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mahou no nai kuni no ouji
輪廻転生ファンタジーものです。
表紙の感じから最初は受が異世界に飛ばされる系かなーと思ってたら、500年前の過去からやってきたのは攻の方でした。それも絵画の中から(笑)
攻と受は500年前に滅亡した国の王子と、その義理の弟の関係でありながら恋人同士だったらしく、受が何事かによって命を落としたことによって攻が魔女に頼み絵画の中に閉じ込めてもらったと。そして再び受が転生して邂逅した時、絵画の中から出ることが出来る、みたいな感じの話でした。
とてつもないシリアスかと思いきや、500年前から来た王子様の攻のトンチキっぷりが本当におかしくて、受との噛み合わない会話や、受の祖母、経営する喫茶店の常連客とのやり取りなど何度も吹き出します。
過去の記憶がない受は攻のトンチキなアプローチに辟易しながらも徐々に惹かれていくんですが、そんな中、高校時代に虐げられていた同級生のストーカー行為に悩まされます。
次第にエスカレートして行くその男に、攻がびしっと剣を突きつけて威嚇したのは格好よくもあり、おかしくもあり。
結果的にその付きまといがとんでもない時間にまで発展するのですが、そのことがきっかけで受が攻への気持ちに気付くという展開は良かったです。
終盤はかなり走ってるなというのが見えて少し残念でしたが、時を超えた愛が成就して心の底から安堵しました。この攻、傲慢な口ぶりだけどホントに健気でいい男です。
受が全く魅力が無くあまりに卑屈受け身でで可愛げがなかったので、個人的にあまり好きにはなれませんでしたが、攻がとにかく一生懸命で一途で格好可愛らしかったので楽しめました。
そしてこういうのは突っ込んだら負けなのかもですが、攻の戸籍は今後どうするのかとかそもそも馬をあそこで飼うのは無理だろとか余計なことが頭を過ぎります。
挿絵が安定していい役割をしているので、その点において評価は甘くしています。挿絵がなければもう少し辛口になっているので、小説における挿絵の大切さを痛感した1冊とも言えます。
1冊まるごと表題作です。文庫で279ページって長い方に入るのではないかと思うのですが、二人の日常が面白くてあっという間にラストまで来てしまった印象でした。
自分的にはファンタジー系って、その世界の独自ルールを覚えるのが大変だったり、次から次へと出てくる新しい事実がご都合的に思えて冷めたりすることがあって得意なジャンルではないのですが、この作品は「王子様が絵から抜け出る」という大きな点以外は異世界っぽい点がすくなくてとても読みやすかったです。抜け出たのは王子様だけじゃなかったですけど(笑)
主人公の静(受け)が絵から登場した王子・ヨアヒム(攻め)に戸惑う姿も、ヨアヒムが率直に誠実に静に愛を語る姿も、どちらも可愛らしかったです。ヨアヒムが前世にこだわって今の静をないがしろにすることがなかったのが自分の中では特に良いな!と思った点でした。
読んでいて「ちょっとこれはないよね」と不満に思う場面がなく、ラストもファンタジーなら王道で良いのでは!とすんなり受け入れられました。
設定も面白かったですが、なにより主役二人に好感が持てたので楽しく読むことができたんだと思います。円陣先生のイラストも素敵です。火事場でのヨアヒムが特に格好良かったです!
日常からちょっと離れた甘い作品が読みたいときに最適だと思いました。
円陣さんの王子様のイラストに惹かれて読みました。
王子様です、王子さまっぽいキラキラしたイケメンじゃなくて本物の王子様の登場です。
主役は高校卒業後に祖母が経営していた喫茶店を引き継いだ孝行な孫の静。
客商売には少々不向きな口下手がたたり失敗もあれど、どうにかやっていけているが先行きは危うい。
ある日なぜかとても気になる絵画に惹かれて展示会会場に行くと、なんと絵の中から飛び出してきた超イケメンな青年に恋人だと言われ付きまとわれることに。
イケメン青年は亡国の王子で、前世で恋人だった人が絵の中から解き放ってくれるのを待っていたといいます。
500年前に誓った愛の成就です。
好きになっちゃったけど素直になれない、おまけに前世で引き裂かれる状況も自分に非があったようだし…とグルグルしているうちに起こる事件。
恋愛の成就につきもののそれを阻む障害や背中を押す出来事はちょっとありきたりでどこかで見たような設定だったのは残念。
滞留許可とか戸籍とか王子様の愛馬の飼育とか細かい現実的なことは放っといてこれからもおばあちゃんと孫とそのパートナとしてご近所さんとも仲良く幸せに暮らしていくことでしょう。
喫茶店を王子様カフェにしたら行ってみたいかも。
と思っていたらそんな方向に行きそうな感じでした。
尊大でイケメンな王子様が、ホストよろしく席についてお嬢様方と謁見する。そして最後には、また来れば良いと見送ってれるなんていいですね。
円陣闇丸さんの王子様いいですね、素敵ですね。
表紙が気になってあらすじ確認して好きそうだったので購入しました。
初読みの作家さんです。
絵の中から突然出てきた王子様、ヨアヒム。
前世で恋人だった静に再会できるのをずっと待ってたようで。
現代に生まれ育った静はヨアヒムの言う事が信じられず、なりゆきで一緒に暮らすようになってー
なかなか自分の思っている事を素直に口に出せない静が読んでてもうもどかしくってしょうがなかったです。
本人もああ、違うそうじゃないと何度も何度も思うんだけれど、うまくいかなくて。
本当にじれったい。
前世の時とは違ってラスト、間に合って良かったです、本当に。
あのままヨアヒムが消えてたらと思うとぞっとしました。
功労者は白馬の白雪ですね(*´ω`*)
前世でのふたりの話ももう少し読んでみたかったです。
悲恋なので、今回の再会あってこそなのですが。
追記です
コミコミさんの特典ペーパー
ヨアヒム目線の後日談。
静が可愛くてヨアヒムじゃないけど萌え転がりそうでした。
ココナッツさま
こんにちは。
コメントありがとうございます。
ココナッツさまお気に入りの作家さんなのですね。
巻末の既刊紹介見てて、ほかのもちょっと気になりました。
今回の本は本当にじれたくってしょうがなかったです。
でも、ただヨアヒムに頼ろうとするのではなくそれではダメだと思い頑張ろうとする静を応援したくなりました。
円陣さんの絵は本当に魅力的ですよね(*´∀`)
表紙のイラストだとか挿絵はやはり大事だなと思いました。
kumachi7さま、こんにちは(*^^*)
わたしはさとむらさんは『きみは藍色の夜に生まれた』で好きになり作家買い(まだ冊数少ないですが)なのですが、今回は見送って来月の方を買おうかなあと思っていました。
でも、レビューを拝見してやっぱり買おうかという気になりました(*^^*)
円陣さんの挿絵も魅力的ですしねー。
なんだかとんでも設定な匂いが!!と思いながらも
やはりとんでも設定でしたw
でも表紙絵の王子様・・・素敵ですよね(*´ω`*)気になりますよね
お互いが前世に好き合っていた関係で
受け様は前世の事なんかすっかり忘れていて
淡々とした日々を過ごしている中
絵の中に魔法によって封印されていた攻め様が登場!
この時代に驚きながらも周りとうまく溶け込める攻め様ですが
受け様はいまいち言葉足らずで・・・
徐々に受け様が前世の事を思いだし
図書館で歴史の本を漁って見つけた事で悩んだりもします
ひたすら自分の事を愛してくれている攻め様にたいしても
受け様は前世で犯した罪を悔いていきます
前半・・・とんでも設定だよ(;´∀`)と思っていたのですが
後半グッと私のころろをわしづかみですよ!