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flesh&blood
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
本筋とは関わらないキャラクターの背景や脇道的なストーリーが読めてよかったです。
ーー昨日の友
ジェフリーの小悪魔誘い受けの手管を垣間見ました。
可愛い顔でにっこりされたら落ちない男も女もいなかったでしょうね。
色事に関しては鈍いナイジェルを守るジェフリーの苦労が偲ばれます。
ーー舟遊び
カイトが王宮で道化師稼業をしていた頃のひと時の安らぎ。
ここでも輝く美形のジェフリーは人目を引きモテモテです。
人目も憚らずベタ甘な二人です。
ーー人の望みの喜びよ
ルーファスの生い立ちとジェフリー、ナイジェルとの出会い編
ジェフリーが物憂げに髪をかきあげる姿に見惚れるルーファスのイラストが良かった。
罪なほどに美しいジェフリー。
親友ナイジェルが俺のだと言って憚らないジェフリーが、ナイジェルにべったりと甘えるところがかわいい。
手袋を外してあげたり。
勿論ナイジェルとしたら汚されないためにというか高価な手袋を汚してはもったないからなんですけど、やっぱり甘やかしてるんでしょうね。
でも、ナイジェルはジェフリーが煌びやかな衣装で颯爽としているところを守るのが好きなんだろうなと思います。
そして、何時もでカッコよく堂々としているようにお膳立てすることが生きがいみたいです。
ーー流浪の森を抜けて
ユアンの生い立ちとジェフリーとの出会い編
人たらしだなジェフリーって…、としみじみ思う逸話です。
ーー祝福されたる花
ジェフリー奪還後のプリマス帰港と帰宅後のひと時の休息。
ラベンダーに関する逸話が良かった。
本人たちは勿論、グローリア号の仲間たちやリリーが、カイトが病を克服しジェフリーを監獄から取り戻し生還した喜びをかみしめていました。
そして、もうすぐ始まる過酷な戦いを前にして何があっても離れない、戦いに勝利してまたここに戻ってくるという決意のようなものも感じました。
怒涛の本編とは違って、幸せな気分になれる短編集。
収録されているのは5編。
・「昨日の友」
ワッツ船長の元、まだ半人前だった頃のジェフリーとナイジェル。
・「船遊び」
カイトが女王陛下の道化だったロンドン時代の休日。
登場人物=カイト、ジェフリー、ナイジェル、キット、船頭や楽師。
・「人の望みの喜びよ」「流浪の森を抜けて」
ルーファスとユアンがいかにしてグロリア号の一員となりしか。
悲惨な少年時代青年時代(ただし当時としてはありふれた)の後
彼らが見つけた光り輝く髪のキャプテンと栄光の船。
ジェフリーの魅力と人誑しぶりがよく分かるエピソード。
・「祝福されたる花」
ジェフリーが解放されて、故郷の家に戻った時の話。
リリーがどうやってラベンダーオイルを蒸留するのかとか
ジャガイモが食べたいっ!と二人で語り合うとか、
そういう面白さを盛り込みつつ、
束の間と分かりきった日々の哀切と暖かさが満ちた小品。
個人的には、カイトが登場する前、恋と友情が分化する以前、
まだ少年だった頃のジェフリーとナイジェルというのは
ツボど真ん中なので、非常に満足な一冊だった。
そして、こういう本編からは漏れてしまうエピソードや
脇役の背景などを読むと、物語への思いがまた一層強くなる。
本編は歴史的な戦闘に向かってひた走っている。
そこに生きる彼らに、祝福あれ!と願わずにはいられない。
短編集。
とにかく主役の二人が甘ったるい!
本編が息詰まる展開なので、このタイミングで、こういった短編集はよかったです。
脇キャラたちから見た二人とか、なかなかおもしろかった。
長編ということもあって、大きなはなしの流れの脇で、多くのキャラたちも、それぞれの人生を生きてるっていう部分をかいまみれたところがよかった。
あと、amazonの購入特典のショートストーリーが、書き下ろしのタイトル作の、ジェフリー視点で、こちらもよかったです。
ともあれ、本編の続きも待ち遠しいです。
こつこつ雑誌に掲載されていた短編を集めたもの。
それに2編書き下ろしが追加されています。
雑誌の全プレCDのグローリア号の仲間たちが大好き私には
とても満足な一冊でした。
単なるBL話ならジェフリーとカイトが甘く書かれていれば
満足ですが、フレブラは「長編大河海洋ロマンBL」(?)ですから
本編では描かれない脇役の背景やグローリア号の雰囲気までも浸りたい。
今、本編が緊迫感に渦巻く海戦中なので
ちょっと小休止と思って楽しみました。
船にまつわるお話が多。
ルーファスもユアンも彷徨う船員はいろんな道を歩んでグローリア号にたどり着いて、奇しくもキャプテンとメイトにつられて集うことになります。グローリアという船にはみんなの夢と希望がつまっていることがとても清々しく、読んでいると自分もその一員になって大きな帆船に乗っている気分になれます。
また書き下ろしの「祝福されたる花」はジェフリーとカイトの甘さはもちろんのこと、リリーとカイトの現代話がとても楽しかったです。
タイムスリップものによくある、今とその時代の違いのおもしろさ。身近な食べ物が食べられない世界ってどんなのだろう…と妄想がどんどん膨らみます。
時代背景も帆船の様子も、船員の活気も味わえる、フレブラにもっと浸りたい方にオススメです。
長編「FLESH & BLOOD」外伝第2弾。
大きな歴史の流れと、主人公達の恋と活躍が重要な本編では描ききれない周辺のいろいろ、彼らの過去や心の徒然、脇役?の彼らもまた血肉を持つ人間なのだ、という確認を「外伝」として補完できる幸せ。
「昨日の友」
再び少年時代のナイジェルのエピソード。先輩水夫レンに懸想されていた事に全く気付かなかったナイジェル。ジェフリーがかばってくれて、やっぱりジェフリーだけでいいと感じる。昨日の友がいつ豹変するかもわからないこの世の中、明日も友でいてくれるジェフリーだけでいい。
(ジェフリーはナイジェルの事好きすぎ!ナイジェルもこれは恋でしょ!)
「舟遊び」
ロンドンでの久々の休日。キットがテムズ川での舟遊びをセッティングしてくれた。楽師も呼んで、ジェフリーとカイト、ナイジェル、キットで和やかにボートは進みます。そしてグリニッジでピクニックの一行のおだやかで楽しい一日。
「今を生きよ」!何があっても生きていて今過ごすこの時間がいかにかけがえのないものなのか。タイムトラベラーのカイトは、誰よりもこの時間の大切さがわかっています。
「人の望みの喜びよ」
「流浪の森を抜けて」
ジェフリーの仲間、ルーファスとユアンの、船の兄弟になるその瞬間のエピソード。二人とも、ジェフリーの人を惹きつける魅力に一発で魅了されちゃいました。根無し草の二人にとって、居場所となったのがジェフリー、そしてナイジェルの率いるグローリア号となりました。
「祝福されたる花」
ジェフリーが、ウォルシンガムの地獄の拷問から帰還して皆の元へ戻ってきた。しかし体の傷は深く体力も落ちている。カイトにイチャついてくるけど、心にも大きな傷が刻み込まれて…
そんなジェフリーをサポートしてあげたいカイトは、同じタイムトラベラーであるリリーにラベンダーの精油やオイルの作り方を聞きに行って。そしてたまには思いっきり「現代」の話をして。
ジェフリーもカイトが未来の日本人と知っているけど、「現代」の話ができるリリーは貴重な友人。リリーは誰にも秘密にしているから、リリーにとっても嬉しい時間なんですね。