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wakasam no yome
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
明るい関西弁一途攻め様にほっこり、ニヤニヤが止まりません( ̄∀ ̄)
小学生の時から受け一筋の兼城。誰とも体を重ねたことなく、光との営みが正真正銘初エッチ。
「光としかしたないし、光でしか勃たへん」
とキッパリ言い切る若様、潔くて良い!!
そして個人的に大好きな方言攻め。
た、堪らん……。
最近ずーっと薄暗くてねっとり、ネチネチした執着攻めの話ばかり読んでいたせいか笑、読んでいてなんだか心洗われるような気がしました◎
猪突猛進型、一途ワンコ攻め大好きな方にオススメの一作です☺︎❤︎
久我先生らしい落語調、
テンポ良いノリノリの関西弁、ハピエンのラブコメ。
桃栗藩のお殿様の末裔。
若様の男嫁に驚かないご一族。
代々それは武士の嗜み、という点で落着するのがシブイ。
テンポが良くて楽しく読了。
光は桃栗に戻ってきた時点で、運命が決まってたように思う、桃栗市役所を受けたのも無自覚な中で兼城の存在があったのかな。
兼城の一途さもすごい、1歩間違わなくてもストーカーだけど(笑)脇目も振らず光一筋で、光に好かれる為に努力して、結果できる男になってて、そんな所も光に刺さったんだから感心する。
正直じい(左門)を使ってまであの手この手で策を弄して、離れてる間も見張ってて怖いし引くけど、光が受け入れてるからナイスカップルなんだと思う。強力な求愛だから、光も逆に素直になれなかったのかも。
これからも光は大事に大事に愛されててほしい
ハイスペックイケメンなのに、受けのことが好きすぎて残念になってしまう攻めが好きなので、楽しく読めました。
小学四年生の時に、一目惚れした光(受け)に「おまえは俺の嫁になれ」宣言をして以来、アタックを果敢に繰り返してきた攻めの兼城。
その後転校が決まった光にしがみ付いて号泣するもんだから、なだめ疲れてすっかり面倒になった光が「今度、桃栗に戻ってきたとき、おまえがちゃんとした大人になってたら、嫁になってやってもいい」なんて適当に言った言葉をひたすら信じて、1ミリもブレずに我が人生、光一筋!を突き通してきた兼城。
離れていた時期もストーカーよろしく影から見守り続け、ついに光が公務員となって戻ってきた……!
……ってことは、ついに俺の嫁になってくれるんだな!!と大喜び。
光はそんな口約束はすっかり忘れてて、公務員試験が桃栗市しか受からなかったのでやってきただけなのですが、至るところで「俺の嫁」と紹介してまわる兼城に閉口。
受けははっきり物申すタイプなので「絶対に嫁にはならない」と主張するも、まったく聞く耳もたない超ポジティブワンコな兼城と、それを生暖かく見守る周囲の人々の様子が面白い。
攻めは代々桃栗の地を治めてきた藩主の家系で、有数の財閥の息子でもあるナチュラルぼんぼんです。
桃栗の為にあれこれ働き市民を思う立派な若様で、市民からも「若様」と敬われ慕われている存在なのに、「俺の嫁」が絡むとバカ様になってしまう……
この若様とバカ様のギャップが面白くて、プラス、坊っちゃまの恋路を陰ながらあつ〜く応援している爺やの存在や、若様の恋を生暖かく見守る友人や市民の描写が愉快です。
久我先生のブログにお目付役の高崎視点の番外編がありましたので、ぜひそちらも!
(爺や視点も読みたかったなぁと思うけど、爺は……ただただ…感無量で、ございます……とほぼ嬉し泣きで終わりそう(笑))
初読の段階では、特に思い入れも感じずに「フーン。おもしろかった」と思って終わった作品なのですが、二度三度、折に触れて読み直していると段々もっともっと好きになってくる、不思議な作品でした。
架空の地方都市を舞台としたお話。
若様と呼ばれる、お殿様の末裔が攻めです。なので俺様キャラかと思いきやそうではない。
恥じるところが何もないので堂々としているだけで、偉そうとは違うのかな、というキャラでした。少なくとも俺様キャラではない。
そんな威風堂々とした攻めが、受けのことが好きで好きで仕方なくて、好かれようと変な努力をしてくるお話。関西弁と相俟ってとてもウザ可愛い。
そして綺麗系の受けは、それを淡々と流す……ように見えて少しずつほだされている。
そんな二人のお話でした。
ストーリー展開は、王道っちゃ王道。
でも受けのことが好きで好きで仕方ない攻めが可愛いので、王道がとても楽しめるお話だと思いました。
ベッドシーンも、攻めの余裕のない様子が「そんなに好きなんだなー」と感じられてひたすら可愛い。
極め付きは、受けとの行為の前に誰かと練習しなかったのかという問いに「そんなん、するわけないやろ。光(受け)としかしたないし、光でしか勃たへん」。
童貞献上ってやっぱイイですね。
「花嫁モノ」って受けが女性っぽい・家庭的なイメージがあったのですが、この作品の受けは男前でした。攻めと体格差はあるのですが、チワワが歯向かうような可愛らしさでもなく、ツンデレというのでなく、「僕にはその気がないから」という風のスパッとした断りが心地良かったです。
光(受)の視点でストーリーは進んでいき、小学校時代の「嫁になれ」発言から始まり、十二年後の再会ではもう「俺の嫁」で認知されているのに抗いつつも絆されたりドキッっとしたりキスも抵抗ない…?と、広報課ロケーション係としての仕事を一緒にしつつ、兼城(攻)への気持ちに気づく展開でした。
端から眺めている、二人の友人である高崎も面白かったです。
両想いになってからの熱烈なラブっぷりや光の家事のできないのも楽しく、兼城と光を周囲が応援する理由も最後に明かされていて、至れり尽くせりという感じの作品でした。
割と好きな方に入る作家さんなのですが、こちらは単純に合いませんでした。
理由は登場人物の性格が合わなかった、これに尽きます。
攻めは異常にポジティブシンキングで、話が通じず意思疎通が出来ないレベルはちょっと勘弁。受けは人の気持ちだけじゃなく自分の気持ちにすら鈍感で、前に他のレビューでも書いたんですが鈍感な人はそもそも嫌いなのです。
攻めも受けも全部嫌な訳では無い。長所はもちろんあるし、尊敬出来たり好きな所もある。しかし上記の嫌な部分が出てくるたびに読んでいてイライラしました。その所為で読破まで時間が掛かる掛かる。なかなか読み進められないんですもん。
しかしその嫌な部分が破れ鍋に綴じ蓋状態で、この二人だからかみ合って行くんですよね。ちなみに当て馬は全部嫌いでキモかったですw
お仕事BLの側面も少しあって、そこでの人との触れ合いは穏やかな気持ちになれるし、脇役は全員好感が持てて良かったです。
あとHシーンが良かったな。相手を思いやって愛があって適度にBLファンタジーでwくっついてからの方が読みやすかった、と言ってもそれはもうエピローグなんですけれども。だから終わってからの後日談は楽しめました。
若様推し!
すごいですね。10年以上光一筋で。
地元の将来を考え市民の為尽力している兼城カッコいい!光の言いつけを守りちゃんとした大人になるって頑張って一途です。
ただ光と相対するとカッコ良さが残念さに変わってしまった気が。でも地元の将来を考え慕われてる兼城を光はカッコいいと思いだんだん好きになっていきます。
確かに色々されても突き放さないきっぱり付きまとうなと言わなかったり嫌いと思えないのはやっぱり好きになってたからなのかな。
鳥越事件の後はラブラブです。やっと甘々が読めた!
お祖父様にも認めてもらえて近いうちに同居。ますます好きになるのかな。
兼城がいつ再会できるかわからない光を想い続け言い寄る女の子をかわして貫くのがいいですね。愛を感じます。
とある地方都市に転校してきた光は小学四年生にして『若様』と呼ばれる同級生の兼城にプロポーズされてしまう。
それから12年余り、再び転校していった光が就職で桃栗市役所の広報課に配属されたのを機に戻ってきたところで、再会を喜ぶ若様に『嫁』呼ばわりされ続けて周囲にデレまくり。
ちなみに兼城家は、大名制度のあった時代から現代も桃栗市で絶大な勢力を持つ一族だったりする。
それなのに、若様ってば威光を笠に着るところがない。
特産品の普及や地元の知名度アップに力をいれたりと、桃栗市民の将来の為に日々奔走する献身的な姿がしっかりと書かれている。
その姿がいつか光を嫁に迎える時に、相応しい夫になっていようと自分磨きに勤しんで待っていた積み重ねと知って、光も徐々に若様に惹かれていく。
おまけに桃栗市の住民も、普通ならば男性のお嫁さんに『え?』ってなるところを、光が『嫁』だと知っても引く事がない。
若様相手でも特別視しない光の態度に、周りははっとしながらも、すんなりと若様のお嫁さんと認識してそうな雰囲気もまた、若様の人柄のおかげかな。
BLには高ステータス、高スペックな攻めってのは数多くいるが、兼城ほど純粋に人柄や行動力、努力で勝負できるキャラってなかなか貴重な存在だ。
これだけ町おこしとしての物語をガッツリ書いているのに、その町の名士が一目惚れを貫いて同性の心を射止めるまでの様子もきちんと読めるってのがスゴい。
読み進めるにつれて桃栗市の老若男女や光同様に、郷土愛溢れる若様の人情味に惚れる事間違いなし!!
初読みの作家さまでしたが、麻々原さんの表紙に釣られたのと、「ルビー文庫創刊23周年フェア」の対象作品だったので購入してみました。レビューを拝見したら同じくフェア狙いの腐姐さまもいらっしゃって、思わず親近感を勝手に抱いてしまった…(爆)。
「若様」というタイトル、表紙の二人の服装などから「もしかして時代物かな?」と思いつつ読みましたが時代物ではない。ないのだけれど、「若様」と呼ばれてしまっている通り昔からの力関係は存在する、という田舎町が舞台でした。
小学生の時に親の転勤で引っ越してきた光(受け)。
そんな光に一目惚れして「俺の嫁になれ!」と言い放つ兼城(攻め)。
この兼城くんがその地で大名をしていた権力者の子孫で、今でも「若様」と呼ばれている男の子。不遜な態度ではありつつも、権力を笠に着て威張るような奴ではなく、まっすぐで、町の事を第一に考えてるような、ナイスガイくんでした。
がしかし、実は光を嫁にもらいたい兼城くんが、光の言った「自分に嫁になってほしいなら…」というセリフを守ろうと忠実に行動した結果で…。
というお話でした。
兼城くんはまさにわんこの鑑です。
良家の子息で、イケメンで、性格もよくて、という彼が、小学生のころからずっと求めてやまないのは光だけ。彼を嫁にするために必死で努力し、嫌われまいと健気に頑張る兼城くんが可愛くて仕方ない。
その一方で、「若様」と呼ばれていて、不遜な態度も良い。そんな彼が唯一ヘタレてしまうのが光だけっていうのが何ともツボでした。
ただ残念だったのは、光の気持ちの変遷がいまいち分かりづらかったこと。光のほうは兼城くんに求愛されても「小学生のたわごと」とけんもほろろなのはよく分かるのですが、急に兼城くんへの気持ちを自覚してしまう件にちょっと「?」となってしまった。
それでも二人とも町を良くするために奔走するナイスガイで、また町の人たちも兼城くんの光への想いを理解し応援しているのでほのぼのした空気が一貫して流れているのがとてもよかった。
あと個人的にとても好きだったのが、二人の友人の高崎くん。二人の気持ちを尊重し、余計なことは口にせず見守っている。けれど、飄々とした態度でちょっと気持ちがわかりづらいところもある彼が気になって気になって。彼のスピンオフ作品を書いてほしいな、と思ったりしました。
わんこ攻めが大好物なので、とてもツボな作品でした。