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koibito kara
作家さんの新作発表
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「おさななじみから」のスピンオフ。まだ表紙がつかないうちにあらすじを読んで、一応、購入候補かな~だったのですが、、、表紙で衝撃!なにこれ、壁ドン!
手元にある壁ドンはそれはそれは眼福ものです。ニヤニヤしてしまいます。
内容はというと、「おさななじみから」のカプの友達として登場していた明生と、そのカプをかきまわした笙野さんのお話。
明生が目を覚ますと、隣に笙野が。実はいたしてないってオチ?なんて思ってましたが、明生にはその時の記憶がほとんどなく、本当にいたしていたわけで、Hから始まるふたりです。朝チュンです。
明生ですが、宿泊客のストーカーの男に、だまされてお酒を飲まされて、強姦されそうになったり、またまた、宿泊客たちに強引に連れて行かれそうになったりするのですが、こんなに男にモテるのによく今まで無事でいたよなぁとか思ってしまって、この辺はなんか安直だなぁと思いました。笙野に会いにきた後輩にいたってもなんかパターンとしてありきたり?(王道ともいう…)
ただ、後半のふたりはすごく良かった。明生の無自覚な可愛さ。最初の頃は飄々としていた笙野が明生の無自覚に振り回されて嫉妬までしちゃうところ。明生を溺愛する笙野に、それを恥ずかしくて受け止められない明生が、またまた無自覚で振り回すあまあまループ。いいですね~、もっと見たかった。
尾道(?)の方言もほんわかして良かったです。
尾道を舞台にした『おさななじみから』のスピンオフ。
(前作でははっきり尾道とは書かれていなかったが、
今回ははっきり記述がある。)
他の作品の登場人物?あるいはスピンオフ要員?と思った
当て馬だった笙野が、案の定主人公。
お相手は……、クールでちょっと個性的だった晃平の親友、明生。
どちらも前作を読んだ時に、主人公達より好みのキャラだったので
期待が高まる。
高校卒業の3月、明生は尾道からしまなみ海道で繋がる島にある
姉の民宿(挿絵の感じはペンションみたいだが)のバイトで
彼に執着する客に騙されて酒を飲まされ、意識を失くす。
ところが、それを助けてくれた客の笙野に
どうも自分から迫って関係を持ってしまったらしく……
という始まりは、はぁ?酔ってたとはいえヴァージンで
そんなことありえないでしょ?、無理がないか〜?と
最初からちょっと苦笑気味だったのだが、
そのあとは、割に地に足のついた展開。
話はその後、義兄の怪我のピンチヒッターで
笙野が一緒にバイトをすることになり
その中で二人の気持ちが近づいていく様。
わかりやすくイラッとくる当て馬・平山も登場、
前作の主人公で私は好きじゃなかった晃平は
相変わらず私の神経を逆なでしてくれたが、
その分、淡々として実は不器用な明生の可愛さと
彼を甘やかす陽性の笙野に好感が持てた。
瀬戸内の方言も、素朴で柔らかでいい感じ、
全体には気持ち良く読める一作だったと思う。
ブーム中なのです。小説は文庫版をメインに買っているので、新書判で活躍されている方の作品はあまり知らなくて、電子書籍で読んだのをきっかけに、読むのに迷ったときは椎崎夕さんです。いよいよ読むのがなくなってきて、新刊を買いました。
「おさななじみから」のスピンオフ。
椎崎さんの作品が好きなのは、受が真面目! よく働く! なので勝手に応援したくなります。今回は攻の笙野さんはなかなかカッコいいし鬼畜な感じはしないし安心して読みました。
不満を言えば、酔っぱらった明生がどうなるか具体的に見たかった! 初エッチのこともちゃんと知りたかった! それだけです。
わーい壁ドンだーと思わず手に取り(じゃなくてクリックして)購入に至りました。
もちろんあらすじも読んで面白そうだと思いました。
既に発表されている『おさななじみから』の方は好みのタイプじゃなかったので読んでいませんがそちらの方のレビューで話題になっていた当て馬にも会いたかったんです。
前作のレビューでスピンオフの予定がある人物みたいな印象を受けた読者もいらっしゃいましたが、作者さんのあとがきによると面倒なタイプだと思ったから避けたかったようですね。書いてみたらそうでもなかったとのことですが。
でも、そうなる運命というのか生み出された時からもっと書いてと主張していた人なのかもしれませんね。まだまだ語り足りないのだと…
朝目覚めたら見知らぬ部屋でなぜか裸で知らない人と同衾していた、という状況で始まる小説は何冊も読みましたが、今度はどんな理由でそうなりどんな展開が待っているのかワクワクしました。
そんな前作から引き続き登場の笙野さんはカバー絵の印象では真面目だけど押しの強そうな若い男性でしたが、文章の描写ではチャラい遊び人。男女関係なく誰とでもすぐに仲良くなり面倒見のいいナンパなお兄さん、て感じでした。
恋人にしたら気が気でないという感じ。すごくモテモテですから。
だから、うっかりエッチしてしまった翌朝「付き合う?」なんて軽く言われてしまうと悪い冗談か揶揄いにしか聞こえないのはしょうがないです。
明生は笙野には以前ユキたちと一緒に会ったことがあったらしいけれど記憶からすっぱり削除しています。何しろユキにセフレにならないかと誘う言葉を聞いて印象悪かったですから。
なんかとても素行が悪そうで軽そうです。
晃平にはそんなナンパな憎い恋敵だった男が今度は親友を毒牙にかけようとしていると思ったら二重の意味で憎たらしいし親友が心配になる気持ちがよくわかります。
そして、ある日笙野と復縁を求めてきた元カレ平川がやってきます。
偶然告白現場を見てしまった明生は、その夜遅くまで戻らなかったことと付き合うことになったという平川の言葉を聞いて、付き合う?なんて自分に言ったのは冗談だったと考えます。
よく考えたら、ユキが好きだった笙野が自分を好きになるはずがない。だって、平川はユキによく似ている。
つまり、放って置けない気にさせられる美人な平川に振られて次に出会った道に迷ったユキに一目惚れというストーリーがピッタリくるのだから。
お姉さんの持論である、男は釣った魚に『餌をやらないタイプ』と『餌をやりすぎるタイプ』がいるそうです。その中間はないそうです。
明生によると笙野は後者だそうです。
ちゃらいナンパに見えるけど案外まじめな年上彼氏は一途な溺愛系です。
至れり尽くせりで手取り足取り尽くしてくれるでしょう。
風光明媚な瀬戸内の小島が舞台で行ってみたいと思いました。
夕日も朝日も綺麗なのでしょうね。海産物も美味しそうだし。
初読みの作家さんだったのですが、小椋さんの表紙絵に惹かれて手に取り、あらすじを読んで即購入。
時々私の読解力不足でページを戻ったりしましたが、読み終えてみれば何度も読み返す大好きな作品となりました。
設定とかシチュエーションとかエロさとかももちろん大切です。それだけで満足できる作品もあります。けど、心を通わせあって両思いになるまでの過程と感情の機微を読むのが好きなので、この作品はまさに好みでした。
明生はきれいな顔立ちで、感情が表情に出にくい淡々としたわかりにくいタイプ・・・らしいのですが、この子がとても可愛い!!笙野が絡むと、照れて怒って落ち込んで悩んで隙だらけになってしまうんです!その様子がもう可愛くて可愛くて!!
そんな明生の様子を楽しみながら自分に脈ありと余裕でいた笙野も、結局明生の親友に嫉妬して攫いにくるのも最高です!!
笙野と明生の二人に幸せな気持ちになれました。
後半、平山の嘘に騙されて、笙野と平山が恋人同士だと思い込んだ明生。
初恋の相手でもある親友・晃平が好きになったのは明生じゃなくてユキ。その晃平に「無駄に熱いとこが似ている」気がした笙野も、ユキに雰囲気が似ている平山と恋人同士だという。しかも、笙野は(詭弁とはいえ)ユキに言い寄った経緯があるわけで・・・これは明生の心を抉ったと思います。
平山(あるいはユキ)がいるのなら自分は絶対選ばれない、恋人にはなれない・・・そんな諦めから簡単に騙されて協力してしまったのではないかと。だからこそ、笙野が明生を攫いに来たのが嬉しかったんです。
私は明生と笙野の初対面を知りたくて、『こいびとから』読後に『おさななじみから』を読みました。が、こちらは晃平とユキの物語なので、笙野と明生の物語としては『こいびとから』で満足できると思います。
スピンおふとはしらず、理由不明だけどおそらく小椋先生たどりでこの本に到達。
受けさんが話す方言がとっても楽しい。
広島に知り合いがいましたが、その知り合いを彷彿とさせてうれしかった~
お話は、みなさんが書かれているので割愛。
攻めさんがなんで受けさんを好きになったのかやっぱわからず。
キレイだったから・・・?
ゆっくりゆっくり心の交流があって というのは、なんとなくわかるし
風景描写もとってもキレイし、のどかな雰囲気で
まったりーとはしましたが、きゅん度が個人的には少なく、
やや寂しい。。。
大学に行ってからの二人の様子とかがついてたら、もうちょっと甘い感じが味わえてよかったんでは・・・?と少々思いました。