お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
happiness no katachi
単純に、浅い感じ。
キャラもストーリーも、心に引っかかってくるものがなくて、話のなかに入り込むことができないまま終わってしまいました。
さくさく読みやすかったのは良かったです。
主人公は高校生。
友達同士のイタズラで当たり屋をしたところ、相手の逆鱗に触れ、そのまま山奥の山荘に拉致されてレイプされて、ハウスキーパーとして働かされる。
で、一緒に暮らすうちに恋が芽生えて――。
レイプも、ここまで簡単にされると、目新しさがまったくないもんで、「またかいな」と思っちゃうんだよねぇ。
レイプから始まる恋だからこそ、ヒネリが欲しいなァと。
やられるほうも、簡単にアンアン気持ちよくなっちゃわないでくれと。
まずは愛でしょ、愛。
王道ものなので安心して読めるんですけど、内容にもう一捻り欲しかったかも!
真船先生の攻様って、どんなタイプでも、結局は受様が可愛くて溺愛しているパターンが多いと思っていたんですけど⁉︎
この作品の攻様は、溺愛はしているんですけど、表現の仕方が少し違っていました。
なので、余り素敵な攻様には映らなかったです。
どちらかと言えば、年下の受様の方が努力して映った分、素敵な少年だったかも(笑)
年も違う、立場も違う2人なんですけど、性格的な部分では似ていて…
不器用で、人に対して臆病で…
なので、なかなか素直な展開での進展は望めません。
そんな2人が一緒に生活していくうちに、心の交流を経て信頼関係を築き、恋愛関係に発展していく処が見せ場になっていくお話ではあるんですけど、その辺の内容が今一つ心にグッとくるものがありませんでした。
クールな大人だけれど、苦い過去が重くのしかかったままの人気小説家 •柏崎×明るく強気な高校生だけれど、いじめられた辛い過去を経験している•瑛人。
うっかり当たり屋をやらかしてしまった瑛人は、柏崎にそのまま拉致され別荘でハウスキーパーをさせられるハメに!
散々な仕打ちで傷けられ、こき使われるばかりで!
何処までも冷淡な態度を取り続ける柏崎。
投げやりな柏崎の奥深くに隠された闇を感じとった瑛人は、次第に歩み寄っていくようになり…
それでも心を開いてくれはしない柏崎。
余りにも酷い突き放し方に、等々我慢が限界!
感情の高ぶり炸裂で、またまたやらかした(笑)瑛人は、そのまま逃走して…⁉︎
と、色々あった2人は、最後は極甘展開にはなるんですけど…
拉致から無理やりパターンで始まり、攻様が冷酷過ぎて感情移入しにくいまま最後まで来てしまったので、ハッピーな感動クライマックスのシーンにきても、結ばれて甘々な2人のシーンを読んだとしても、何も感情が沸き起こってきませんでした。
分かりにくいながらも、実は溺愛しいる動向や、好きになった理由をもう少し丁寧に描かれていたら、もう少し面白かったのに…と残念に思います。
最近新しい作品は出ていませんけど、大好きだった成神先生の、優しい雰囲気の絵柄に惹かれて当時は購入したものの、内容は雰囲気とは違っていたのも残念に思った記憶があります。
続編『ハピネスなきもち』に続きます。