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ドS家政夫の調教はさらにエスカレート!?
kaseifu wa oshiokisuru
2013年発売「家政夫は豹変する」の続編です。
1冊丸ごと表題作です。北角(受け)の目線で進んでいきます。
前作で恋人同士になった二人の前に、北角の友人・恵と、松浦をライバル視する尾形という家政夫が登場します。尾形の狙いは北角かと思えば…という話です。
テンポが良い作品だと思います。
キャラも良いですし、ちょこちょこと面白い展開が入っていて、楽しく読めます。
松浦(攻め)は、優秀な家政夫の「仕事モード」とそれ以外の「プライベートモード」に分けて北角に接します。しかし、この「プライベートモード」は「甘い恋人」ではなく「愛のあるドS」!「仕事モード」でも北角が主導権を握っているわけではなく、単に仕事として希望に従うだけなので、常に 松浦>北角 の日常です。おまけに今作品では仕事中でもキスをしたりし、杓子定規なわけでなくあくまで松浦ルールというのが面白いです。
家政夫ということで、料理の話も出るのですが、料理名を並べて退屈させることもなく、まぁなんとなく美味しいんだなと思われる程度なのも良い塩梅だと思いました。
北角が松浦に好かれたいあまり何でも言うことを聞くようで、セーラー服が結構高かったのに、と不満を心中で愚痴るのも良い感じでした。
一番面白かったのは、北角が尾形に拘束されて手首をすりむいたのを見て、「尾形はヘタだ」と松浦が言う場面でした。
松浦があんまり冷静で理性的だと、淡々とした印象で盛り上がりに欠けた印象になるのですが、他のキャラがそれなりに賑やかなこともあり、楽しんで読むには丁度良い作品だと思いました。前作とあわせてお勧めです!
案外いい組み合わせなのかなと。
萌え漫画家の北角(受)と完璧なスーパー家政夫、松浦(攻)のまさかの二作目。
一作目はカップルになるまでとしたら今作はその後のふたりそしてライバル登場!?とサブタイトルが銘打てそうな感じでした。
家政夫としては完璧なのに恋人としては少し甘さが足りない松浦氏でしたが、ほんのごくわずかに見受けられるデレがむしろ出し惜しみされすぎてなんだか癖になってきました。
そして、なんやかんやでお仕置きされるにいたるのですが割と変態チックなプレイで自身には結構ご褒美でした。
ただ、もぅ本当になかなか受けを甘やかしてくれないです。この攻めは。
ほんとうはでろでろに甘いのが好きなんだけどなぁ自分は。。。
でも後味としては悪くなかったです。
前巻で恋人になった後のお話です。
北角が漫画家仲間の恵に家政夫の良さをちょっと自慢したため
その恵も見習って雇うことに。
その家政夫が過去に松浦とあるようで…。
恵の家に行きその家政夫を紹介(自慢)されるのですが
それを松浦に伝えると「二度と2人きりで会うな」と。
ですが酔ってしまったので家まで送ってもらうと
そこで松浦とその家政夫とのご対面!!!
勿論そのあとはドS家政夫からお仕置きという展開なんですが…。
その後も恵との仕事があるので今度は逆に恵が北角の家に来たりと。
すると今度は恵が松浦に興味を持ち始めて…。
小さな嫉妬が芽生えてくるんですね。
なるほど、今回はこういう小さい嫉妬で
最後はドS家政夫とイチャラブで終了するんだなと
勝手に話を進めて行ってたらなんだか違う方向に。
お話は北角たちを巻き込んで恵と家政夫のお話に。
そこで過去の松浦との因縁もハッキリし
そちらはそちらで最終的には恋人同士という展開です。
今回もドSの間に垣間見える少しの甘さがいいのですが
もう少し甘めでも私はOKですよ?
火崎さんのコメディー。珍しいのでは?
かんっぺきな家政夫、松浦。スパダリです。そしてやっぱりちょっとなよっとしつつも、今回は明るいキャラの受け、北角。漫画家です。
最初から恋人同士の二人。でも松浦が感情を表に出さず、しかもドS。絶対にあまあまにならないので、受けがやきもきしてしまいます。というか、常に、もっと優しくいちゃいちゃしないなあ、と思っています。最後までかないませんけどね。。
仕事仲間の方に家政夫いいよ、と宣伝したら、そちらも優秀な家政婦が来て、なんと別カプに。そちらとの絡みで一悶着ありますが、スパダリが颯爽と助けに来て一件落着。
間延びせず楽しく読めました。しかし、松浦が最後まで堅いので、ほんとに好きなのか?という受けのお悩みが読者の方でももやもやしたまま。それもいいんですけどね。
くっつくまでのお話があるようで、こちらを先に読んでしまいましたが、本編にも期待。