獅子帝の宦官長 寵愛の嵐に攫われて

shishitei no kangancho

獅子帝の宦官長 寵愛の嵐に攫われて
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神10
  • 萌×22
  • 萌1
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
63
評価数
16
平均
4.1 / 5
神率
62.5%
著者
ごいち 

作家さんの新作発表
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イラスト
兼守美行 
媒体
小説
出版社
MUGENUP
レーベル
エクレア文庫プチ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784434310447

あらすじ

大人気“主従BL”が単行本化!
1万字超えの書き下ろしSSと、人気イラストレーター・兼守美行氏の美麗なイラストを追加収録。

金褐色の髪と瞳をもつ皇帝ラシッドは
ある夜、側女の失態を叱責するために宦官長のイルハリムを呼び出した。
皇帝の気性の荒さを知っていたイルハリムは恐怖に震えるが、
いつしかその逞しい腕の中で快楽の渦に溺れていく。

「駄目だ。余が満足するまで、今宵は寝かさぬ」

獅子帝からの寵愛は、愛欲か執着か、それとも――。
許されない身分違いの蜜月。主従関係のふたりが織りなす、甘くて切ない物語。

『第一回 fujossy小説大賞・秋』審査員特別賞受賞作!
※本作品は同タイトルの分冊版1~11巻に加筆修正を加え、書き下ろしSSとイラストを追加したものです。

表題作獅子帝の宦官長 寵愛の嵐に攫われて

ラシッド(皇帝)
イルハリム(宦官長)

レビュー投稿数5

一冊にまとまって、更に溺愛度up

本当に官能表現が豊かかつ多彩な作家さんです。
読み飛ばさないエロシーンが書けるのは本当にすごい。
BLもブロマンスの流れが来ていると思いますが、
古き良き耽美を愛する者として、
この作家さんにはずっと変わらぬ路線で頑張っていただきたい。

新人作家に人気のイラストレーターがついているので
レーベルの舵取りが大切ではないかと思う。
あきらかな作画ミスがあってそこは残念。

5

ひたすらエッチなのが読みたい時に!

体の全部が逞しい獅子王と、美しい宦官長(苦労も多い)の情事シーンがたっぷりの作品です。
完璧ながらも己れの大きさのせいで悩ましい閨事情を抱える攻めは苛立ちのあまり、受けに床の相手を強います。そこから二人はずぶずぶと互いにハマっていくのです。
文章の一文一文が短く書かれていて、疲れないで読み進められるのも私の好みでした。
官能ものが読みたい時にやたらと頭を使うようなストーリがくっついていると、いくら面白くても邪魔に感じてしまうことがあるので、その分この作品は受けと攻めの濃厚なイチャイチャシーンが主軸になっており大満足でした!

2

これはすごいな…

7〜8割ほどエロです。
いや、マジでビックリしました!!

官能的な物語なんですが、最終的に主人公が皇妃に召し上げられるエロティック・シンデレラストーリーです。
幼少期から男たちの慰み者として生きてきたイルハリムは、その身体を使い宦官長まで昇り詰めました。
皇帝であるラシッドは精力絶倫。寵姫が出産で後宮にいなく他に側室がいないため、持て余した情欲を宦官長であるイルハリムにぶつけます。ラシッドはイルハリムの虜に、そしてイルハリムもラシッドに惹かれていくのですが、それを阻む者たちの罠にかかって……という展開へと続きます。

ラシッドとイルハリムの恋愛の軌跡を描いた物語。2人の関係だけをみると、すごくドキドキするストーリーです。ですが、2人を邪魔する輩たちがいまして、イルハリムが危険な目に遭うシーンが2度ほどあります。
このイルハリムにピンチな状況がですね、凌辱シーンなのでちょっと好き嫌いが分かれそうかもです。私は、ごめんなさい…あんまり好きじゃなかったです。

エロ描写が特に目立つ作品だからこそ、ですかね。この凌辱シーンもサラッと流してくれなくて、細かくねちっこく書かれています。胸がジクジクと嫌な気持ちになったのは、私がまだ修行が足らないからですね。それが前半と後半の2場面……ちょっときついな。
一応ピンチのときはラシッドがスーパーマンのように助けてくれるのでホッとはしますが、多少頭には残ります。モブのエロはサラッと、ラシッドとのエロはじっくりと描いて欲しかったかな。ラブだろうが無理矢理だろうが、エロに手を抜かない作者さんの情熱がすごすぎる。


とにかく、エロの描写が目立ってしゃーない作品です。エロ文面が生き生きとしていて、作者さんの気合いが伝わってきました(笑)エロの表現で、こんなに間を繋げられるもんだなと驚きました。


エロ描写の主張が強けれど、イルハリムを溺愛するラシッドの愛の深さや執着は、この作品の最大の萌えポイントです。それはイルハリムを嵌めた奴らへの容赦ない刑罰からみても分かります。

イルハリムがね…快楽に弱すぎて(これは宦官職であれば仕方ないことらしい)心配になるほどです。もっとしっかりしてくれーと思うけど、ラシッドはイルハリムの身体が快楽慣れしてるところが逆に有難いと思ってるので、相性抜群の2人。ラシッドのアレが大きいから慣れてる方が都合が良いんですと……なるほど(笑)


こんなにラシッドに愛されてるのに、そして自分もラシッドを愛してるのに、奴隷と王という身分差から積極的にラシッドの気持ちに飛び込み切れないイルハリムですが、最後の最後で明かされるラシッドからのサプライズはドラマチックで大ハッピーエンドでした。
エロの存在が凄くて忘れがちになりますが、お話としては溺愛執着攻めの幸せエンドなんですよね。


濃厚エロ大好き・ハッピーエンド大好き!って方にオススメします。

8

勢いがある文章

色々規格外な王様×奴隷の宦官長

後宮の若い娘たちを震え上がらせる身体も声も何もかも大きな王様。夜伽が上手くいかない罰として宦官長の青年を呼び寄せては罰として抱く日々。…と、そんな感じでえっちシーンは非常に濃いかつ多い!なのですが、全く中弛みすることなく目を滑らせる事なく一気に読み切ってしまいました。タイトルに書きましたが、非常に勢いのあるイキイキした文章で読んでいて清々しかったです。

淡々とした態度の受が実は可愛らしかったり、荒々しい王様が受を実は溺愛していたりとキャラクターも好ましかったです。痛々しいところも出てきますがハッピーエンドなので安心して読んでください!

0

多い

兼守先生の挿絵なのでマストバイ。挿絵は大好きだったのですが、色事シーンがすごく多く感じられ、そちらにはあんまり興味がないので、申し訳ありません、中立にしました。皇帝の後宮舞台、本編260頁、紙限定の番外編26頁ほど+あとがき。

筆頭寵姫のアイシェがライバルたちをことごとく後宮から追い出したのに、自らは出産のため後宮を留守に。欲求不満が溜まってきた皇帝が、宦官長であるイルハリムで解消するようになり…と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
アイシェ(寵姫、出産前後)、タシール(受けの昔の知り合い、貴族)、その他悪党少々。

++攻め受けについて

政治的に有能とか戦が強いとか、惚れるようなシーンは少なく、有り余る精力を受けにぶつけているだけという印象。きらきら金髪、押しの強い性格(悪く言えば傲慢?)で圧倒的俺様感、皇帝感。好きになっていたら良いんだけど、好きになる前からこの俺様っぷりだと、ちとツラい。お仕えしたいなあとはあまり感じず。

受けは何でかわからんが皇帝大事、めちゃ献身的にお仕えなさってます。凛々しいなあという感じはなかったです。喜怒哀楽少なく、ツライことを耐え忍びただただ皇帝の良いように…と頑張ってますねえ…しっとりしたお肌、黒い瞳、黒い髪、抱き心地良いんでしょうねえ。皇帝、えらくお気に召されて。

攻め受けともあんまり入れ込めなくて、お話も、お道具出てきたり凌辱あったり、どエロエロで、個人的萌ポイントをつくところがあまり無かったでした。アラブっぽい雰囲気は好きなんですけど、ちょっと残念だったかな。

4

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