ハイブリッド〜愛と正義と極道と〜

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ハイブリッド〜愛と正義と極道と〜
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
26
評価数
8
平均
3.3 / 5
神率
0%
著者
愁堂れな 

作家さんの新作発表
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イラスト
水名瀬雅良 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥570(税抜)  
ISBN
9784199008344

あらすじ

卑怯な罠に堕とされた美しき敏腕弁護士のパートナーは切れ者ヤクザ!? 愁堂れなが贈る豪華ラブ・サスペンス!!

表題作ハイブリッド〜愛と正義と極道と〜

青龍会若頭
弁護士,29歳

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数2

ゲラヤクザと武闘派弁護士のコンビが◎

あらすじ:
弁護士の貴良(受け)は依頼人に騙され、彼の代役としてゲイビデオに出演することに。
抵抗したはずみで機材を壊してしまい、若頭の冴木(攻め)に損害賠償を請求される。
冴木は、自分にフェラすることを条件に借金をチャラにするという取引を持ち掛けてきて…

ヤクザ×弁護士で、ほどほどにコメディ要素のあるサスペンス物。
二人のキャラが立っていて、なかなか楽しく読めました。

貴良は誰もが認める美人ですが、中身は血の気が多い武闘派。
柔道有段者で、↑のゲイビ撮影スタジオでも、その場にいたヤクザを次々投げ飛ばし抵抗。何とか出演を免れます(結果、機材を壊してしまうのですが)。
ヤクザにも怯まない度胸ある人物ですが、やや天然な一面も?
フェラで借金がなくなるなら安いものとアッサリ冴木の条件を呑んだり、
冴木に無理やり車に拉致された際、彼の腕っ節の強さに感心し武道経験を尋ねたりと、
たびたび冴木をポカンとさせる斜め上の言動が面白かったです。

冴木はいかにもヤクザ然とした威圧感ある人物ですが、惚れた相手(貴良)に対するアプローチはかなり良心的。
貴良をハメた黒幕を探してくれたり、
貴良を押し倒すもフェラするのみで挿入は思いとどまったりと、
ヤクザらしからぬ親切で紳士的なキャラクターです。
貴良の天然な言動に度々大笑いする等、ゲラな一面にも和み要素がありました。

ストーリーは、
貴良が弁護することになった、殺人容疑で逮捕された男の謎と、その殺人事件の真相をめぐる2時間サスペンス的な内容。
事件の真相はクライマックスで冴木が全て解き明かし、後始末もしてくれるため、貴良の出る幕がないのが惜しいところ。
腕っ節の強さや、弁護士としての優秀さを活かす場面が欲しかったです。

また、ラブが芽生えたのか微妙なところで終わっておりやや物足りなさも。
弁護士事務所を辞めることを決めた貴良の今後の身の振り方も不明で、どうもスッキリしません(あとがきに続刊等の情報はないため、とりあえずこれで完結のようですが…)。

キャラとしては二人とも魅力的なだけに、尻切れトンボ感が口惜しく感じる一冊でした。
萌×2寄りです。

5

ヤクザ物にしては濃厚さとエロが物足りないかなー

鉄板ヤクザ物が読みたくて購入。
男前で頭の切れるじゃじゃ馬受けが好きなので、攻めとの会話のやり取りも楽しめました。
ただ、攻めがすぐ受けのことを好きになって、ヤクザのくせにぬるすぎるところや、事件を解決するのに攻めの手を借り過ぎなところが気になったのと、出てくるキャラクターが嫌な人が多くてあまり爽快感がありませんでした。
どーでも良い話ですが、ヤクザ物で挿入なしの小説、初めてでした。
若干盛り上がりに欠ける尻切れとんぼな終わり方で、もう少し分厚くして書き切れば良かったのになーと思いました。

1

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