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hana wo yurasu kaze
突っ込んで調香師とクリエイターの共同作業について、書かれていたので楽しかった。
香りの原材料として紹介されていたのは、オールドローズ、
rose de mai (五月の薔薇)
調香師は、
Parfumeur、またはNez 女性調香師にもParfumeurと称され、特に資格はない。
それに対して、Parfumeur-Créateur は、称号を与えられた人のみが使える資格。
この物語の主人公の仕事は、どちらかというと、Parfumeur-Créateur クリエイターに近いと思う。
レシピを書いて、アシスタントに調合させています。
ここの部分がちょっと、物語の中で違ってるんじゃないかな、と思ったけれど、それ以外は、気にならなかった。
「ラビアン ローズ」(バラ色の人生)という名の香水が完成するのですが、
山藍先生の同名の作品があるので、イメージが混乱してしまう。どんな香りなのかな。
私も昔、調香に凝って、教室に通って自分用の香水を作りました。
基調は、バラじゃなくて、菫の香水。
菫の香水をなぜ作りたかったかというと、「風と木の詩」に出ていたからですが、今は菫の天然香料はないのです。