手をつないでキスをして

te wo tsunaide kiss wo shite

手をつないでキスをして
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神30
  • 萌×251
  • 萌28
  • 中立2
  • しゅみじゃない12

--

レビュー数
21
得点
440
評価数
123
平均
3.7 / 5
神率
24.4%
著者
名倉和希 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
Ciel 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784403523861

あらすじ

小さな甥と二人で暮らす拓海が出会ったのは王子さまのような伊織。拓海に想いを寄せ優しく支えてくれる彼に、いつしか惹かれるようになるが・・・・!?

表題作手をつないでキスをして

城嶋伊織,34歳,アパレルブランド『IORI.K』の社長・元パリコレモデル
畑野拓海,23歳,姉の遺児を育てるフリーターの青年

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数21

美人溺愛スパダリ攻め×不憫受け(+甥っ子)のほのぼの、じんわりストーリー

やー…やっぱり名倉先生の書かれる溺愛攻め、最高ですね✨

そして今作は受けの甥っ子、凛太郎の可愛さがほのぼの要素を加えてくれており、とっても良かった◎
(※2015年出版とのことで、約10年前の作品であることに今気付いてびっくり(°_°))

『アーサー・ラザフォード氏』シリーズから先生の作品にハマり、次々読み漁っています。

今作の攻めは見た目美人(元パリコレモデル!)で包容力抜群の社長で、なんでもない日に薔薇の花をプレゼントしちゃう(「君に、愛をこめて」と言いながら……なんなのもう好き!!!!!)御方。

はあ私も明日公園行ったら伊織さんに会えないかなー…とか馬鹿なことを一瞬考えてしまいました、ごめんなさい。

そんなパーフェクトマンの伊織が公園で一目惚れしたのが、拓海。
亡き姉の一人息子である甥っ子、凛太郎を引き取り懸命に育てている頑張り屋さんです。

凛太郎の送迎や家事に追われて説明会に出られなかったり、突然の発熱で幼稚園から呼び出しがかかり最終面接に遅刻したりしてしまい、就職活動に失敗しているけれど、決して子供がいるせいにはしない健気な努力家なのです。

なんかもうこの序盤の背景説明のところだけでうるっと…
私の涙腺も随分弱くなったもんだ…。絶対幸せになれ!!!!って強く思っちゃった。

そうそう、凛太郎が初対面の伊織に対して「おじさん、すごくきれいだね」と話しかけた時、私も伊織と一緒に「おじさんかよ!」とツッコみましたよ。笑

性別問わず「うつくしいものは正義」として美しいもの大好きな凛太郎、正直でよろしい。可愛いわ…(ˊ˘ˋ* )

あと伊織と一緒にお風呂に入った凛太郎、お風呂を出てから「いおりさんのち○ち○、でかかったよ!」と報告して拓海を真っ赤にさせたりするのです。笑った〜〜

伊織と拓海が少しずつ距離を縮める中、凛太郎の実父、赤沼が伊織を脅し凛太郎を手に入れようと画策するのですがー

そこで伊織が手を組み知恵を働かせ策を講じる弟、琉偉が、めっためたに格好良かった…!!!攻め様も大好きですが、琉偉様も大好きでございます。

正義は勝つ!勧善懲悪!を地で行く展開に気分もスッキリ・:*+.

セッッも決して無理をさせようとはせず、手順を踏んで少しずつ少しずつ進めていく愛情たっぷりの伊織に酔いしれた一作でした。はあ…良かった〜

0

受けは褒めて伸ばすと良い。

2015年発売の作品です。
表紙を見て、あらすじ確認して。
苦手とする子育てものかぁ…と少し躊躇しましたが、溺愛攻めとの表記に恐る恐る手を出しました。

いや〜面白かった。
甥っ子凛太郎の存在は、生意気さが無くてストレスフリー。
あまりの無さに嘘くささはありますが、まぁそこにリアル感は必要ないですものね。

お話は、元モデルの伊織が、甥っ子凛太郎と歩いていた拓海にひとめぼれしたところから始まります。
両視点で交互に展開されるため、ひとめぼれした伊織が、拓海と凛太郎二人との距離を詰め、人柄を知り、ますます拓海にのめり込む様子や、拓海が、優しくて包容力のある伊織に、肩ひじ張らずに頼ることで徐々に惹かれていく様子が、すんなりと頭に入ってきます。

なんと言っても、伊織の完璧な攻めっぷりには、脱帽。
拓海の家事の優先度の関係上、どうしても後回しになってしまう家の掃除を、責めず、何より拓海に負担に思わせない言い回しで、率先してやってくれるんですよ。
あーウチにも来てほしいっ(切実)!
好きだという気持ちは、隠さずにハッキリと伝え、甘やかし、愛の言葉も惜しみません。
はー…たまらん。
世の男性たちには、ぜひ見習ってもらいたいです。
拓海の言動に振り回されている感があるので、伊織はきっと尻に敷かれます。
それを含めて、攻めの完成形ですね。私見ですが。

伊織の弟の琉偉も良いキャラでした。
格好いいんです、この弟。
終盤、凛太郎の父親をやり込めるシーンはスカッとします。
個人的には、この作品の登場人物の中で一番好きでした。

0

攻めの鏡のような攻め

攻めの伊織さんが素敵すぎる。
いやもう、ぜひ一家に一台ならぬ一伊織を。
BL界の攻め的にも非の打ち所がない素晴らしい攻めだと思う。
麗しくて、受けを丸ごと包み込んでくれるような優しさを持っていて、人当たりも良く紳士的で、おまけにお掃除まで出来ちゃう包容力大の愛情たっぷりな攻めなんです。
アプローチはあくまでも真っ直ぐに。
ちょっとズルいところがあるのも含めて好き。
め、めちゃめちゃに萌えた…

姉の遺児である甥っ子の凛太郎(5歳)を、23歳の若さで1人で懸命に育てている拓海。
拓海が凛太郎を愛情深く慈しんでいる表情を公園で見かけ、あまりの仲睦まじさと愛らしさに、思わず一目惚れをしてしまった元モデルでアパレル会社社長の伊織。
貸したハンカチをきっかけにお近付きになり、ひょんなことから2人が暮らす(汚)部屋の掃除をしてあげることになり…と続きます。

Ciel先生のカバーイラストの通り、お子様も登場するあたたかい雰囲気のお話です。
子育てものというよりも、家族ものという感じかな。
良くある、生活に困窮しているような描写はありません。
なので、ひたすらに微笑ましく平和な空間に癒されてしまいます。
嫌なやつは1人だけ。それもスカッとどうにかなりますし、安心して読める作品だと思います。

社会へ出る前に凛太郎を引き取ったこともあって、現在はフリーターとしてアルバイトをしながら家事と育児を懸命にこなしている拓海。
凛太郎のことを慈しんで、大切に大切に育てているのが分かります。
彼が本当に責任感の強い頑張り屋で応援したくなっちゃう。
幼い子を抱えながらだったでしょうし、きっと大学生活も決して楽なものではなかったのではないかな。
でも子供のせいにはしない。そこが良かった。
洗濯も料理も育児もこなすけれど、掃除にまではなかなか手が行き届かず、部屋の中は物で溢れかえってしまっている。
これはしょうがない。全部は無理ですよ。
そんな畑野家に、ひょんなことから知り合った王子様のようなキラキラとした美貌の持ち主・伊織が少しずつ家族の中に加わっていくことに。
部屋の惨状を見かねた掃除好きの伊織が掃除を申し出て、そのお礼に拓海が晩御飯をご馳走する…と、たったこれだけの出来事が続くのですが、合間の3人の交流がとてもあたたかいんです。

両視点で進むので、お互いの気持ちが理解しやすい親切設計。
21歳から凛太郎を1人で育てていて、偉いね、良く頑張ったねという伊織の優しい言葉に泣いてしまう拓海を抱きしめてあげたくなる…
もうですね、伊織の真っ直ぐな優しい一言一言が拓海の心を解いていくんです。
この時点で幸せになって欲しい気持ちでいっぱいに。
伊織へ惹かれていく気持ちも無理がなく、伊織のアプローチを受け、同性へのはじめてのどきどき感に戸惑う姿がまた可愛いんだなあ。

一方、本当は拓海と親しくなりたい下心満載で近寄ったはずが、そんなことは関係なしに、どんどん拓海と凛太郎に癒されめろめろになっていく伊織。
まあ、本人も分かっている通りちょっとズルい大人なのですけれど、拓海のことを労わりたい気持ちと愛して包み込んであげたい気持ちに嘘がないので、もっと拓海を幸せにしてあげて!なんて思っちゃう。
拓海側からすれば非の打ち所がない大人の男性でも、伊織視点を見ると実際は拓海の可愛さに悶えるただの男なところにほんのり残念さが見え隠れするのは、やはり名倉先生作品の攻めというべきか。好きです。

くっついてからも伊織からのストレートな甘い愛の言葉が飛び交い、免疫がなくうぐぐ…となる拓海がすごく可愛い。
かと思えば、逆に拓海の無意識の煽りにうぐぐ…となる伊織が居たりして。
「伊織さんの形に〜」はすごい殺し文句ですよね。
無意識が1番強いんです。受けの発言に翻弄される攻めの図ってすごく良い。

と、終始楽しく癒されながら読んだのですが、突っ込みどころは多々あります。
拓海の父親について。拓海の姉はなぜこんな人と…?などなど。
が、それ以上にメイン2人と凛太郎のやり取りに癒されてしまったのでこちらの評価で。
(ノンケですが)伊織の異父弟も良い男なんですよ。
最後まで甘さたっぷりのやわらかい作品でした。
受けのことが好きでたまらない攻めって素敵。

6

うちにも掃除好きのイケメンください!

面白かったです^^
溺愛攻めは正義!大好き!!

元スーパーモデルの伊織が、甥っ子を一人で育てる拓海に一目惚れして……というお話。
基本的に平和なのですが、倫太郎の実父が超ムカつくボンボンなんですよね。
で、その嫌な男を追い払って二人を守ってくれるのも伊織とその弟たちで……という、胸熱展開。
このザマァは気持ちよかった!!

そして、この伊織が掃除好きのイケメンなんです。
名倉先生もあとがきで仰ってましたが、私も家事の中では掃除が一番苦手^^;
我が家には開かずの間がありまして……はぁ、恐ろしい。
なので、伊織みたいなイケメンが家をきれいにしてくれたらどんなに満たされるか……
あー、拓海が羨ましい(笑)

4

潔癖気味にはうっっとなる所もあります

面白かったです!
サラサラと楽しく読めるけど、意外とぶっ飛んでる気もするような?

元モデルで現アパレル会社社長の伊織。ゲイです。
ある日公園で見かけた好みの男の子をロックオン。
亡くなった姉の子供(凛太朗)を一人育てる健気なその子(拓海)が部屋を片付けられない子だと知るや、「掃除してあげるよー」と家にまんまと?入り込みせっせとお掃除しまくります。
凄いんですよ!人んちの溜まったゴミ、くつ下が黒くなる程汚れた床、はたまた掃除されていない風呂場まで、、、
いくら一目惚れで豆な性質とはいえ、元モデルで今もキラッキラな美形が躊躇いもなく(寧ろ嬉々として)そんな事するの!?っていう驚きがひとつ。
もう一つは小さい子供がいる家でいくら時間を作れないとはいえ不衛生な汚部屋で暮らしているという事実にちょっと引いてしまった…(苦労人拓海の事情も分かるのですが)
汚部屋に住んでる以外は、料理はしっかりと手作りしてるし凛太朗も素直に健やかに育っている愛情たっぷりな家族なんだけど、汚い部屋で食事してたのか、、と最後まで気になってしまった。(伊織さんは意に介せずだったのでまあいいのか)

後半凛太朗の実父とのゴタゴタが伊織の会社とも関係してくるのですが、ハラハラしすぎることもなく伊織と拓海の恋愛も進む事になったりとうんうん、良かったーって感じです。
くっついた後の拓海くんが日に日にエッチに成長していくのですけど、伊織さんには堪らないだろうなー、ベタ惚れですもんね。
これから2人はそれぞれ未来に向けて忙しくなりそうなんだけど、余裕が出来た拓海くんには是非おウチをキレイに保ってほしいな。

1

癒された〜。

このタイトルとあらすじ、そして表紙の印象そのままの中身でした。

名倉さんの作品に多い「受けのことが好きすぎて暴走ぎみになる攻め」とか「受けのことが好きすぎてちょい変態になってしまう攻め」ではなく、正統派のイケメン攻めが、苦労しながらも親代わりになって甥っ子を育てる受けと、かわいいチビッコをすっぽり包み込んで愛するお話でした。
捻りがないっちゃないのかもしれないけれど、王道ならではの良さがあって、そして挿絵の美しさも相まってとても楽しめました。

受けに一目惚れした攻めによる攻め視点がときどき登場するんだけど、出会って間もない段階で「‥‥‥マジで嫁にしたい……」とまで思うほどメロメロになってしまった攻めの溺愛思考回路がダダ漏れしてるので、多少の障害物が登場しようとも、安心して読めるところも良かった。
そして「(受けの色気で)メシ三杯はいけそうだ」とか「瞳を潤ませて見上げてくるものだから、ぐっと下半身に血が集まりそうになってしまう。」みたいところが名倉さんっぽいなぁと。
(暴走はしていないけれど)

はぁ……ほんと癒された。

あんなイケメンが家にやってきてお掃除をしてくれるなんて、どこの夢の世界の話よ〜。
うちにも来てー!!

疑問点は皆さまも書いていらっしゃるように、受けの姉はあんなクズで低脳男のどこが惚れたのか?という事と、幼稚園代を出してくれない受け父のケチくささと余りの無関心さ。
どうやらたんまり稼いでいらっしゃるようだから、生活費が余るくらい送金して当然だと思うの。

1

絶対的な安心感が心地よき+゚。*

いや~~~~甘かった!!
終始 表紙の雰囲気ままにあれやこれやとストーリーが展開してました。

色々ゴタつく問題はあるけれど、なんていうんですか安心感+゚。*(*´∀`*)*。゚+
この部分が全くブレないので読み手としても
湯船に浸かってほわわ~んと身を委ねながら読んでいる気分でした。
表紙でピピンときた方にはグッと背中押しときます(つ^///^)つ

視点が攻め受け交互に変わるストーリー運びが個人的に好きです。
どちらの内面も見られるから理解が深まるというか…。
受けオンリーの視点だったら、攻めが突然好きとか言い出して"え?"ってなった気がする。
けれど攻めの視点になると一目惚れする過程は非常~に納得ッ(^///^)b
わかる。これは恋に落ちる。
恋をしてウキウキしてる2人をニヤニヤ堪能出来ました♪


攻めの伊織さん。
今のBL界でいうスパダリ枠だと思うんですが…どうでしょう?
見た目の派手さに対して、恋愛に関しては真面目で紳士的。(多少の下心を覗かせてはいるけどw)
そして優しい。とにかくいかなる時も優しい。ふわっと受け止めてくれる包容力。
掃除が上手くて率先してやってくれる。家事全般得意で、育児にも理解あるイケメン。
商才もあって事業を軌道にのせて34歳の若さで既に引退気味という…w

そしてBLで大切な「受けを愛して愛し尽くす攻め」!!!
伊織さんの完璧さに乾杯です♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪

受けの拓海は頑張り屋さんで素直でこれまたキュンキュン。
身内を亡くして苦労してるんですが、育ちの良さが端々に見られる。
お父さんが家族に興味がないと言う風に書かれていたけれど、
ちゃーんと愛情いっぱいもらって育った子にみえるなぁ。。。
(父親については仕送りの件やその他で諸々ツッコみたいところはちょっとある)

ノンケだけど伊織さんに惹かれてく過程がわかりやすく描かれていました。
甥っ子の凛太郎と2人きりの生活で、同世代とは話しが合わなくて。
見ないふりしてても燻る孤独感を伊織さんが救ってくれた。
張り詰めた心が伊織さんの言葉で少しずつ癒やされていく部分が良かったです。

甥っ子の凛太郎くんは…w
5歳にしてなかなかの将来性を感じるわw
拓海がめいっぱい愛情をかけて育ててるんだなというのがよく伝わる可愛い子でした。
家族の中に伊織さんが加わって、ますます心が豊かに育っていくんだろうなぁ。
凛太郎くんが小~中学生になる頃の伊織×拓海のお話を読んでみたいです。
あとがきに少し書かれていたのはワクワクしました( ´艸`) ♪

評価は萌え×2寄りです。

2

安心して読めます

亡き姉の息子・凛太郎を引き取り
コンビニのバイトをしながら家事と育児をこなす拓海、
こんな頑張り屋さんが幸せにならないでどうするよ…の冒頭でしたが
元モデルの超絶イケメン・伊織の登場ですっかり華やかです。
元モデルなのにこの人当たりの良さ、
ひとまわりほどの差もある拓海を見初めてしまい
ついつい世話を焼きたくなってしまう性分、ずるいですね~。
頑張っている拓海につけこんでいる自覚があるのが
私は逆に好ましかったです。
年上はそのくらい余裕があって当然ですしね。
ただ、語弊があるかもしれませんが
もっと伊織は変態でも良かったかな。
出来すぎですもん、男としても人としても!ww
ちょっとくらい特殊な性癖持っていた方が魅力的だったな。
あくまでも個人的な感想ですが。

拓海は文句なしの素直で頑張り健気やさんなので
こういう純粋培養なコを口説く悦びは
なかなか無いんじゃないでしょうか、伊織も。
凛太郎がね、いい子でね、可愛らしさしかないわけです。
子育てってきれいごとでは済みませんが
ひとまず癒されましたし
若いながらも拓海の決意に驚かされました。
引き取った時は3歳であと17年もあるのに
成人するまでは責任持って、だなんて…。
頑張りすぎだから掃除くらい片手間でいいんだよ…。

悪役とも言える、凛太郎の実の父が出て来ますが
少しも不安を感じずに済みました。
こんなに愛情を注いでいる拓海から離せるわけないですから。
伊織の仕事に絡んでくるとは思いませんでしたが
伊織の弟・瑠偉の見事な采配でハピエン、未来もきっと安泰ですね。
優しい気持ちで読み終えられました。

1

好きにならずにいられない!

甘々仲良し家族ものですね。
とっても甘いです!そして名倉さんらしく悪役が一名だけであとはみんないい人たちです。

23歳の拓海は亡くなった姉の子(甥っ子)をフリーターをしながら必死で育てています。小さい甥っ子の為に就職活動もうまくいかず小学校に入ったらなんとか正社員で働きたいと思ってます。一生懸命愛情いっぱいに育ててます。

そんな拓海だからでしょう、王子様のような元モデルでハーフという素敵な男性に見初められ、家にも来て掃除までしてくれるように。
家にも来てくれないかな。

ひたすら拓海に美味しい?お話です。いえ、拓海が伊織に愛されるのはもっともですし、上手くいって欲しいし、三人で過ごす時間はとても楽しそうで癒されます。

凛太郎の実父が悪さをしますが伊織と弟の琉偉がかたをつけてくれます。

そして拓海と伊織も結ばれ仕事も紹介してもらい目標もできてめでたしめでたし。拓海もエッチに積極的だし。

拓海に萌える伊織に共感し、伊織の労りの言葉や優しさに好きにならずにいられない拓海に共感し、優しいお話に読後感もほんわか幸せになれます。

出来れば伊織が実父撃退に大活躍してくれたらとも思いますが、会社は弟が育ててくれた兄への恩返しでもり立ててくれてるので取引がらみの脅迫に対抗するにはこの形になってしまうのかな。
弟が頑張ってくれてるおかげで伊織も拓海と凛太郎と一緒に過ごせて愛を育めたし。

伊織がお父さん、拓海がお母さん、凛太郎が二人の愛の結晶!いいですね、家族ものは。

謎は拓海の父がなぜそこまで関心がないのに家庭を持ったか、仕送りを生活ギリギリまでしかくれないのか、なぜ縁のない公園に伊織がいたのか、なぜ拓海の姉はあんな男と恋に落ちたのか。
細かいことはいいんだよ!不粋ですよね。すみません。

1

分かる!と共感しきりの作品

1冊すべて表題作の長編です。

拓海(受け)が主人公。
甥を一生懸命育てている拓海に、会社社長の伊織(攻め)が一目惚れをして、二人を支えていく話です。

この拓海は片付けが苦手なのですが、自分自身が掃除や片付けが苦手なので、非常に共感しました。
食事・洗濯というどうしても必要な家事を日常ですませていくと、掃除が残るんだよね!
伊織と凛太郎が片づけているのを、手伝いもせず二時間ぼうっと眺めてしまう気持ち分かるよ!
とやけに拓海の味方をしてしまいました。

それにCiel先生のイラストが雰囲気があっていて素敵でした。拓海の手を取る伊織を、凛太郎が目をキラキラして見つめているのが私はお気に入りです。

あと個人的には先生のあとがきにも凄く共感でした。私も本棚欲しいです!電子書籍より紙媒体大好きです!死ぬときは本の処分期間として余命3か月が良いです!と思わず叫んでしまいそうでした(笑)

4

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