おとうとではなく

otouoto dewanaku

おとうとではなく
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神10
  • 萌×211
  • 萌11
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
130
評価数
36
平均
3.7 / 5
神率
27.8%
著者
椎崎夕 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
yoco 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
発売日
価格
¥889(税抜)  
ISBN
9784813013105

あらすじ

四年前、母親の再婚によって
中学生だった悠斗には義理の兄ができた。
整った容貌に冷淡に思えるほど冷静な俊也だ。
誰にも平等に接する俊也だが、
悠斗だけは特別扱いされていた。
だから……勘違いから告白してふられて以来、
悠斗は家を出て、俊也を避けて暮らしてきた。
それなのに、事故に遭った悠斗が目覚めたとき、
一番最初に視界に入ってきたのは心配そうな俊也の顔だった。
満足に動けず、事故のショックでうまく喋れなくなった
悠斗は俊也といっしょに暮らすことになって!?

過保護な義兄×素直になれない義弟の想いの結末は──

表題作おとうとではなく

神原俊也,28歳,会社員
神原悠斗,20歳,大学二年生

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数5

色々と幼い義弟が面白い

過保護な義兄×素直になれない義弟
義兄の容姿は、何度も描写されているけれど、
主人公の義弟の容姿には、背の高さ以外触れていないので、想像するしかない。

0章の出だしは、過保護の兄の愛情を「恋人としての特別」と勘違い。
ハルは義兄に好きと告白。だけど、義兄は「特別扱いは、兄弟なら当たり前」とビシリ。
ハル君は恥ずかしくて、兄のマンションから脱兎の如く逃げ帰る。

そして、1章に入ると、病院で目を醒ます場面に突然変わる。
目覚めたら、心配そうな兄が傍にいる。
祖父の誕生祝いをした帰途、酔っ払い運転の車からハルを庇って、祖父は即死したと知る。

事故後、原語障害が残ったハル君。
大好きな祖父の死は、「自分のせいだ」と悩む。

父の事故死の後、再婚した母は、義父と一緒に赴任。
兄に振られた後、ハルは祖父と一緒に暮らしていた。
退院が決まるけど・・戻る家=祖父と暮らした家は解約済みで、無い。
退院後は兄と暮らすことになっていた。
説明を兄から聴いているはずだけど、突然泣いたり情緒不安定で、ハルは理解していなかった。

・・ハルが大好きな祖父=「逃げ込む巣」を失った場面は、描写が上手くて泣けた。
悲しみと喪失感が描写からヒシヒシと伝わってきて辛い。

ハルは義兄に「もう大人だ」と告げる。
でも兄の「大人の好き」が持つ迫力に怖気て、逃げてしまう
臆病な弟の誤解と、スパダリな兄の過保護が面白かった。

椎崎夕先生の作品は、紙本で読んだほうが、楽しめるみたい。

1

失恋から始まる

個人的にはとても萌えました…!

あらすじにもあるように
少し幼い義弟受けが、義兄の親愛を両想いだと勘違いし
告白してフラれる場面から始まるのですね。

なので終盤までの間、失恋した相手を前に
ジクジクした想いを抱えて展開していきます。
私は失恋して傷つくのにめっちゃ萌える質なので
なんかもぅずっとずーっと萌えてました(;//;)

そして表紙の透明感が美しい+゚。*(*´∀`*)*。゚+
椎崎さんの文章はしっとりしてて淡々と進む印象なので
yocoさんの挿絵が見事にマッチしてて良かったです。

ただ1点。個人的な萌えどころが多かったんですが
攻めの感情の変化は少々附に落ちないのでちょっとマイナスです。


【過保護な義兄×素直になれない義弟】を見て、
意地っ張りな受けなのかなぁ?と読み始めたら違いました。
素直になれないというか戸惑いが大きいだけな気がします。

というのも
義兄に一度フラれていて嫌われてると思い込んでいるので、
過保護すぎる扱いをされるとどうしていいか困るのですね。

義弟の戸惑いを知ってか知らずか、義兄は淡々と過保護を繰り返す。
その度に義弟の燻る恋心が切なく辛くなっていくのです。
これにはもうめちゃくちゃ萌えました///

告白をしてフラれて以降、
この義兄弟には約4年間会わなかったブランクがあり。
失恋+ブランク+事故のショックで義弟の情緒は不安定。

事故の件で自分を責めて悪夢にうなされたり
義兄に対して普通の話し方が出来ずぎこちないところも切ない。
個人的には萌えツボを突いてくる受けでした。

攻めの過保護っぷりも良きです。
いや過保護の域を超して執着に近いかな…。
監禁しそうな勢いでちょっと怖いぐらい。

自分が干渉できない学校生活は義弟の友達に見張らせててですねー。
飲み会の帰りが遅くなるのに口うるさくしたり。
周囲を丸め込んで、義弟の帰る家を自分の家にさせたり。
(義弟の入院中に選択肢を完全に潰してるとこ怖ッ)

いくら兄弟とはいえ過保護がやりすぎ。
感情が見えずらく淡々とこなすもんで、
その裏にどんなクソデカ感情抱えてるんだろうと思ったらワクワクしました…!

4年のブランク期間にしてたことも普通から外れている。
ってことは義兄も4年前からずっと義弟を好きだったの…?と
ソワソワしたんですが。が。が。
好きになったのは再会後とか言い出してはぁ?なんですよ。
4年間の過保護や執着心はすべて兄弟感情と言うには無理があるよー;

まあでも義弟に逃げられ少ししおらしくなったのは
とても楽しかったのでそれは良かったです←

6

義兄弟のぐるぐる片想い

親同士の再婚によって兄弟になった義兄弟のお話です。
カップリングは義兄×義弟。

受けは、何でもできる綺麗な義兄に憧れていて、自分を何よりも優先してくれるのがうれしくて、中学校の時に義兄に告白します。でも、きっと義兄も受け入れてくれる、と思っていたのに完膚なきまでに振られ、ショックと思い上がっていた自分が恥ずかしく、祖父と暮らしたいからというのを口実に家を出ます。
その後、まったく義兄と交流のないまま4年の時が過ぎ、受けは大学生に。そんな時、受けが交通事故に遭い、怪我が治るまで義兄と二人暮らしをすることになります。


幼い日の自分の思い上がりがいたたまれず、しかもまだ攻めのことを好きなので、同居生活がきつくて仕方ない受け。そんな受けのテンパり具合を知ってか知らずか、過保護で受けを甘やかしまくる攻め。
まあ何か行き違いはあるんだろうなと思いつつも、攻めの態度がひどすぎてイライラはします。愛があるのかないのかハッキリせいよ、というイライラ。かなりページが進んでもその状態が続くので、本当に攻めがデレるのかどうか心配になりました。

無事デレてからは一気に暑苦しい男に。今度は暴走した攻めがテンパって、受けを怖がらせてしまいます。ちょ、中間!(笑)
最初は煮え切らない攻めにイライラし、それが好転したら今度は受けが逃げてイライラ。受けも、そんなに好きだったなら万々歳でソッコーくっつけばいいのに、少々思ったのと違うくらいで引いちゃう程度の想いだったのか、と思っちゃいました。

まあ、長らくの片想いが報われて、その点はスッキリするお話でした。脇役が暗躍しすぎるのはちょっと行きすぎだったかな。あと、受けが事故のショックで言葉が出にくくなるのですが、それが途中で攻めに対してだけひどく、他の人にはスラスラ話せる状態になるのです。そのことについての攻めの見解がなかったのが気になりました。自分に対してだけ受けがストレスを感じている、とショックを受ける流れだと思うのですが、絶好の攻めザマァポイントがスルーされて肩すかしでした。

6

安定している椎崎夕さんの作品です

事故で、言葉がうまく出てこなくなった受け様は悠斗
駆け付けたのは義理の兄俊也
実は悠斗は中学生の時に俊也に告白して
スルーされてしまいました。

ショックでおじいちゃんのところに居候して
大学生になったから、おじいちゃんごちそうするね
って帰りで、おじいちゃんは車にはねられ亡くなってしまった…

安定の椎崎さん節なのですが
もうひとひねり欲しい。

イラストは本当に神です。yocoさん今、とても好きなんです!
のっている方です!!!!

0

ウジウジしていて疲れました。。

読んでいて読みづらさを感じました。
説明がまどろっこしいのか、話し言葉が分かりづらいのか。。個人的に合わないなと思いました。
まず、はっきり興味がないと弟を振ったにも関わらず、急に好きになったと開き直ったかのような態度の義兄に???
そこが肝のはずなのに、アッサリ認め過ぎでは?!
更にそこで諦めようとするウジウジした弟も好きになれず。。
蚊帳の外感がずっとあって、入り込めずに途中で読むのを止めてしまいました。。

9

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