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hangoku no ouji
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
原書で3巻+番外編3篇読んでからのレビューです。
本の感想を書くのは初めてなのですが、あまりにも素晴らしいシリーズなので、
想いたけをぶつけたくて書いています。
現時点で、日本語ではまだこの一巻目しか翻訳されていないのですね。
一巻ではあまり話は進まず、BL的要素もあまりないです。
2人が話す度、緊張感があってハラハラします。
王子ローレントと奴隷デイメン(元王子ですが)という立場で、
ローレントは美しいけど、氷のように冷たくそして高慢です。1巻ではデイメンを理不尽に虐げます。デイメンは真っ直ぐで正義感があってたくましい人。全く正反対の二人です。
1巻目ではローレントのデレはほとんどありませんし、デイメンもローレントから逃れることを考えていて、ラブには程遠いです。(デイメン視点で語られていて、ローレントの金髪碧眼の容姿が好みのことは明らかですが。)
2巻目以降に、本当に少しずつ2人の関係が良いものへ変化していきます。変化の過程がゆっくりでじれじれします・・・!
世界観がしっかりしており、中世を舞台にした壮大な映画を見ているような気分になります。
ファンタジー好きにはたまらないですし、ドラマのゲームオブスローズを見て以来の興奮でした。
英語力がほとんどないですが、それでもこのシリーズが面白すぎて、余暇を全てこのシリーズに費やして一気に読みました。それくらい好きです!!一番好きなBLかもしれません!!
2人の関係性が大好きです♪
日本語で3巻目まで出たら、ぜひ日本語で読み返したいです!!
恋愛はそっちのけでもいいからちゃんと民と誇りのために戦う為政者が見た~~~い!!できれば金髪碧眼で!!と日頃から思っていたのでムチャクチャに最高でした……
恋愛以外にしっかりとした目的があり、展開の主軸はそっち寄り。骨太な物語にBLっぽさが噛み合っている……みたいなのが好きな方には特におすすめです。(2巻以降はちゃんとBL感も出てきます)
金髪碧眼で細身、絶世の美男子だけど冷徹で弁の立つ策士、ローレント王子。
真っ直ぐで心優しいけどローレントの国と対立する国家の元王子、現奴隷のデイメン。
ふたりの「王となるべき男」が対立しいがみ合いながらも双方の国家を救うために奮闘する……というのが大まかなストーリーです。
こちらの「叛獄の王子」はシリーズ1作目で、全体の物語の「序」の部分。出会いの物語と割り切って、甘々な展開やエロはあまり期待せず、魅力的なキャラクター造形と重厚な世界観、そして陰謀渦巻く王宮での剣なき戦いを楽しんでいただきたいです。
ある程度カップルっぽくなってくるのは2巻(の後半)からだ……! 舞台となる架空国家の文化設定はかなりドスケベなのでそこは1巻から期待して大丈夫です。
キャラの話になるんですが、とにかく受けのローレントが『強い男』なのが最高です。見てくださいこの表紙のラスボスポジション……!
打ちのめされない、泣かない、自分の過ちをしっかりと受け止める、助けを求めない、いつもまっすぐに背筋を伸ばして立ち、どんな状況でも必ず自分に余裕があるように見せかける。弁舌に長け、ひとたび敵とみなせば口だけで徹底的に相手を追い詰める。張り巡らせる策は幾重にも。
もちろん攻めのデイメンも『強い男』です。肉体的に優れているのはもちろん、慈悲深く正義感にあふれ、自国の民を何よりも大切に想う。真っ直ぐなぶんやや考えが至らないところはあっても、先を見据えて怒りを飲み込む聡明さがある。
そんな『強い』ふたりが対立し、たまに共闘し、時にはすれ違いぶつかり合いながらも認めあっていく様は最高の一言です。(しっかり認め合うようになるのは二巻以降ですが……)
1巻では基本的に敵国から贈られた奴隷であるデイメンの視点からの描写になるので、ローレントは終盤までかなりの悪役として描かれます。ただそれはあくまで宮廷での腹芸に慣れていないデイメンによる評価であり、ある程度行間を読めばローレントが非常に思慮深く誇り高い存在であることがわかるようになっています。
これは文章の妙だと思うのですが、基本的にこの巻では『ローレントや執政の動作の理由』がはっきりと描かれることはないです。なぜならデイメンが理解できないから。
しかし彼らの視線、手の震え、服の乱れや表情などなどは非常に雄弁な心理描写でもあります。是非、何を考えているのか推察しながら読んでみてほしい……!
そしてそれが巻を重ねるごとにデイメンにも察せるようになっていく心の接近を楽しんでほしい……!
今はシリーズ3作の「序破急」を一気に楽しめるタイミングでもあるので、ふたりの王の行く道をぜひ一気に駆け抜けてみてほしいです!
是非全巻読んでほしいです!
翻訳という読み辛さもあって挫折しそうになるかもしれないですが、ぜひ全巻読むことをお勧めします。
BL要素は薄いけど、え、そうなるの?というワクワク感が素晴らしかったです。
ファンタジー好き、強気な受け、受け攻めともかっこいいのが好きな人はぜひ!
まだシリーズ通して読んでいません。1巻までの感想です。後半に、通して読んでから追記をしようと思ってます。
多分シリーズ通して読めば、一大巨編なんだろうなと思うのですが、この1巻はまだまだ序章で、いよいよやっと始まるぞ…ぐらいの雰囲気で終わります。
これ以上この雰囲気が続いたら読むのがキツイぞ…と思った頃の暗殺騒ぎで、そこからはサクサクっと読めました。翻訳モノが苦手な割には嫌気もささず集中して読みきれたのは、しっかりした世界観が興味深かったおかげな気がします。文体はやや読みにくいところもありつつ、翻訳モノだから仕方なし(2巻ではすっかり慣れました)。
最後に収録されている外伝、カリアス…って気持ちになりましたが、シリーズ読み進めていけば彼の再登場があるのかな。ないのかな。カリアスは他より早く"それ"を知り行動を起こしたということですよね。
追記:シリーズを、夏の離宮まで読み切りました。いやー最高としか言いようがありません。シリーズ物でもなるべく単体で評価つけようと思ってますが、こちらに関しては1巻だけで萌2、シリーズ読了後振り返って神で。1巻で棚上げしちゃう方がいるのかどうか分かりませんが、シリーズ全部買って一気に読みましょう!!
3巻まで既読でのレビューです。
全て読むのに非常に時間がかかってしまいました…内容がしんどい!10ページ読んではひいひい言って休憩して…なんとか読み終わりました。次々と生死を争うような試練や、周りの人達の死などが襲ってくるため、精神が健康な時に読むべき本ですね。
読書好きには非常におすすめです。映画化してほしい…とても読み応えがありました。伏線の回収が見事で、最後までえっ、そういうことだったの…が止まらなかったです。
やっとBLっぽくなったときに、ようやく、あっこれBLだった…と気付くような本格的なファンタジー、王子と執権との王座の争いのお話でした。
キャラについて、読むにつれてローレントがかわいい!初めの頃、デイメンの主観から見ると、怜悧で冷血で、本当に人の血が通っているのか、というほどのキャラですが、彼は本当にかわいいです。読了後のイメージは、最初受けたイメージと一変します。
そして倉花千夏先生のイラストが本当に美しかったです。BL要素の強いイラスト、描くのかな…?と思っていたのですが、描いてくださってます…。挿絵も最高でした。
後半になるにつれて二人の関係に甘さが加わってくるので、一巻を読んでしんどくなった方にも、わりとずっと二人の周りはしんどいですが、ぜひ通読していただきたいです。
3巻を読了時のカタルシスというか…恐らく大抵の方が読んでよかったという気持ちになれると思います。
読み始めたら止まらないほど面白かったです!
一気に読んでしまいました。
想像より重厚で官能的な小説でした。
BLというよりJUNEな濃厚な世界観にハマりました。
一巻では策略が蔓延るヴェーレという国での宮廷劇が舞台の中心でした。華美な宮廷文化の中、王族や貴族間等で高度な策略合戦が日常繰り広げられます。高度な策略と肉体美饗宴という対を成すものが共存しているヴェーレという国が興味深かったです。その中逞しい肉体を拘束されて無力化され、自由を失ったデイメンに次々と重くのしかかる現実が心苦しかったです。
◯◯から奴隷にという落差感が大きく。鎖に繋がれた状態でどんな苦境にも立ち向かうデイメンの姿が良かったです。
立場上もあるけれど、策略家のローレントに比べて素朴で真っ直ぐな気性なデイメンがどうしてもピュアに見えて仕方がなかった。
ローレントとデイメンは二人のルックスから受ける印象と気質が逆転しているのが面白かった。
金髪で翠の瞳のローレントがテンプレな金髪萌えキャラじゃ無かったのが良かったです。
最初はとっつきにくかったですが、だんだん萌え所が掴めてきて愛着が湧きました。ツンデレでなく、いつもツンツンとしていて、決してデレないところが新鮮でした。
策略と享楽、虚飾で蠢く美しきヴェーレの国で王子として産まれたロレントが今の彼の気質に形成されるまでには、生い立ちにさぞ色々な事があったんだろうな…と慮る事が容易いのが物哀しい…。
王子であるにも関わらずヴェーレの国に馴染めていない、浮いてしまっている感もあります。
一巻では、ディメンとローレントは結ばれるどころか、ブロマンスの域にも達していない状態でした(笑)後半で若干(腐れ縁)の兆しは見え隠れするものの、二人がLOVELOVEになるまでの想像がつかない…。
叔父とローレントの歪な関係も気になります。過去に二人に何があったのか…。
ローレントとデイメン二人の数奇な運命が交差して、これからどういう化学変化を起こすのか、、。これからの展開が楽しみです。どう転んでも血生臭く重苦しい話は避けられそうにはないですが…。
ストーリー展開、世界観、キャラクターどこをとっても褒めるしかないくらいの作品でした。BL的な恋愛でなく、国の外交内政、王位継承権争いなどがっつりストーリーが読みたい方におすすめです。翻訳ですが、洋書感はそんなに無いと思います。セリフでなく文章の言い回しに多少感じる程度。
以下、読むか読まないかの判断に必要そうな部分の追加情報をネタバレにならないと思われる程度だけ書かせていただきます。
後に表紙黒髪(デイメン)が攻め、金髪碧眼(ローレント)が受けです。※1巻にそういった決定的な二人の絡みはありません。基本的に攻め目線で進んでいきます。
デイメンとローレントは隣り合う国の王子という立場で、この2国は敵対関係にあります。
1巻は関しては甘さは全くなく、攻めの奴隷扱いがかなり屈辱的で、痛々しく、本当に憎しみあってるので、無理!って方もいらっしゃるかと思います。ちなみに奴隷として差し出されるということですが、基本ローレント専属の奴隷で何でもやる召使いみたいな感じです。肉体労働とかする用にたくさん集められたうちの一人で泥汗くさい感じではないです。
ローレントが国内で王位継承を執政と争うのですが、彼らの陰謀が相当複雑で、個人的にはその攻防が面白かったです。一体何手先まで読んで手を打っているのか…こちらは基本デイメン視点なので、ずいぶん前に何の気なしに出てきたあれがこれにつながってたのか!!とデイメンと一緒にびっくりする感じになります。
1巻の紹介ページだと二人の属性的な部分がないようなので少しだけ。
デイメンは体格が良く戦闘がかなり強い設定です。性格は情に厚くまっすぐ正直で正義感が強く人好きする、王道RPGの主人公みたいなキャラですね。
ローレントは金髪碧眼の超絶美人設定。他人を誰も信じず寄せ付けない、頭の中で常に複雑に策謀を巡らせている孤高で、潔癖、冷血な王子。触れようとしたら凍るか切れるかしそうな氷の刃か何かのような印象。セリフの切れ味が半端ないです。
ファンタジーでストーリー重視、絶望も痛みも乗り越えられる方なら絶対読んで損はないと思います。私は外伝の表紙の温かさを信じて読み切りました 笑
全3巻+外伝、ボリュームもあり、話も相当重厚なので読むのに時間と体力がある程度必要になるかと思いますが、両方あるときに是非!
三部作のシリーズ、第一冊目の邦訳(原題"Captive Prince")。
作者のC.S. Pacat氏はメルボルン出身。
本作は2013年に自費出版されたもので、それが話題になったことでPenguin Randum House社から出版され、現在翻訳版も続々刊行中とのこと。
完結巻となる三冊目は今年の二月に出たばかりというかなり新しい作品です。
あらすじ:
アキエロス国王の正嫡・デイメン(デイミアノス)は、腹違いの兄・カストールに陥れられ、奴隷として隣国ヴェーレの王子・ローレントに差し出される。
王子に忠誠を誓いつつ、脱出の機会を狙うデイメンの運命は…
デイメン(表紙手前)は、褐色の肌に鍛えられた肉体を持つ戦士。
奴隷の境遇にあっても反逆心と自国の民への想いを失わないバイタリティに満ちた人物です。
その腕一つで強姦の危機を乗り越えたり、年下の主であるローレントを挑発したり諭したりと、心身共に非常に強い主人公。
果たして彼は国に帰り、王座奪還を果たすことができるのか。
続編の展開に注目です。
ローレント(表紙奥)は、金髪碧眼の美青年。
デイメンを殴ったり鞭で打たせたりする残忍な一面もあれば、
奴隷である彼の言葉に耳を傾ける聡明さもある、謎に満ちた孤高の王子です。
身分を隠し(デイミアノス王子は死んだことになっている)、奴隷としてローレントに接するデイメンですが、内心は同じ王子として彼にシンパシーも感じており、そこここで彼をフォロー。
王宮内で孤立無援のローレントもそんなデイメンを信用し始めているようで、今後の彼らの関係の変化が気になります。
ちなみに、本書にデイメンとローレントの絡みはなし。
デイメンが浴場でローレントの裸体に欲情したり、ローレントが媚薬を盛られたりといったトラブルはあるものの、未だ二人の間には王子と奴隷としての線がハッキリ引かれています。
互いの立場上、本来敵同士である二人の腹の探り合いや騙し合い、そして心の交流等が今後のシリーズの焦点となってくるのかなと思います。
古代ギリシアを思わせる世界観にも魅力があり、歴史ファンタジーとしても読み応えある作品となる予感。
続編の邦訳も楽しみです。
すごい物語を読んでしまった、これはおもしろい!!
完結の3巻まで読み終えた感想です。
3冊出揃ってから読み始めました。
正直に言うと、1巻は読むのが少々苦痛でした。(並べてみると一番薄いのに、一番時間がかかりました。)
翻訳ものだからなのか、読み辛いと感じてしまいました。この二人ラブに発展する?っていうくらい甘さのカケラも無い。読むの止めようかな、と頭を過ぎったことも正直あります。
でも、3巻ラストまで読んで本当に良かった!
どんどんおもしろくなって、展開が気になり、二人が見つめあうだけで読んでいてドキドキしてしまう。最後数ページはまだ終わらないで、もっと読ませて!と思っていました。
兄を殺された王子(ローレント)と、その兄を殺した男(デイメン=デイミアノス)が惹かれあうほどに、兄を殺された・殺した過去が重くなる。この設定最高です!
設定だけではなく、本当に物語としても巧く書きあがっています。伏線というか、後から気付くことが沢山あり、一読では満足できず読み返したくなります。
3冊揃えて、途中(というか1巻)で挫折せずに読み進めてもらえれば最後には「おもしろかった!」と思えるとても素敵な物語なので、どうか迷っている方は臆せず読んでいただければと思います。
物語として物凄く読み応えがあり、二人が惹かれあっていく過程も自然、文化的背景として男色が存在する描写が丁寧に書かれているので、これはBLを普段嗜まなくてもSF戦記・歴史系小説好きな人にならサラッとオススメしてBL沼に落とせる、と思うので早速オススメしてこようと思います。
どうして…どうしてこうもモノクローム・ロマンス文庫って素晴らしいの…。
この作品も重厚感あり信頼のおける面白さ…。
深みがあって、長い映画を観終えた気になりますが、これはまだシリーズ最初の巻です。
一体どうなるのだろう…。
BLという括りだけではおさまりきらない魅力があります。
男同士がただ愛し合っているのではなく、ストーリーと複雑に絡み合い変化していく…。
ただ甘い気配は感じられず、だからこそどう進展していくのか気になります。
そしてこの巻、メイン二人でえっちなことまったくしてないんですよね…。
大体体繋げるシーン出てくるものですが、まるでないどころか不能とさえ噂されるローレント王子が気になって仕方ないです。
美味しい展開のはずな媚薬もなんのその、それどころか放置される流れには笑ってしまいました。
はっきり言って性格悪いし本性もいまだ見えないのですが妙に惹きつけられる。
内心では散々な印象でも、ド好みな容姿しているローレントに惹かれてしまう部分もあるデイメンの好みに素直なところも好きです。
確かな描写力があるからこそひと癖、ふた癖もある登場人物が輝くし面白さと読み応えを生んでくれています。
しかしいかんせん…。
完全に個人的悩みですが、カタカナの名前を覚えるのが苦手で何度登場人物一覧を見たことか…。
元老たちなど誰が誰だか状態で悔しいです…!!