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collector wa dekiaisuru
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
『サクラ』は8歳の時にフランスの地でペルシュイ伯爵に引き取られた。
8歳以前の記憶はなく、見知らぬ土地、見知らぬ顔、見知らぬ言葉。
感情もなくただ『人形』だった『サクラ』を『人間』にしてくれたのは義兄弟であるセドリック。
唯一無二の存在、セドリック。
サクラはセドリックに会うために、電車に乗り込んだ───。
と、美しき兄弟愛(義理だけど)の冒頭にもかかわらず、再会の温度差はかなりのもの。
サクラに冷たくあたるセドリック、健気なまでにセドリックに向かうサクラ。
過去二人の間にあった出来事、セドリックが冷たくあたる理由、サクラの一途な想い。
セドリックの思い違いを知りつつもサクラはセドリックに真実を伝えることはせず、与えられるものを享受する。
知れば優しいセドリックは自分を攻めるから、もう二度と触れてはもらえなくなるから、と。
ひたむきに想うサクラがいじらしく、通じ合わない二人のもどかしさに心が苦しくなりました。
冷たく当たるもセドリックのサクラに対する気持ちが端々に見られるので、そこまで悲壮感が漂っていないところが、わたしは好きです。
だからこそ、もどかしさがいっぱいだったんですけどね。
いくら似ている人を探しても、それは本物じゃない。
執着しているなら尚更、セドリックは違うことに落胆し、よりサクラを切望したんでしょう。
セドリック、サクラだけでなく、二人の義父、義兄も前に進んでいる様が描かれていて、心があたたまりました。
きっとボルドーの地で仲良く食卓を囲む日も近いんだろうな、とふとそんな想像をしてしまうくらい、幸せいっぱい。
『堕天使は姦淫する』に登場していたセドリック。
この二つの作品、関連しているなんてまったく気づかずに読んでいました。
翠の名前が出てきて、ん?となって気づいたんですけど。
翠の様子が描かれていてちょっと嬉しく思いました。
サクラちゃん、大丈夫。翠にはアンバーがいるから!
『堕天使』を読んでからこちらを読むことをお勧めします。
二度オイシイですよ!
大好きなぼすこ先生の挿絵狙い。堕天使は姦淫する を読みました。
堕天使のキャラは若干出てきますが、別に読んでなくても
単独でいけると思います。
本編の最後(おとんからの愛)がよかったので 萌2と悩んだけど
全体的にはやはり萌 でした。
挿絵のお話を先に。下記5種類のみ。キスシーンは、萌♡って感じ。
キスシーン1 エチシーン3 服着てる普通の図(笑)1
その他エチシーン等はぼすこ先生通常運転、うーん 滴ってる!
って感じです(笑)
お話なんですが、手ひどいドロドロものではないですが、
私としてはドロドロっぽいなあ と思います。
そのドロドロになりそうなのを、受けさんの純粋さというか
ひたむきさというか我慢強さというか
そういうものが救ってくれて、どん底まで落ちた感じにはなりませんでした。
置いてかれた弟が兄ちゃんを追っかけてきて、
執念粘り勝ちで愛を勝ち取る ってなお話かな。
弟ピンチになって放置してた兄があわあわ助けにくる って王道もあり。
弟の方の感情はわかりやすかったですが、
兄の方の気持ちは分かりにくかったです。
きらきらクジャク様系統の攻めさんだから惚れたかったんだけどなあ。
うーん、途中 へたれ っぽいと感じちゃったからかも。
うじうじすんな、すぱっと行けとつい思ってしまった。
堕天使の方では、軽いなーこの兄ちゃん(攻めさん)
といった印象をうけたのですが
こんなどろどろ感情持ちのへたれちっくだったとは。
まあこれからは強く受けさんを守って二人で頑張る気がします。
なんしか意外なスピンオフでした・・・