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secret guardian
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
『クリスタル ガーディアン』に続くもふもふファンタジーシリーズ2作目です。
メインキャラクターは、前作の攻・守善の兄である世継ぎで一位様と呼ばれる第一皇子の千弦(ちづる・受)と、その守護役である牙軌(げき・攻)になります。
時系列では『クリスタル~』よりも約10年前~(作中数年経過するので)ですね。
↑レビュータイトル通りこちらは人間同士なんですが、千弦の守護獣が全能のペガサスということで、千弦はときどきペットの黒猫と魂を入れ替えてもらってたんです。
そして、猫の姿の時に危ない目に遭ったところを助けられたのが(牙軌は最後まで気付いてないけど)2人の出逢いです。
その後、謀反人の孫であることで出世は見込めないと思っていた牙軌が、剣技の大会で優勝して千弦に『自分の警護に』と望まれ・・・
なんというか『主従・身分差(従者攻)』の王道ド真ん中って感じです。
CPとしては『女王様と下僕』と言うとちょっとニュアンス違うか!?イヤでも、やっぱりそうかな。
それはともかく、キャラクターはいい意味でわかりやすくてどちらも好みですね。
寡黙で男前で身分差から踏み出せないけど千弦を想う(いっそ崇拝している)牙軌。こういう寡黙で一途な朴念仁攻は大好きです。
そして、いかにも女王様で牙軌に対しては身勝手で我儘な振る舞いもしてしまう千弦も意外と素直で可愛くて、2人とも魅力的でした。
ストーリーの大元はあまりにもシンプル過ぎるので、かえって好みは分かれるかもしれません。
ちなみに、私は↑の通りキャラクターがどちらも好きなので、安心して王道を楽しめました。とても面白かった。
途中、ほんの一瞬ですが牙軌が女性とベッドに・・・・というシーンがあります。
ほとんど描写はないし、そこを黒猫姿の千弦が見てしまって動揺し、牙軌を辺境へ追放してしまったり、また牙軌の方もそのとき千弦のことを考えて~だったりと、当然ながらムダなシーンではないんですけどね。
実は、前作を読んだ限りではこのシリーズは『王族とその守護獣とのCP』が基本で行くのかな~とも思っていました。シリーズタイトルが『ガーディアン』だし。←こちらの表題作が雑誌掲載される際に作家さんが『人間同士CP』と言われていたので、今作がそうじゃないのはわかっていましたが。それに『守護獣』じゃないけど『ガーディアン』には違いないわ、確かに。
というわけで、千弦の守護獣・ペガサス様、あくまでも脇ですがなかなかユニークなキャラクターで、かつ存在感あり過ぎです。さりげなく(はないか?)大活躍でした。
前作でも出てきた設定ですが、主に大型の守護獣は(ペガサスは別格なので言うまでもなく)『人型になれる』んですよ。
あとがきを拝読するに、いずれこのペガサス様がメインになるようですね。
ただ・・・このペガサス様、脇キャラクターならともかくメインとしては、個人的にかなり苦手なタイプの予感がします。
続編『守護者の心得』は、表題作の7年後で前作『クリスタル~』のあとになります。
『クリスタル~』のメインだった守善が出ています(とイリヤも一応いるだけはいる)。
前作では、正直『・・・それが何なの?いつ使うの?』とさえ感じた守善の能力が役立ってますよ~。そのためのストーリーという側面もあるんでしょうが。
このシリーズは、確かに『神級に好き』とまでは言えませんが、少なくとも2作目のこちらはすごく好みです。ホントに読んでよかったし、次も(CP問わず)出たら読みたいと思ってます。
前作も決して悪くはないんですが、私はキャラクターもストーリーもこちらのほうがずっとよかったですね。
最後に、本題ではないんですがこれだけは。
シリーズ2作目ですが、前作『クリスタル~』(と、表題作が雑誌掲載時の表紙カラー)とはイラストが変わっています。
もちろん、その裏に何があったのか本当のところは窺い知ることはできませんが、そのことで私はリンクスというレーベルに拍手喝采を贈りたい気分です。いえ、ホントに。
いくら(尋常じゃなく)不評でも、まさかシリーズ途中でイラストを変えることはしない・できないだろうと諦めていたので、イラスト変更を知ったときの嬉しさは言葉になりません。
イラストが変わらなかったら、個人的にはそれだけでシリーズ続刊を買うのを躊躇ったかもしれないとさえ感じていましたから。前作レビューでも触れましたが、アレはまさに酷いとしか言いようのない代物でした。
私はサマミヤさんは結構好きですが、だから嬉しいのではなく、今回に限ってはどんなに苦手な方が来ても前向きに受け止められたんじゃないかな(比較の問題でね)。
もちろん、好みの方だから『より一層』嬉しいのは言うまでもありません。
実際、新刊情報が出るまで内容より何よりイラストがいちばん気になってました。ゴメンナサイ、水壬先生。
シリーズ2作目、今度は人間×人間できっちり主従関係萌え&もふもふもありますの
ファンタジーで大好きな作品です。
前作で出ていた一位様が受けになります、一位様といえば国のトップでペガサスを
守護獣として持っている前作ではどこか近寄りがたい神々しさを感じさせるキャラ。
それが今作では神に近い崇拝を受けている身が人間臭くて恋で愚かな姿を見せる。
前作を読んでいる人にはギャップ萌えを感じる雰囲気もありますが、
もっともギャップがあるのはペガサスのルナでしたね。
何故かコミカルお笑い担当にでもなったかのようで脇役ですが面白い。
ペガサスがヒーヒー言いながら大きな翼と足をバタつかせて笑い転げるなんて・・・(笑)
攻めになるのは祖父が国の裏切り者と言うことで生まれながらに世間に虐げられ
剣の腕がいいのにもかかわらず出時のせいで冷遇される下級兵士牙軌。
それが一位様である千弦が黒猫姿で城内大冒険していたときに危ういところを助けられ
正当な評価を受けずにいた牙軌は武道大会で優勝したのにまたしても冷遇され、
そこに優勝者が召抱えられないのなら自分が欲しいと第一皇子の千弦が警護役として
牙軌を側仕えに指名し、一言離れるなで召抱える。
一位様が黒猫姿になれるのは守護獣の力でもふもふ感もあって可愛らしいです、
警護として数年が経ったとき牙軌が側にいるのは当たり前になっていきますが
それだけでない何かが一位様の中で育ちつつあって、それが再び黒猫姿で牙軌の日々の
行動を観察していたときに女を抱く牙軌を見たことで自身でも抑えられない衝動のまま
牙軌を辺境の地へ八つ当たり気味にとばしちゃう。
かなりオレ様暴君受け様で嫉妬深いのですが、命令された牙軌は逆らわず辺境地へ
でも牙軌は何故自分が飛ばされたのか理解している、それも別方向でです。
一位様に自分などが抱いてはならぬ欲望を見透かされたと思い込む。
ある意味これは逆の話で一位様こそだったりします。
今回の作品は主従関係が一切崩れることがありませんので結果的に一位様が襲い受け、
寡黙な牙軌は諾々と従う、後半の話では牙軌から求められることがないことに
一位様が苛立って~と言う展開もありますが、今回の二人はどこまでも主従萌え。
そこに守護獣やネコさんも出てくるのでもふもふも味わえる至福と作品でした。
なーにが面白いって、ペガサス!
超絶美人 超優秀 受け様(第一王子)の守護獣で、
最上級の守護獣のくせに
まー人間くさいったらありゃしない!
受け様が惚れちゃった攻め様を口説く手助けをするんですが
(手助けっていうんだろうなあ たんなる ちゃちゃいれ という気も)
おかしすぎて腹抱えて笑っちゃいました~
そのシーンだけでも読む価値あるっと思います。
コメディではないんですよ(たぶん)、でもすごく楽しい、超好き、
この人間くさい守護獣。
もともとファンタジー好きでこの本に到達。
これが面白かったのでシリーズ読破中。
ファンタジーとして特筆するところはあんまりないです。
それより攻め様の りりしい男子 ってところが
すんごく好き。受け様いいなあ、いつも守ってもらってー。
寒いな と思う前に羽織ものかけてくれるなんて
なんて優しい・・うっとり。
しかも寡黙!剣の達人!!
魂を移してもらって猫になってる受け様を、それとはしらず
大事に懐にいれて運ぶところとか、あー猫になりたいー
めちゃきゅんきゅんしました。