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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
花降楼シリーズで鈴木あみ先生の作品を読むようになったんですが、
こちらの新作も鈴木あみワールド全開で魅力的ですね。
ケモノ×種族違い×身分違い×妊娠出産などなど、色々な設定が混在しているのに、話の展開がちゃんと王道なのがさすがですね。
あらすじを読んだだけでめちゃくちゃ萌えたので、購入したその日に読み終わりました。鈴木先生の作品はいつもテンポがよくてメリハリもあり、構成のバランスもすごく気持ちいいので、安定感のある作家さんです。
*******以下ネタバレあります********
九尾狐王族の主君・焔来 × 捨て猫出身の付け人・八緒
この主従設定はなかなか萌えるw
猫族である八緒は小さい頃から焔来の遊び相手として彼のそばにいて、焔来のことを憧れているし忠誠を誓っているが、焔来のはじめての床入りの相手という話が出た時に自分の恋心に気づき、思わず自ら名乗ってしまう。
しかし男との経験がないなら「御添い臥し」を務めないので、義兄の緑朗と寝たことがあると嘘をつかざるを得なかった。
それでようやく「御添い臥し」の資格を勝ちどったが、焔来には他の男と寝たことがあるかとひどく怒られ、それでも嘘を押し通すしかないから誤解されたまま二人は体の関係を持つようになる。
焔来の方は最初に八緒が他の男と寝たことでひどくショックを受けたが、強引な態度で八緒を自分のものにした。
態度は強引だが八緒に対しては本当に優しい。八緒もそんな素直になれない彼のことをよく知っていて、いつも健気で尽くしているのがすごく可憐です。
しかしある日、八緒が妊娠したことが判明し、八緒は説明する余地もなく追い出されてしまう。
ーーなぜなら同性とは関係なく、猫の八緒は狐の子を孕むことはできないからだ。
他の男の子どもであるに違いないと思われ、八緒は焔来を主張しても信じてもらえなかった。
というわけで色々すれ違いが会ったが、最終的には妊娠の理由も分かり、二人は無事に一緒になることができたハッピーエンドです。何より八緒の腹の中の子はちゃんと焔来の子どもで、可愛らしい狐の赤ちゃんも産めました~
その理由はなかなか意外だったのでここではネタバレしませんね。
八緒の一途の想いがとても愛おしくて、読んでいてキュンキュンしました。鈴木あみ先生らしいなという雰囲気でした。
もちろん一番胸キュンしたのは攻めと受け二人とももふもふな設定ということです。
特に攻めは九尾狐なので、九つの尻尾もあって絵的にはなかなかゴージャス( ´艸`) 受けも攻めのこのもふもふな尻尾が大好きで、自分でブラッシュをかけずにはいられないとか、抱きしめて寝たりするとかで萌メーターがマックスでしたよ!
生まれてきた子狐は…小さなもふもふ♥可愛らしいな~
コウキ先生のイラストが最高に可愛かったです!この小説はコウキ先生の絵がなければだいぶ色褪せるのでしょうね。
イラストを見るたびにとろけるようにメロメロになっちゃう。
子狐の息子と、猫又になった八緒と相変わらずゴージャスな尻尾を持つ焔来の三人(?)ショットがツボすぎる!!
この絵を見ると二人の子育てものが見たいな…鈴木先生、続編書いてくれないかな…
人狐一族の跡取り×捨て子で人猫の一族に拾われた人猫。
受けくんは、幼い時に攻めの身の回りの世話をする係に任命され、せっせと仕えています。攻めとともに仲良く成長し、攻めの添い臥し(筆下ろし)相手を探す際に攻めが好きすぎて立候補、その後もずっと抱かれ続けています。
この世界は、種族さえ同じなら男同士でも子供を作れるのですが、狐族の攻めと猫族の受けの間には子供ができないので、攻めの家族にも関係を黙認されていました。しかし、できないはずの子供を受けが妊娠し、猫が狐の子を孕めるわけがない、誰の子を孕んだんだ汚らわしい、と攻めの家族から屋敷を追い出されてしまいます。
受けは攻めとしかしたことないので攻めの子だと思うものの、自分の知らぬ間に猫族の誰かに汚されていたのかも知れないと悩み、攻めは攻めで、自分の子だと思いたいものの猫族の受けに自分の子は孕めないはずだしで悶々です。
結果はもちろんハッピーエンドなのですが、そのあたりの行き違いや受けの身を害そうとする存在などでドキドキハラハラしました。いろんな事情が判明するときのカタルシスも味わえるので、読みごたえありました。
ただ受けの妊娠出産が鬼門なかたにはオススメできません。
あと、キャラが人間じゃないからか、作中で「人」という漢字を一切使っていません。作者さんのこだわりなのだろうけどちょっと読みにくかったです。表記が「恋人」は「恋びと」、「人生」は「じん生」、「人気」は「にん気」、「病人」が「病にん」、「危険人物」が「危険じん物」などなど。いちいちそこで目が引っかかりました。普通に「恋人」やら書いてくれた方がよかったな。
九尾狐王家の子息:焔来×猫族:八緒のもふもふ可愛らしいお話でした。主従関係、ケモ耳、溺愛、妊娠、ととても盛りだくさんな内容です。
序盤で描写させる2人の出会いや八緒の近侍としてのお務めなど、焔来が言葉にはせずとも八緒を信頼している様子がわかりますし、八緒が精一杯焔来のために働いてるのがなんとも愛らしいです。
このまま平穏な日常が続いていくのかと思いきや、女院と側近が焔来の「お添い臥し」について話しているのを聞いた八緒は焔来への本当の気持ちに気づきます...
焔来の初めての閨の相手になりたくて八緒は女院に「男と経験があって、なをかつ狐の仔を身ごもらない利点がある」とアピールし、見事お添い臥しの役目を掴みます。このときの八緒の行動力には感服です...義兄の緑郎に指南してもらい、とうとうお添い臥しの日当日になるのですが、経験があるから任せて、と頑張るも初めてのことにぎこちなくなってしまう八緒がとても可愛らしいのでぜひお手に取って読んで頂きたいです。
「おまえの処女が欲しかった」と言う焔来に、「僕も初めてだよ」と言えない(女院にばれたらマズいので)八緒に本当に『あぁ〜言って!お互い初めての相手だよ〜!!』とじたばたしてしまいました(笑)
翰林院に進学してからも2人は体の関係があり、「焔来が妃を娶るまで」と八緒は自分に言い聞かせつつ、触れ合える現状に嬉しさを噛み締めていたのですが、そこに狐族である華恋の登場です...
華恋は焔来の妃候補上位で、焔来とはいとこの関係です。いとこ同士だと九尾狐の仔が生まれる確率が高いようです。
焔来の将来を思って身を引き、焔来に華恋と十五夜のダンスのパートナーになるよう勧める八緒ですが、内心は嫉妬の炎がめらめらと燃え上がります。焔来にも「嫉妬しないのか」と言われてしまいますが、ここで本音をいいたくても言えないのが主従モノの良いところですよね!!!滾ります。主の将来第一ですもん
華恋の母の陰謀やら、八緒の出生の秘密など、最後は怒涛の展開で物語は収束していきます。
わたしはてっきり、焔来の精液の力で八緒が狐に...??というかなりファンタジーなことを想像してたのでいい意味でなるほど〜となりました。
根付の話をもう少し掘り下げて描写して欲しかったのですが、全体的にもふもふケモ耳で大満足です。続編で八緒の子育て話が読めたらいいなぁ。もふもふ好きな方にぜひ読んでもらいたいです。
捨て猫だった八緒は、幼い頃から同い年の九尾狐、焔来に仕えて共に成長してきた。九尾狐王家世継ぎである焔来が、適齢に差し掛かると“お添い臥し”いわゆる筆下ろしの話が一族の間で囁かれ始める。いずれ焔来は然るべき妃を迎え、世継ぎをもうけなければいけない宿命にある。
分かっていながらも、焔来に想いを寄せる八緒はなんとか一度だけでも焔来に抱かれたい、とお添い臥しを名乗り出る。お添い臥しは本来、経験豊富な年上の女性が行うのが慣わしであるにも関わらず、八緒は経験があると偽り、焔来のお添い臥しという大役を勝ち取る。一度だけのはずだったのに二人は幾度となく、身体を重ねてしまう。
そんなとき、八緒の妊娠が発覚。同じ狐なら、男同士でも身籠れるが猫である八緒が焔来の子供に身籠ることはあり得ない。不義を疑われた八緒は、焔来の義母に追い出されてしまう。
ここ最近はファンタジーが好きなので、やや強引な展開があるものの、萌えました。
息子である子狐がまだあまり出て来なかったので、次回は登場してくれるかなぁ。旦那の身分が高いだけに、八緒にとってはこれからが大変そう。
初読み作家さん。
シリーズもの第一弾。現在3巻迄出てます。
コウキ。先生のイラストに惹かれて購入。
あとがきのキャララフちび絵含めて最高に可愛いです!
なので評価もコウキ。先生分、萌1個評価プラスになってます。
1巻はとりあえずお話だけだと「萌」かなぁ?
続巻でまだまだ一波乱も二波乱もありそうな匂いがしますw
もふもふ世界のファンタジー設定があるので、特に地雷などない私的には面白かったです。
九尾の狐ちゃんと猫耳ちゃんが可愛いので。
私もモフモフしたい!
とにかくイラストが可愛いのでそれだけで満足。
鈴木あみ先生の作品はいままで読んだことがなく、
今作が初読みです。
挿し絵がコウキ。先生なので
前からとっても気にはなっていました。
コウキ。先生のラブリーでキュートな絵柄で
ケモミミ、もふもふが見られるなんて最高じゃ~と
挿し絵見たさに購入したといっても
過言ではありません。
大好きなケモミミ+妊娠・出産話なんて、
私の好きな要素だらけ。
挿し絵はもちろん、
お話もとってもおもしろかったです。
続けて続編2つも購入してしまいました。
まず、焔来(ほむら)っていう名前が
めちゃくちゃかっこいいですよね。
両片想いのまま、体だけ先に繋げてしまう
という展開も好きなので、
早く気持ちを伝えて両想いになって~!!
とやきもきしながらも楽しめました。
時代設定はちょっと古そうですが、
しゃべり方は現代風ですし、
そもそも獣人ファンタジーなので、
そのへんは気にしてはいけないのかな。
焔来は若君で、八緒は従者なので、
偉そうにしているとまではいかないけど、
やはりちゃんと身分の差はあります。
着替えも普段は八緒が手伝っているので、
ボタンすら自分ではちゃんと留められない焔来が
超絶かわいいです。
種族の違う八緒がどうして焔来の子を妊娠したのか
「愛が奇跡を起こしたのかな~」と
のんきに考えましたが(笑)、
ちゃんとした理由があります。
私は気付かなくて驚いたけど、勘のいい人だと
わかるのかな。
焔来だけでもしっぽが9本あるので
もっふもふに癒される1冊でした。
ケモ世界での、身分差の恋物語。
攻めは瑞獣八家の一つ、九尾狐王家のお世継の若君。対する受けは、彼に仕えてきた黒猫。
鈴木先生お得意の(?)、幼馴染みであり、主従である二人の恋模様です。
主従であると同時に、獣種が違うので寿命が異なるというのが切なさ要因の一つ。
また、攻めの側にいたい受けがついた一つの嘘が、二人にすれ違いを生み、さらにその後の思わぬ事件で誤解の傍証となっているところがさすがだなと思います。
(鈴木先生は謎解きとかミステリー展開ほんと上手いな、といつも思うので)
攻めは、受けの主にあたる位置ですが、多少上から物を言うところはあるけれど俺様というほどでもなく、傲岸でも不遜でもない、わりといい人。ただ少し言葉が足りないかな、というくらい。
対する受けは、意地っ張り要素はなく、ただただ純粋に攻めが好きで、側にいたいんだなという感じです。一生懸命で健気、この子が幸せになるところが見たくて読んだ感じでした。
神作品にしてもいいくらいだったのですが、萌×2にしたのはラストが綺麗にまとまりすぎているかな、と思ってしまったから。
切ない要素の全てを克服しなくてもいいんじゃないかな、と。まあもちろんその方が後味は良いのですが。
コミックが出たようであらすじに惹かれ小説の方を読んでみました。
やはり鈴木あみさんの文章は読みやすいですね!知りたいことがすぐ書いてあるというか、余計な描写が極力省かれているというか。
捨て仔猫の八緒が九尾狐家の跡取り焔来に出会って、綺麗で気高くて大好きになって、ずっとそばにいたい一緒にいたい、初夜も他の人としてほしくない!って健気で一途で。
このときの嘘が後々ややこしいことになりますが、焔来の嫉妬も良かったです。
身分差がもどかしくもあり。しかも猫族の八緒が妊娠したとわかると、ありえない!浮気か?裏切りか?と大騒ぎで。
異種族間で妊娠するわけがない世界なので…。
実は八緒の正体は…!
無事に嫁入りして出産してめでたしめでたしでした。
焔来も八緒もあんなにしてて何故お互いのことがわからないの?このすれ違いや身分差が美味しくもありもどかしくもあり。
言いたいことが言えない二人がすれ違うのが切なかったです。
出産で八緒の身体を心配する焔来、しかし八緒の変化に気付くと、どんどん子作りするぞー!って(笑)
短編の解禁の日も良かったです。
鈴木あみ先生の作品は初読みて、読みやすくて、展開も気になって一日で読み終わりました!
挿し絵もよかったです!!
攻めの焔来はもう旦那の鑑ですね。
子供生まれた後、最初に心配したのは八緒で、子供の方を全然見てなかった(笑)
八緒への愛を感じられます!!
旦那としての正解じゃないかって感じ。
ちょっと思ったのはどこから生まれたのでしょうか。帝王切開じゃないようだが…そこらへんは深く考えないようにしましょう。
電子で読んだですが「ほとばしり」が「☆」になってますがなんで?と思いました。
大好きなケモミミに惹かれて、手に取りました。
お互いに、子供の頃から相手一筋で、エッチをするのもお互いのみで、狐と猫の種族を超えて…という純愛ラブストーリーです。
途中、身分差や勘違いによるすれ違いがあったり、攻めの焔来を狙う女狐が登場したり、もどかしい展開がハラハラしてジレったかったけど、受けの八緒の健気さにキュンとなりました。
終盤明らかになる、八緒の出生の秘密と正体には驚いたけど、好きな展開だったので嬉しかったです。
おまけに、2人の子供まで誕生して、コウキ。さんの描かれた九本の尻尾のある赤ちゃんが可愛くて癒されました。
力の違いから2人の寿命が違うのが切なくなるけど、八緒が大好きな焔来だったら何とかしちゃうんじゃないかと思えます。
心残りは2人の育児シーンが見れなかったことだけど、焔来の溺愛ぶりは萌えるし、八緒の一途さはキュンとなるしで、2人の純愛を堪能できて満足です。