいなと思えました。
設定がそうだからというのではなく、攻め・受けともに仕事ができる男だというのが実感できたので、オフィスラブ読んでる!という満足感を味わえた気がします。