snowblack
mofumofu no daisho
大人気で11月にはまた新作が出るモフモフシリーズこと
絆シリーズ?の同人誌。
一応4冊目ということで、今までの3冊に倣うならば
4巻目の「彷徨う者たちの帰還~守護者の絆」のカップルの話だが
今回は、今までの商業フェアやプレゼント用のSSの総集編が主で、
フェンリルとキースの話は短い書き下ろしのみ。
「腹を見せるも政務のうち」雑誌ミニ特集用SS(ヴァル×キリエ)
「騎士たちの夢」コミコミフェアSS(ヴァル×キリエ)
「据え膳食わぬは騎士の恥」2012年フェア用ショート(ギル×リュセラン)
「愛の印」2013年アニメイト用SS(3カップル)
「帝国の親バカたち」2013雑誌全プレ(リグ×カイエ)
「魅惑の香り、魅惑の媚薬」2013年リンクスフェア用SS(ヴァル×キリエ)
「不器用な指先」書き下ろし(フェンリル×キース)
帝都に連れて来られた当初、
怪我をしたキースの世話を自分でしたいと思うフェンリルだが、
いかんせん不器用で……、という話。
どの話もHシーンはなし、聖獣にメロメロな騎士達の様子が描かれていて
なかなか微笑ましい話ばかり。
本編はシリアスだが、ちょっとコミカルで楽しい
ファンには嬉しい小さなエピソードが収められている。
読んだことのあったお話もあったけど、こんな風に商業用のSSが1冊になるのは、嬉しい限りです。
中でも好きなのは「愛の印」です。
暑い夏の日。ヴァルとギルとリグの3人と各々の対の絆は、執務室で素案を吟味していました。暑さに根を上げたキリハ達聖獣は、獣型になって噴水に飛び込みます。その後、水浴びを終えた聖獣の3人が獣型を解いた時に、対の絆は3人とも慌てて上着を脱いで、駆け寄って行きます。なぜなら、聖獣の3人に愛の印が付いていたからです。
どのお話も、親ばかならぬ、聖獣ばかな内容でした。これじゃあ、結婚なんて無理だよね~とニヤニヤしてしまいました。