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romance no enjikata
気が長くないと読み切れない作品かもしれない。
普段あまり区切っては読まないのですが、こちらの作品は途中途中で休憩を挟まないと読み切れなかったです。
なぜかと言うと、受けの有佐がツンデレとは言ってもデレがなくツンツン。
これがただのツン95%くらいの受けであればまだ良かったのかもしれないのですが、他人だけではなく攻めの惣一の事を騙しているのがマイナスポイントでした。
ツンデレは好物のはずなのに、なぜかこの受けを可愛いとは思えませんでした。
幼馴染である2人は終始喧嘩をしていますし、それも付き合っていない状態でなのでケンカップルとも言えない。
くっ付くまでが長いものの、くっ付いてからも甘さがなく…深刻なほどの萌え不足とキャラクターがハマらなかった…
もう少しポジティブな事を書きたいのですけれど、良かった点が驚くほどに見当たらず、酷評となってしまいました。
幼馴染ものだとわくわくしながら手に取ったものの、ちょっと想像とはかけ離れたもので。
守銭奴で別れさせ屋なんて商売をやっている受けと、隣室から聞こえる幼馴染の受けの悩ましい声に悶々とする攻め。
ここは面白そうだなと感じるんですよね。
しかしながら、これは設定とキャラクター設定に「やりすぎ」感があふれていて合わなかったのかも。
序盤の幼少期の有佐と現在の有佐のギャップがすごくて、こうなるまでに何があったのかどこかで語られるのかと思いきや語られず…
有佐もツンすぎますが、惣一も鈍感すぎて、通常であれば2人のやり取りにもだもだとした焦ったさを感じるところで面倒くささのほうが優ってしまう。
惣一がツンな有佐の嫌味の数々をはいはいといなせるような、少し大人な高校生だったのなら萌えたのかもしれない。
砂原先生作品は好きな作品が多いはずなのに何故だろうと思いながらなんとか完走し、あとがきを読むと過去に新書で出版された作品を加筆修正して文庫版で出版した作品と書かれていて、なるほどなあ…と感じました。
2人の友人の、自分の可愛さを分かっていて上手く立ち回っている広海の方が魅力的でした。
彼がいなければ永遠にくっ付かないカップルだったんだろうなあ。
中立まで評価を上げたかったけれど、どうにもハマれずこちらの評価で。
ちょっと周りの機微に疎いかな?って感じの高校生・惣一の視点で進行する、不可解な幼なじみに振り回される恋愛もの。
高校生らしいすれ違いとか拙さが味わえる話だと思っていたのに、はっきり言って期待外れだった。
その不可解な幼なじみ、有貴についてだが…
両親の仕事の都合で一人暮らしをしている惣一のアパートに唐突に引っ越してきたり、自身がモテるのを利用して<別れさせ屋>なるものを請け負っていたりしている。
惣一と出逢った当時は家庭内に経済的な余裕がなかったせいで、やたらと金銭にこだわった性格になったらしい。
そんな経緯を追っていくしょっぱなから、有貴の裏表のある性格や幼馴染みの惣一を小馬鹿にする物言いが目に余った。
惣一が普通に話しているのに突っかかるような言い方、いちいち屁理屈で返す会話にイライラして、もう早く読み終えたい気持ちで一杯だった。
しかし、惣一に対してのそんな態度も、有貴にとっては片想いの相手に対するツンデレらしい。
惣一のようなヘタレ相手に、回りくどい手を打つなんて面倒な事をするよりも、はっきりと告白したほうがすっきりしているのにね。
二人の共通の友達・広海や惣一のガールフレンドとかも、おねだりが上手いタイプでイヤらしさを感じて、高校生なのに損得第一で動くキャラクター性が目立ってウンザリした。
もうね、そんな裏表や損得を伺う恋愛の駆け引きは十年早い!!喝ーッッ!!って入れてやりたい。
砂原糖子さんの2015年の作品!男子高校生モノ!と思って読むと期待外れになるかもしれません。私は残念ながらそう感じました。2003年の作品に加筆修正されたもの+後日談にあたる書き下ろしと知って少々納得しましたが、評価は「中立」です。
受の有佐は、鈍感ワンコな惣一へのアプローチを間違ってしまったがために十数年にわたって恋心を拗らせてしまっています。遠回しにあれこれ細工するものの全く気づかない惣一。有佐も、二人の架け橋のような役割を果たすクラスメートの広海も、有佐の長年の恋心に気づかない惣一が悪いように言うのですが…そうかなぁ、なんか面倒くさい男だなぁと思ってしまって、最後まで有佐を好きになれませんでした。
有佐が守銭奴という設定も、登場人物が富裕層の通う学校という説明も、本筋には不要だったように思うし…。なんだか全体的にごちゃごちゃしている気がしました。
幼馴染の惣一と有貴のお話。
幼い時は体も弱く、家も貧しかったためにおとなしかった有貴だったが、自分を守るために計算高いしたたかな人間に。
一方の惣一は、幼いころから変わらず素直でバカ正直。
そんな二人だからいつしか立場が逆転し、惣一は有貴に振り回されまくります。
何かずごいって有貴の減らず口。
そんな言い方しなくてもいいのに~と言いたくなるほど、口を開けば嫌味ばかりで素直じゃない。
とにかく鈍い惣一だからこそ我慢できてるとしか思えません。
素直じゃないアンバランスな二人のお話だけど、素直になれない有貴の弱さがあるからなんか憎めません。
驚く展開はないけど、私は嫌いじゃなかったです。
砂原さんは、安定したクオリティの作家さんだと思っている。
加えて、絵師の麻々原さんの表紙も素敵だったので、購入。
そして、幼馴染みものは好物……
これだけ揃っていながら、残念ながら結果はNo Good。
何が問題なのだろう?と考えてみたのだけれど、
大筋のストーリーというよりは、細かいところが作り物めいて
やりすぎなところが不味いんだと思う。
幼稚園からの腐れ縁の、高校生二人。
天使の輪が浮かぶ美貌ながら、辛辣で損得勘定にシビアな有貴と
まっすぐでちょっと鈍い惣一。
ひねくれてツンな受けと、ちょっと鈍い攻めって
好みのパターンなんだけれど、この二人には
ものすごく面倒臭い気分になって、途中から斜め読み。
ツン過剰でデレ少なし、は悪くないと思うだけれど
そういうのって、わかりにくくてもデレた時に
キュンとこちらが一瞬にして心掴まれるインパクトが重要、
なのに、それがない。
どけちぶりや、ドタバタぶりなど
コメディ……なのかと思うんだけれど
そこも突き抜けてなくて、どう読んでいいのかスタンスに困る。
Hシーンはそれなりの分量だけれど、
これも面倒になってバッサリ飛ばしてしまった。
2003年の作品に加筆修正とのことだけれど
もとの作品が今ひとつなのか、修正したことによって
統一感が失われているのか、
そのあたりはよくわからないが、
とにかく垢抜けなさが目立った作品。
しゅみじゃない……にしようかと思ったが、
麻々原さんの挿絵に免じて中立に。
親の転勤でアパートに一人暮らししている高校生の敷の隣室に、幼なじみで同じクラスの有佐が引っ越してきてからというもの、敷の日常は心の安まるヒマもなく、、、
振り回されつつもどうしても縁の切れない10年来の幼なじみ。
意地っ張りの天の邪鬼キャラも、ここまでかわいげないと過ぎたるは何とやらで、いくらビジュアルが綺麗って言われても萌どころが見つかんない。
知り合って、たかだか10年。
それでもやっと高校生。
恋心をこじらせて10年っていっても、恋愛脳じゃない男子にとっては物心ついてせいぜい1~2年ってレベルの敷に、この有佐は難問過ぎて、こんな仕掛けも通じるはずがない。
過去のノベルス作品の文庫化ということで、いろいろ修正したり、書き下ろしを加えたりもされたようだが、感想としては、中立まで引き上げるので精一杯。
土台の設定自体に萌を感じるのが無理って感じだったのを、最後まで読み切って、最終的に中立までもって来たってだけでもすごいと思うよ。
砂原さんの作品は大好きで、最近のものは大体読んでいるんですが、今回はうーん。。と思っていたら、2003年に出版した作品の文庫化だったんですね。
ある意味納得。
受けがツンツンし過ぎて全く可愛くないのと、攻め視点も攻めの性格がぼーっとしてる感じだと萌えないんだなーと変に学習しました。
お約束の展開で、さして真新しさもなく、私にしては珍しく飛ばし読みをしてしまいました。
あまりに萌え要素が少なくて不思議なくらい。
砂原さんはちょっと捻ったストーリー作りが上手い方なのになー。
前作の学園物もイマイチだったので、ちょっと残念です。
砂原さんはコミカルでポップな作品より、ドシリアスの方が好きです。