九尾狐家異類婚姻譚~黒い瞳の花嫁~

kubikoke irui konintan kuroi hitomi no hanayome

九尾狐家異類婚姻譚~黒い瞳の花嫁~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神10
  • 萌×213
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
114
評価数
27
平均
4.2 / 5
神率
37%
著者
鈴木あみ 

作家さんの新作発表
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イラスト
コウキ。 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
九尾狐家妃譚~仔猫の褥~
発売日
価格
¥657(税抜)  
ISBN
9784576181622

あらすじ

炯都の通う翰林院にドラゴネアの王子アレクが編入してくる。世話役に指名された炯都は同室で寮生活を送ることになるのだが…。

表題作九尾狐家異類婚姻譚~黒い瞳の花嫁~

アレクサンダー、遊学中のドラゴネアの王仔で竜族
炯都、九尾狐王家直系でみそっかすの王仔

その他の収録作品

  • あとがき
  • 九尾狐家異類婚姻譚キャララフ

レビュー投稿数6

モフモフ和風ファンタジー第5弾です!

こちら、九尾狐家シリーズ第5弾、新カップル登場です。
シリーズものではありますが、新カップルのスピンオフなので、今作だけでも問題無く読めると思います。
もちろん、シリーズ既読だと更に面白いですけど。


で、こちらモフモフ和風ファンタジー+妊娠・出産と言った感じで世界観なんかがかなり面白いのです。
更に、今作でも攻めが受けにベタ惚れ。
ちょっぴり切ない部分なんかもございますが、基本的にはほのぼの甘々。
だって、胸キュンの初恋再会ものですから!
「おとなになったら、俺のところにお嫁においで」ですから!!
そんなワケで、ニヤニヤしながら楽しく読ませていただきました。

内容ですが、遊学中の竜族の王仔・アレクサンダー×九尾狐王家の次男・炯都による初恋再会もの。
炯都の両親が八緒カップルになります。

九尾狐王家直系でありながら、父や兄と違い黒い被毛に一尾な事にコンプレックスを持つ炯都。
幼い頃に夢で出会った、優しく綺麗な男の子に特別な想いを抱いています。
そんなある日、兄の友人であるドラゴネアの王仔・アレクサンダーが留学で九尾狐王家に訪れる事に。
更に、成じんの儀式・お添い伏しを迎える炯都の寝所に何故か現れたアレクにより、ワケも分からないまま純潔を奪われてしまいー・・・と言うものです。

まずこちら、受けである炯都ですが、引っ込み思案でやや劣等感持ちです。自分だけ黒い被毛で1尾、更に兄が優秀な為、必要以上に自身を卑下しちゃう傾向があるんですね。
とは言え、家族皆に愛され(特に焰来)、大切にされてるので、思いやりがあり歪んだ部分なんかは無いのですが。

対して攻めであるアレクサンダーですが、こちらは鈴木先生お得意の男前執着系。
幼い頃に出会った炯都の愛らしさにもうメロメロ。
今回、炯都を手に入れようと準備万端でやってきたって感じでしょうか。
一途で包容力もあるのですが、炯都を手に入れる為に裏で画策しと、割と手段を選ばないところもあったりして。

こちら、キモとなるのが成じんの儀式である「お添い伏し」なんですね。
このお添い伏しですが、王家の人間が初めてのエッチを経験豊富な女官なんかに手解きしてもらうと言うものです。
要は筆下ろし。

で、ちょい天然でぼんやりしてる部分がある炯都。
通例どおりにお添い伏しの儀式に臨もうとしてたら、忍び込んで来たアレクに逆に抱かれてしまう。
この陵辱強姦が苦手な方もおられると思いますが、個人的には大好きなんですよね。
攻めの強い執着が感じられて。
あと、無理矢理と言えど、アレクは炯都にベタ惚れ。
とても大切に抱き、事後は「おまえを俺のものにしたかったんだ」と熱く口説く・・・。
で、反発しつつも儀式を担当する女官らに害が及ぶ事を心配し、アレクとの事を秘密にする炯都。
その後、翰林院に入学する二人。
寮で同室となったアレクは、炯都を抱き続け・・・て感じになります。

なんかこう書くとアレクが超酷い奴で、全然ほのぼの甘々じゃ無いみたいですが・・・。
ここから院での日々で、二人は心を通わしていくのです。
劣等感からいびられても、ろくに言い返せない炯都。
これ、甘い言葉で慰める方がずっと楽だと思うんですよね。
しかし、厳しい言葉で発破をかけと、アレクが本当に炯都の事を思ってるのが伝わってくるエピソードなんかがいい。
あと、そんな彼の言葉で、自身の矜恃を持つようになっていく炯都にも嬉しくなる。

まぁ、元々アレクは炯都にベタ惚れ。
炯都も幼い頃に夢に見た憧れの少年が実は~て感じで、互いに好意を寄せ合ってるので!
炯都がアレクと共にドラゴネアに遊びに行くくだりなんか、もうめっちゃイチャイチャですから!!

あと、このシリーズでもうひとつキモとなる妊娠・出産。
二人は異種族の為、仔は出来ないんですよね。
あと、竜族であるアレクに対して、1尾しか持たない炯都の寿命は短い・・・。
しかし、これはウルトラCが出るのでご心配無く。
こういうご都合展開は大歓迎ですよー!!
ところで、ウルトラCて、もう言わないですかね。

そんな感じの、甘々ほのぼので心があたたまるお話でした。
あと、巻末のキャララフに悶絶です。
幼い頃の、手足がモフの炯都が可愛すぎるなー!(*´▽`*)




9

シリーズ第5弾

待ってましたの「九尾狐家異類婚姻譚」シリーズ第5弾!
コウキ。先生のイラスト込みで大好きなシリーズです。
今回は巻末キャララフもモリモリ増量で3ページ!
勿論ちみイラストも堪能できます!
表紙は勿論、カラー口絵もすっごく可愛いのです。

物語の今回の主役カップルはドラゴネアの王子アレクと炯都ちゃんです。
二人の出会いと気持ちを通わす迄が切なかったりすれ違いもあったりで、ハラハラドキドキです。
炯都ちゃんはお母さん似なのですが、ヒト化するのが遅かったことなどから少し自分に自信が持ててないのです。
でも、周りからの愛情はたっぷりで育っているし、とても素直で可愛い性格をしています。

とにかく可愛いお話なので、ケモ耳好きなら、シリーズモノですがぜひ1作目から読んでみて欲しいです!

まだまだ楽しみなシリーズです♪

2

やっぱりドラゴンボールには強大な力があったのでした。

このシリーズものが好きで、やっと読むことができました・・・。

今回の主人公、ケイトの父母の焔来と八緒の話からだと、やっぱり急ぎ足な感じがしますね。
アレクがケイトに無体する理由がちょっと
無理やりな感じがします。本当に好きならそういうふうにしないよ・・・と思いました。

若気の至りってことで最初は読めたのですが、
途中の一文で、寮にはいってから毎晩のようにやられる 的な表現にちょっと引きました。

もっと大事にしてくれよーーーー!って叫びたい。

基本、言葉が足らなすぎる二人です。すれ違いも誤解から・・・。
でもその誤解の解かれ方も、ご都合主義な感じがしました。

とはいえ、幼い時の二人は猛烈にかわいいし、
最後どうなるんだ・・・と思っていたら、すごい便利なドラゴンボールがでてきて
さすが、竜だけあるね!と納得。
ただかっこいいだけじゃなかった。

元の主人公カプは焔来と八緒なので、八緒は尾が八本になるまで
子供産むのかしら・・・と思うとまだまだ、モフモフシリーズを味わえそうで楽しみです。

ケイトに下には双子の九尾兄弟もいますからね・・・

このシリーズには癒しを求めているので、ハピエン絶対賛成です。

1

アレクの粘り勝ち

九尾狐家シリーズ第5弾です(*´▽`*)

今回のお話は焰来と八緒の仔供の炯都と第3弾で当て馬的存在だった
エドワードの息子アレクサンダーのお話です。
こちらの作品を読んでエドワードが再婚したことを知り
ちょっぴり胸が切なくなりました(>_<)


炯都は自分に自信のない控えめな性格で
アレクは執着心が凄くどちらも私の好きな性格でした(*´▽`*)
ただ、アレクはちょっと無理矢理な部分が多くて
最初は炯都が不憫で仕方なかったです。

いっぱいすれ違って切ない部分も多々ありましたが
ちゃんとハッピーエンドだし炯都の寿命に関しては
目から鱗の話が出てきてなるほど!ってなりました(*´▽`*)
結婚する話の時に八尾が焰来の気持ちを察しながら炯都にお話するのですが
父親心が溢れてて良い父親になったなぁと勝手に思っちゃいました。
八緒に似てると言うのもあるし、しっぽが1本しかないと言うのもあって
傍に置いておきたいって気持ちがあったのかなぁ。


二人の子供のお話も読んでみたかったし
第4弾同様ページがもっと欲しい!と思いました(*´▽`*)

1

せつないをもっと

 まさかと思ってたらホントに来ましたよ。竜族ドラゴネア王国のお世継ぎアレクサンダー王仔。まだ生まれたてのほやほや、ひと型も取れずにベビーベッドに寝ていた炯都を見初めて、いつかお妃にすると固く心に誓ってたらしい。恐るべし竜の執念。もちろん炯都の方は、自分が新生児にしてすでに売約済みだったなんてつゆ知らず。ただでさえ奥手で引っ込み思案の彼が呆然としてる間に、アレクの策にまんまとはまって、「お添い伏し」の儀式の夜に初めてを奪われてしまう。

 身体が先走って心がすれ違い、しなくてもいい遠回りをしてしまう二人。炯都みたいな子にはちゃんと手順を踏んでゆっくりアプローチしてあげなくちゃ。そこはややアレクの辛抱が足りない。結構な遊び人で場数を踏んでるようでも本命を前にすると勝手が違ったってことでしょうか。だってこの二人の場合、炯都の母八緒と父焔来のときに比べたら本来はずっと楽勝パターンだったはず。国際結婚だけど関係良好な王族同士ってことで格のつり合いは取れてるし、竜と狐の種族の違いも、乗り越えるウルトラC的な手段があるらしい。障害らしい障害って実は大してなかったりする。

 私は鈴木あみ作品では、不憫でけなげな受けが波乱万丈の末に幸せをつかむお話が一番好きなので、身分も種族も寿命も、格差ありまくりで八方ふさがりだった1作目の八緒・焔来カプの方に断然肩入れしたくなる。本作ももう少しみそっかす炯都の葛藤とか、炯都を溺愛する焔来が遠い異国に嫁がせたくないと暴れるとか、せつなさと波乱の展開が欲しかったかな。あと焔来と長男の煌紀とは、おんなじ九尾の本家跡取りでも、不器用な堅物とチャラい遊び人という描き分けができてたんだけど、本作のアレクと煌紀はタイプが近すぎてそれぞれのキャラがいまいち際立ってなかったかも。まあしっぽの触感はあきらかに違うんですけど。イラストのコウキ。さんも含めて大好きなシリーズなので末永く続いてほしいがゆえに、今回は少々いちゃもんをつけさせていただきました。

3

新鮮味がなくなって来ました

ちょっと期待し過ぎたかもしれません。いつもより萌えが足りなかったです。たぶん焰来と八緒の両親CPが好きだからかもしれません。炯都の寿命問題が解決したのは良かったけど、駆け足感が否めませんでした。翰林院のエピソードが短かすぎたのも残念でした。
エチする仲になるのも早かったし、アレクサンダーが炯都を初めから好きなのが分かるので切なさが足りなかったです。
個人的には子どもたちの話より八緒が本来の姿を取り戻す方に興味があります。いつまで猫の姿なんでしょうか?
長々と続くとマンネリ化が心配です。

2

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