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tantei no joshu niwa himitsu ga arisugiru
弱小探偵事務所を営む立花(受け)のもとに突如現れた謎の男・小田切(攻め)。
前所長の知り合いらしい小田切は、立花宅に居候し、彼の助手として働くことに…
無口で無愛想、しかし大変有能な小田切は一体何者?というのが本書の一番の謎。
ハッカー並にITに精通しており、頭脳明晰。しかも料理も上手くて…と、次々明らかになる彼の特技。
小田切に惹かれていく立花ですが、彼は突然姿を消し…というのが中盤までの展開。
ここまでは、探偵仕事をこなすうち自然と近づいていく距離や、二人の探偵としての考え方の違いなど、楽しく読めていました。
しかし後半明かされる小田切の正体にはやや萎え。
まさか○○○○だったなんて…というか、そういうジャンルの話だったの?
ホームズを知らない(世間事情に疎い)程度の伏線しかなかったのに、このオチはあまりに強引かと思います。
小田切を救うため頑張る立花は健気ですが、そもそも普通に女性と付き合ってきた人がちょっと一緒に暮らしてたくらいで男に惚れるかな〜というそもそもの疑問もあり。
前半と後半でジャンルが異なる話と心得て読んだ方が置いてけぼり感は少ないかもしれません。
電子書籍を購入。
挿し絵あり、あとがきあり。
挿し絵は、乃一ミクロさん。
相変わらず美しい絵で、それだけで評価もプラス。
探偵もののお話で、前半はワクワクと楽しく読めます。
ラブの方も、攻めと受けの二人の距離も徐々に縮まり、いよいよこれから!!って時に。。。
後半、あれれ?
何、その展開。
聞いてないよっ!!
って状態に。
あとがきによると、このお話のジャンルはSFらしいです。
なんかね。
トホホ(;´д`)です。
評価は、「中立」ってことで。
寂れた探偵事務所を経営している立花のもとに、ある日やって来た得体のしれない探偵見習いのハイスペックな青年。
なんでも卒なく片付け探偵業の習得も申し分ない。
けれど、知人の紹介とはいえ高能力過ぎてかえって何か隠し事がありそう。
探偵業の傍ら探ってみると…。
やたらといい男すぎて絶対何かある、と読みながら想像していくと思い浮かべる一つのまさかの可能性にそう来たかとSF(少し不思議)なファンタジーでした。
隠された設定が明かされて謎がとけて大団円、というのは嫌いじゃありませんが、この作品の場合は好みではありませんでした。
初めから例えば近未来ものとか異世界あるいはタイムトリップものとかのファンタジー設定要素ありきの展開であればともかく、真面目にミステリーやサスペンス系のものとして読んでいると、判明したときの気持ちのいいだまされた感や、やられたよと降参したくなる爽快感はありませんでした。
攻めがIQはやたらと高いのにEQは低く、人として色々足りないけれど、初めから立花には献身的で時には口うるさい母親のようなところは好みでした。