Krovopizza
drive me crazy
カジノシリーズ番外同人誌、第二弾。
本編の続編としても
シンガポール旅行ガイドとしても
大変読み応えある一冊です。
【ever sweet in bitter life】
雪のためカルメ焼き作りに悪戦苦闘する藤堂。
母親よりGoogle先生にでも聞いた方が確実だろうに
膨らまないカルメ焼きを前に一人悩み続ける藤堂、
そんな真面目なところが好きです♪
そんな努力を
「朝マックしてこよう」の一言で無にする雪…。
藤堂にはこういうしょっぱいオチがつきものですねw
【ハイウェイ・スター】
雪から見た、藤堂の母親・頼子の話。
勝ち気な性格だけど
日本に残してきた親と喧嘩して落ち込む
甘ちゃんな部分もある女性です。
苦労知らずのお嬢様がそのまま年を取ったような
無邪気さ、女くささがとてもリアル。
一穂作品には存在感ある女性キャラが数多く
登場しますが、頼子さんもその一人だと思います。
【大人になれば】
藤堂の姉に招待され
シンガポールへやって来た一哉と逸。
いつの間にか大人の男性になった一哉を意識し
乙女のように戸惑う逸が可愛いです。
ちなみに藤堂の甥・英海
(同人誌『I don't LOVE YOU』参照)は
シンガポールを出て
上海の全寮制学校に入ったんだとか。
成長した彼の話もいつか読んでみたいものです。
【Drive me crazy】
シンガポールに帰省した藤堂と雪。
雪は、藤堂の父親が置いていった強壮剤を
風邪薬と間違え飲んでしまい…。
いつになく素直に藤堂に身を委ね
蕩ける雪がエロ可愛すぎます!!!
中国語で「お願い、ご主人様」
なんておねだりまでしちゃってるしw
あとがきにあった藤堂のドーピング編も
是非読んでみたいです♪
【さよならストレンジャー】
上記の濃厚な夜の後、
マレーシアのランカウイ島へやって来た藤堂と雪。
「あなたといると、
僕はどこにも行けなくなる」
という雪の言葉が印象的。
藤堂がどこまでも追ってきてくれるから
雪は安心してどこへでも行ける。
浜辺でしょっぱいキスと抱擁を交わす二人は
何だかんだラブラブで、大変満ち足りた気持ちで
本を閉じることができました。
(装丁の、青空にハートマークが浮かび上がるデザインがまた素敵です)
*レビュータイトルの「Crash!Boom!Bang!」は
スウェーデンの男女デュオROXETTEの曲名から。
同人誌で引用されているCoccoも良いけど
ROXETTEのこの曲の歌詞も
しょっちゅう雪にCrash!Boom!Bang!されている
藤堂の心情に結構合っている気がしたのでw
この作品は、18歳未満の方には不適切な表現内容が含まれています。
18歳未満の方のアクセスは固くお断りします。
あなたは18歳以上ですか?