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『恋の診察室』シリーズ四作目、完結編です。
前作に引き続き、組同士の抗争中で、いつ戦争になるか気の休まらない日々。組総動員で厳重体制をしいていても、なぜか情報が筒抜け状態。芳樹の身を案じた父=組長は、竜一の叔父が経営する湘南リゾートホテルに避難するよう命じます。
昭秀と離れたくない芳樹はごねるのですが、離れたくないのは恋人の昭秀も同じ、湘南で学会がある昭秀のスケジュールに合わせて、ナイショで現地で会おうという昭秀の提案に、現金な芳樹は大喜び!
可愛い年下の恋人にメロメロなエロオヤジ昭秀です(笑)結局、お邪魔虫な圭吾や親友の洋もやってきて、にぎやかな幸せな休暇を楽しむんですけど…またもや事件に巻き込まれてしまい、芳樹が拉致されてしまうんです。竜一や帯方も現地に乗り込み、抗争事件も決着となるんですけど…裏切りものが分かり芳樹にはとても辛い最後でした。
昭秀も一般人ながら恋人のため、危険を顧みず頑張ってくれてます。これがオヤジながらカッコ良くて萌えました。
このお話は、ある意味芳樹の成長期でもあるかなあと思います。ヤクザという特殊な環境で育ち、いつも周囲からは距離を置かれ、好奇な目にさらされ続けてきた生活。誰一人として本当の自分をみてはくれないと、殻に閉じこもっていたのを、昭秀と出会い、芳樹自身をみていてくれる恋人を見つけた事で自信に繋がり、大きく成長したなあと…昭秀だけでなく、自分自身を見てくれて、分かってくれる人がいる事に気づく事で、強くなったなあと思います。そう思うと、昭秀はエロオヤジだけじゃなく(笑)包容力たっぷりの大人の男の人で素敵でした。
でも、昭秀のエロオヤジは健在ですよ(笑)今回も、「うん?」攻めに、「ほら、ここが◯◯◯」と昭秀の決め台詞も登場し、テンションUPで萌ます。
シリアスな事件が続く中でも、シンクで裸エプロン、プールに車の中、会議室の隣室でお仕置き!もうエロオヤジ全開でした‼ 芳樹のピンクフリルエプロン姿は、確かに可愛過ぎます(笑)しかも、桜城やや先生のイラストがよすぎて萌えます。
事件後のひと時も、愛がいっぱい過ぎてご馳走様状態でした。本当に、最後はハッピーエンドで良かったなあと…まだ続きのお話を読みたい2人です。
続きが読みたいといえば、今回のあとがきに書いてあった、三作目で登場した、結城病院顧問弁護士・不破先生のお話を書かれる予定だったようなんですけど…これもまだなんですよね。昔読んだ時に、黒沼組の顧問弁護士が相手だったりして…と妄想を膨らませていたものです(笑)懐かしい‼ 不破先生のお話もぜひ読みたいです。
最近のお話を読んでいると、こういったひと昔前に流行ったような、ベタなお話の系統は好まれなくなったのかなあと思ったりもしますが、年の差好き、ヤクザや医者もの好き、エロオヤジ大好物な方‼
シリアスなストーリーの中にも、笑ありエロもしっかりあり、コミカルなバラエティに飛んだお話だと思うのでオススメしたいシリーズです。
お医者さんとヤクザの息子カプも4冊目となりました。
今回は避難した湘南のホテルが舞台です。
いよいよ敵対する蜷川組との抗争が始まりそうなので、湘南のホテルに避難をさせられます。
大好きな昭秀先生と離れ離れになっちゃうよ~とべそをかいてましたが、恋人はちゃっかりと学会にかこつけてバカンスにしてくれます。
しかしお邪魔虫圭吾くんはやってくるわ、友達の洋もくるわ、結局いつものメンバーですね。
中盤まではのほほんとテニスをしたり、デートしたりのバカンスですが。
終盤はハラハラドキドキの展開が待っています。
芳樹可哀想ってな感じになり、お兄ちゃんやってきたり、銃撃戦になり、あれ、ちょっと保科の顔が前回と違うぞって思ったり(関係ないか)……。
ラストはちょっとだけ大人になった感じの芳樹くんでしめられました。
彼の未来が幸せであればいいと思います。
素敵な恋人や理解者がまだまだたくさんいる事を願って。
もっかいどっかでこの二人を見たいです。