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hatsukoi no toge wa amaku
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
捜査一課の刑事・藤崎(受け)は、警察学校の同期で自分をレイプした玖珂(攻め)と再会。
彼とコンビを組むことになり……
ルビー文庫からは初めてのハルヲさんですが、いつもの持ち味は健在。
刑事の仕事描写やレイプのトラウマ描写など、男っぽくリアリティのある世界観が展開されます。
藤崎は小柄で童顔な容姿にコンプレックスを持つ刑事。
相棒となった玖珂が190センチありそうな大男で、刑事としても優秀なので、自分と比べ落ち込むこともしばしば。
レイプされたことは夢に見るほどトラウマになっていますが、その一方で自分はゲイかもしれないという疑いもあり、再会した玖珂に惹かれていきます。
玖珂は、寡黙で面倒見の良い男前攻め。
とても藤崎をレイプするような人物には見えませんが、残念ながらレイプは誤解ではなく本当にやっています。
ただ、本人はそれを心から反省しており、再会後は藤崎に迫られるまで自分から手を出さないところは好印象…かな?
酔った藤崎に目の前で寝られても、素直になった藤崎に誘われても乗ってこない(後者ではむしろ激しく同様w)しており、ややヘタレな言動がレイプの過去を和らげていました。
ただ、レイプのトラウマについて藤崎が出した結論はやはり納得できないかも。
自分はゲイで、玖珂に犯されたのも本心では嫌じゃなかった、実は玖珂のことも好きだった
って夢に出てくるほどのトラウマだったのにそんな結論でいいの?
いくらルビー文庫だからってそこまでポップに解決しなくても…と釈然としないものを感じました。
生々しいレイプシーンやトラウマ描写があったわりに結末はファンタジーで、何だかアンバランスな印象。
キャラは攻め受け共に立っていて可愛いだけに、いっそレイプは誤解ということにするか最初から設定自体なかった方が違和感なく読めたんじゃないかと思いました。
警察学校で同期だった男に強姦された過去を持つ受け。その男が、受けの所属する課に異動してきた。過去のトラウマから素直に接することができず、心揺れる受け。しかし徐々に気持ちは変化して…。
あらすじをまとめながら首をひねってしまうほど、いろいろと説得力の欠けた作品でした。強姦されてひどいトラウマになってるはずなのに、ちょっと酒が入ったら攻めにしなだれかかる(としか表現できない)受けが理解できませんでした。酔ってるからって、自分に危害を加えた相手に絡むって、この受けの危機意識はどうなってるんだろう。
最終的に、実は強姦される前から攻めが好きだった、というオチになるんだけど、それならあんなに激しいトラウマになってるのが理屈に合わないし。なんか、被害者ぶって男に責任を負わせ、落とそうとする女みたい。
攻めも、反省してるんだかしてないんだか、態度からわからなかった。酔っ払った受けを押し付けられてめっちゃ迷惑そうだったし、ずっと謝りたかったという割に受けから話を出すまでまるっきり知らん顔だったし。まったく何も考えてないような態度で、受けに強姦のことをほのめかされたときだけ悄然とするかんじ。
あと、許されて事に及んだとき、受けが「気持ちいい」って言って、そのあと攻めが「気持ちいいか?」ってしつこく聞くんだけど受けは恥ずかしがって答えない、その直後また受けが「気持ちいい」って呟く。そんな噛み合わないやり取りが盛りだくさんでした。
反省してないんだけど反省したように見せかけてる攻めと、嫌だったわけでもないのに被害者ぶってる受け、に見える人たちの萌えない話でした。
あれれ?なんでしょう・・・。シーンごとの描写はうまくまとまってて良い感じなのに、全体としてみるとちぐはぐな印象なんですよね。レイプされたことに対するトラウマとか自分の性癖に関する苦悩とか、シリアスな感じで書かれていたのに、途中からあれれ?になってきて・・・。攻め様も、レイプしたことをずっと後悔してて、謝ろうと思っていたと最後の方で言っていますが、前半の攻め様視点の部分では全くその辺が出てきてないですよね?反省してる様子も全く分からなかったんですけど。え、いきなり?って感じでしたよ。
始終そんな感じで、シーンごとに考えたお話を無理やりくっつけた感がありました。前にレビューを書かれた方もおっしゃっていましたが、アンバランス、まさにそんな感じでした。
先日読んだ井上ハルヲさんの本が面白かったので、購入してみましたが、今作は違和感、あっさり感が半端なかったです。
あらすじは、本の紹介に載ってるそのままで、いきなり強姦されている場面から始まります。
藤崎(受)の根底には玖珂(攻)への憧れや好意がある為か、何だかんだ強姦された相手である玖珂への対応が甘い。
結局最終的にはその強姦された相手に自分から告白して誘っているし(笑)ありえない、あっけない展開に…
玖珂は玖珂で強姦を反省していると言う割には藤崎を追って捜査一課に来るし、嫌われていると思っている相手に使うつもりでローションを買って用意してあるし。
しかもHの時にすぐ
「気持ちいいか?」と聞いたり
「嫌なのか?」と聞いたりと相手を思いやってというより、うざい。
鈍感でヘタレで、どうにもこの玖珂にイライラ。反省しているとしても強姦する程の理性が飛んでしまう人物とも思えないし。
主役二人が二人共に、行動、言動に一貫性がない為に読んでいても共感も全く出来ませんし、好きになれなかったです。
あまりにも軽い展開に、拍子抜けしたというか、ルビー仕様としたとしても、あっさりしすぎて物足りない。
強姦という重い導入部からは考えられないほどの違和感ありありの軽い展開と結末でした。
イラストも綺麗なのですが、話に合っているかと言われたら、違和感がある、あまり合っていないと感じました。
井上先生の小説は大好きで、今は自分的一押しの作家さんなんですが・・・
何だかこれはちょっと違う。
井上先生らしさが一切ない感じがしました。
受けの藤崎にも攻めの玖珂にも全く感情移入ができない。
これ本当に井上先生が書いたの?って思うくらい。
いつものぞくぞくするような痛さもなければ、男同士という感じのあのエロさもない。
強姦した側とされた側が反省と許しの果てに・・・というストーリーは別に悪くないのに、キャラがぜんぜん生きていないんです。
レイプから始まる話なのにドロドロした部分もなく、無理やり綺麗にまとめました感がいっぱいで、ちっとも楽しめない。
何で?ルビー文庫仕様だから?
好き作家さんなだけに残念すぎる作品です。
それとこれは本当に自分の個人的な好き嫌いなんで好きな方には申し訳ないんですが・・・
北沢先生のイラストがストーリーにぜんぜん合ってない;
どうして北沢先生チョイス?
何から何まで??ばかりの一冊でした。
受けが攻めに対抗心をバリバリ燃やす警察の同期カプ。
受けの藤崎の中ではレイプの過去がずっと尾を引いているが、加害者の玖珂の心理描写は藤崎のそれとは重みが釣り合わない。この両視点見える書き方が逆効果になってしまい、終始モヤモヤが付きまとった。
藤崎は見た目のせいで舐められ続け、卑屈な思考が癖になっている。途中まではそれも仕方ないと同情していたが、酔ってその鬱憤を玖珂にぶちまけるシーンで一気に冷めた。卑屈全開で過去のことを引っ張り出してネチネチネチネチ。ヒステリーを起こした女を見ているようでゲンナリ。
しかもトラウマは健在なはずなのに、加害者に抱きつき嫌じゃないと。それを酒のせいにするのもどうなんだ。二人の振る舞いを見ていると、どんなに犯罪者や刑罰の軽さを嘆く会話をしても説得力がない。
レイプ加害者が現役警察官で警察官同士のカプ、しかも警察のお仕事描写アリとなるとすんなり読むのは難しいかも。この二人はレイプ被害者の心情を本心から理解し寄り添えるとは思えず、絶対に強姦事件を担当させないで欲しいと思った。
警察ものにしてはBL描写多め。風邪の看病イベントなんて刑事に関係ないベタエピソードは残念。
藤崎の心理描写は後出しが多くよく分からない。本当は○○だった、という梯子を外された感、ブレブレ藤崎に同情しようとしたここまでの頑張りを返してくれ~となる感じが最悪。
書き手が無理矢理恋愛に重きを置こうとしている点や恋愛描写が得意でない点等が浮き彫りになっているような。
個人的に井上さんの作品は★1か★5で両極端。甘さを求められるのが苦手なのかな。この作品はレーベルの色に合わせようとして失敗した感があり、マルチ対応できないタイプの書き手なのかと思った。商業誌より同人誌を読みたい。