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father figure
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
浅野克哉ファンは読んで損はない。
浅野の登場シーンは大切だけど、エピローグという感じ。
全く関係ないと思って読むのがオススメ。
メインは、人への執着の物語。
こんな事ある⁉︎と、読了後、冷静になりました。
でも、一気に読んでしまう!
Narcissusワールド全開です!
こうなってしまう思いが、やるせなかったです。
ラストはさすがです!
萌2評価なのは、主人公の心情が理解できないから。それもNarcissus作品の魅力。
これは凄い作品に出会えた。
この作者二人じゃないと決して表現できない世界、お話だなと思いました。
全部の作品読んでみたい。
最初はただ単にこりゃ良作な監禁ものでは?とワクワクしていたんですよ。
(監禁ネタ好き)
一人の男を繋ぎ止めておくための居住空間をきっちり準備していて、抜かりないんです。
万が一自分に何かあったら、一人では生き残れないようにしているあたりも怖いですよね。
机もボルトで固定されているし、食器はプラスチック製。
その用意周到さが素晴らしすぎて惚れ惚れして。
おまけにそれを実行しているのは現役警察官。
こりゃ勝ち目がないー、いいぞー!!!と無邪気に楽しんでいたのですが、彼の父親に対する異常な執着に惹き込まれ、気付けば無我夢中で読み進めていました。
狂気あふれることではあるのに、どうにもガブリエルを憎めない。
嫌悪できないどころかどうにか救いはないのかと思えてなりませんでした。
終盤のウリエルにはただただ涙です。
凄く印象に残る一冊でした。
ふとした時に思い出してはなんとも言葉にしにくい気持ちになっています。
悲しいお話ではあるのですが、私はそこがとても好きです。
今読み終わって、これはBLとして考えていいのかどうか決めかねている。
続巻を待ち望んでいる「In These Words」の関連作かと軽い気持ちで随分前に購入し積んでいたのを、これまた軽い気持ちで読み始めたわけだが。
感想はネタバレ無しに書くことすら難しい。のでネタバレ含まれてます。
これは良くも悪くも海外モノだなぁと思ってる。
日本とは違う子供を取り巻く状況。養子や里親制度。自分のルーツと切り離されて自らの出自を知らず、それでも月日は経ち、大人になってしまう人々。
警察官のガブリエルは母親はいたけれど、父親の顔も名前も知らなかった。母親が死んで遺品から初めて父親の名前を知ったガブリエルは、父を探し出し、近所に住み、脅迫めいた手紙を出し、警察官として相談に乗る、そして遂に部屋に入り……
その後のガブリエルは、サイコパスですね。
ガブリエル視点ならば、失われた父親を取り戻すため。愛しているから。愛してほしいから。
BL視点ならば、ガチ父子。
しかしながら、もちろん甘い空気や快楽は皆無で、監禁の末の陵辱です。
初めて最後まで父を犯すガブリエルは『かつて他の誰とも経験したことのない類の深い結合』を実現して満ち足りた。心から満ち足りた。
もうそこが果てしなく痛ましい。
勿論ガブリエルの犯罪は発覚し、優秀な同僚に追い詰められ、何より元からこの父子の結末は決まってますよね。再びの孤独。今度こそ本当の孤独です。
終盤、もう無関係かと(勝手に)思っていた「ITW」の浅野克哉が登場します。精神破綻したガブリエルの担当医師として。克哉、父の「正式な」息子フィリップ、そしてガブリエルの交差。
「Between the Devil and the Deep Blue Sea」
ガブリエルの事件から離れて日本にいる克哉に会いに来るフィリップの短いエピソード。
フィリップは克哉にセラピーを担当してほしいと頼む。(新たな執着心??)
「BREAK DOWN」
咎井淳様ご本人によるイラストの解説。贅沢。
ほぼ地雷のない私ですが、近親は苦手。その中でも父子が最も禁忌なような気がしている。しかしこの作品に今抱く感情は、果てしない哀しさ。そして痛み、欠落感……
こちらは「in these words」と世界観を共有してはいますが、親子の絶望的に屈折した関係が描かれた、アナザーストーリーです。
浅野は出てきますが、アメリカ時代のことで、本編にはさほど絡まないと思われます。たぶん。
内容は、「萌え」という言葉を使ってはいけないような、重く救いのないものでしたね。
後に収録されている短編で、ウリエルのもう一人の息子が、浅野にほんのり憧れを抱いて、ストローで間接キスするのはちょっとキュンときました。
ところで、本編の方は今どうなっているのでしょうか。
2巻の続きがアメリカで同人誌の形では出ているらしいのですが。
何だか、本編から離れてサイドストーリーが進行しているようで、少し心配です。
篠原が主役の同人誌があるそうで、それは読んではいないので、あまり言えませんがあらすじと序章を試し読みした感じでは、些かぶっ飛んだかな、と。
in these wordsは大好きなので、どうか迷走せずに完結させていただきたいものです。
遠く日本から待ってますよー!
「In These Words」の登場人物、克哉が出てくるということで購入しました。この話はITWの前になるのかな?この事件を担当した後克哉自身も事件に巻き込まれると思うと複雑ですね…
個人的な好み&内容に関係ないのですが、カバー下の装丁が明るい黄色なのがちょっと微妙でした。ダークな作品だからもっと落ち着いた配色にしてほしかったな。
23歳、警察官のガブリエルは母親の死をキッカケに父親、ウリエルの存在を認識します。母が死の瞬間まで語らなかった父親に、ガブリエルは急速に惹かれ、歪んだ感情に苦しみます。
親切な警察官を装ってウリエルに接触し、綿密に計画を立てついに郊外の小さな小屋に誘拐、監禁。実の父親にも関わらず…てな話。
ウリエルは「大天使の1人」と作品内で言及されていますが、ガブリエルも天使の名前なんですよねー。母親がウリエルを忘れられなくて関連する名前を付けたんでしょうか…
最初読んでるうちはガブリエルが嫌いで嫌いでたまらなくて、「なーにが天使だ!!」とヤケクソになりながら読み進めていたのですが、読み終わって改めて思うと、彼はただ父親を愛したくて、愛されたかっただけなんですね。現に作中、彼は何度も泣きます。それはただ本当に純真な思いが溢れた結果なのかな〜。
いや、悪意が無かったら誘拐していい訳じゃないんですけど。(当たり前)
そして特筆すべきは挿絵がすごく多いこと!挿絵のページをめくったら次のページも挿絵だったのはすごすぎて笑いましたw
首輪に繋がれ悲痛なウリエルの表情が美しくも可哀想で、みなさんの良心が試されることでしょう…
ガブリエルとウリエルの別れがとても辛くて、茫然自失となってしまったのですが、ウリエルの息子(ガブリエルとは異母兄弟)のフィリップの存在で少し気分が救われたような感覚でした。陰鬱としたキャラが多い中(ごめんなさい)、本当にまっすぐな性格だと思います。
ラストの克哉とのなんてことない会話が可愛くて萌えました(笑)
あらすじやレビューを見るかぎり、近親相姦、監禁、凌辱、拘束、バッドエンドなどの不穏な言葉を目にしたので覚悟して読んだのですが、一度も閉じることなく一気に最後まで読みました。
ウリエルの最後の二晩あたりの心境変化をまだ深いところまで読み込めていないので何度もじっくり読み返そうと思います。ウリエルがガブリエルを赦し、薬指に指輪を嵌めるシーンはとても印象的でした。台詞の意味も何度も考えてしまう。ガブリエルのどうしようもなく深い重い愛のなれのはてはとても切なく寂しいものでした。
個人的に近親ものは大好きなので父子関係の珍しさに惹かれたのですが、作中の「彼が初めて味わう男――その相手は、実の息子だ」の一言、とっても良かったです。
ストーリーや設定は面白かったんですが、文章が今一つ肌に合いませんでした。
行間を読むことを要求する設計なのに、行間を感じさせてくれない文体になかなか入り込めず。
日本語訳だからなのかもしれませんが、どうにも日本語が不自由な感があって、そのたびに興ざめしてしまいました。
普通の小説や文学でも翻訳物はどうにも受け付けないタチなので、きっとそのせいでしょう。そこさえ気にならなければもっと評価も高かったのですが、残念。
内容はというと、深読みの余地がそこかしこに作られていて、わくわくしました。展開は予測しやすいのに、そこに至るまでの部分に込められたものが一つ一つ興味深いので飽きず。掘り下げて読み切れなかった部分を補うために何度も読める面白さでした。ダークなので「面白い」と言ってしまっていいのか疑問はありますが、読み物として面白かったです。
読む人の精神力を試す作品だと思います。
中身を読むまでタイトルを信じられませんでした。
強い印象は「拘束」。
首輪をつけさせ、いうことを聞かないとお仕置き。ガブリエルがウリエル・ブラックストーンに対した行為は制圧力が強くまるでスパルタ教育を見ているようでありました。
さすが法の執行者。
拒めば殺すとは簡単に言わない。限りなく痛めつけるやり方は無駄がない。
BLいう枠踏みに無理にはめなくてもいいかもしれません。BLの視点で見ると父子姦というテーマはロマンスが制御されてしまう感がありますので・・。
愛情表現がとても切ないですが、結果はガブリエルが当初から計画した通りの幕をおろします。
重い形となりました。
愛しているが、信用できない。母から得られることのなかった愛をウリエルに求めているにすぎない。根底にあるのは強烈な人間不信ではないのかと思います。
虚偽を見破る鋭いカンを持っていて納得させるには生易しいタイプではない。
(敵にまわしたらこわい男だなあ・・。)
ウリエルは身をもって証明する必要に迫られました。
決定的な「一夜」にしてウリエルの心境が変わったのは確かですが何を考えていたのかはよくわかりません。フィリップの言葉から推察するのみであります。
事が発覚してからの展開が面白く『ITW』の主人公浅野克哉が精神科医として関わっています。彼の役目は検察側の人間として、ウリエルの遺体のありかを聞き出すこと。そして裁判沙汰にできない精神状態である診断を下すこと。被害者の家族を黙らせること・・浅野の背後にある組織の『意思』がうかがわれます。奪われた指輪を取り返し改めてガブリエルの「左手の薬指」(意味はここに記すまでもありませんが)に嵌めなおしているシーンが意味深だなと思いました。
ガブリエルの最大の美点はウリエルから貰った「約束」をj遵守することに発揮されます。
その後、フィリップと浅野の会話があります。
フィリップの淡い萌え感でてました。
事件から4年後という設定とのことですが、『ITW』ではあの「事件」が始まったころですね。
これはそのプロローグなのでしょうか?
評者は、かなり変則的な順序でこの一冊を紐解きました。
本編を冒頭から三分の一程度読んで後書きを読み、
本編の後半四分の一程度を読んでから番外編を読み、
残りの本編を読む。
我ながら余りにも、と言う変則加減です。
でもそうしないとどうにも腑に落ちなかったのです。
帯から与えられた先入観を出来るだけ排除する為にも。
率直に言ってしまえば、この一冊のタイトルこそが
正に壮大なネタバレです。それに拍車をかけているのが
帯の存在と言っても良い。
このタイトルが創作過程のどの時点で設定されたのかは
作者達自身明かしていません。そのタイミングによっては
この物語は別の顔を魅せていたのかも知れない。
作者達自身が想定していた結末は、どう言うものだったのか。
詮無い問いですが、敢えてぶつけてみたくなります。
評者が読む限りでは、悲劇とも少し別の場所にある様に
感じたものですから。
挿絵目当てで購入しました
個人的に内容はいまいちでしたが
挿絵が多かったので☆2つです
商業BLにタブーは色々とありますが
タブーを犯すのはいいんですが
きちんと落とすところは落としてほしいなと思いました
監禁ものは好きですが
愛あってのことだと思いますし
攻めが受けに執着する理由もそれだけのこと?というように感じてしまい
共感できませんでした
せめて1回くらいは受けの感じるようなセックスをしてあげてほしいです
クライムサスペンス「IN THESE WORDS」の関連作ノベルス。
翻訳は、ハードボイルドな洋モノBLに定評ある仔犬養ジンさん。
ジンさんの作品もとても好きなので、久々にお名前を拝見でき歓喜しました♪
母子家庭に育った23歳の警官ガブリエルが、母親が決して語らなかった父親ウリエルの存在を知り、彼をつけ狙うところから始まる物語。
愛に飢え、父に飢えていたガブリエルはウリエルに執着し、彼を愛している、閉じ込めその肉体を犯したいとまで思う。
隣人としてウリエルに近づき、小屋に監禁し、首輪でつなぎ凌辱します。
鞭でスパンキング、フェラ強要、
逆らったら糞を食わせるなんて発言もあり、
監禁の描写はかなりバイオレンス。
挿絵もすごい色っぽさと迫力で物語を牽引します。
心身共に追い詰められていくウリエルの恐怖がリアルに迫ってきてかなりゾクゾクします。
ウリエルの説得を全く聞かないガブリエルの思考回路は得体が知れないし、ウリエルが本当の妻や息子について発言したときのキレっぷりも見境なくて怖い。
そんな人物の一人称「俺」で話が進むため、犯罪プロファイルかサイコパスの手記でも読んでいるような不安感が終始つきまといます。
ウリエルに会うまでのガブリエルはただ父親の愛に飢えた、残虐なことをしない「まとも」な人物であることが伺われるだけに、何かのきっかけで一線を越える人間の怖さ、悲しさが沁みます。
シビアで救いのない展開ながら
ラストにはほのかに希望が見え、読後感は悪くない。
ウリエルの人間性も、哀しいくらい優しい言葉と贈り物も、
きっと息子に受け継がれるであろうという希望が残ります。
ITWの主人公で精神科医の浅野克哉は、
終わりの方で精神科医としてとても重要な役割を果たします。
その優しさと冷静な説得術に惚れ惚れするし、
若い青年をたぶらかす色気もやはり建材v
浅野のストローを吸いたがる青年くんの気持ちがよく分かるのでしたw
すっぽんぽんさん
はじめまして、コメントありがとうございます!!
ノベルは加害者視点ということで、コミックとはまた別な恐怖、スリルがありました。
本編以外のところだと、口絵カラー(入浴シーン)のエロ美しさがとても印象的でした(pixivにもupされています☆)
ぜひぜひお試しを(*^-^*)
初めまして☆
コメント失礼します<m(__)m>
ウリエルの狂気感と鬼気迫る内容の感じがすごく伝わってきました!!
おもわずコメントまで…(笑)
ノベルはまあいっかと思っていましたがちょっと読んでみようかと思います。
※ネタバレです
まず、挿絵がとても多いです。こんなにつけてもらっていいの?というくらい多くてホクホクなのですが、そのほとんどが登場人物の悲痛な表情のイラストです。
愛情に飢えた主人公ガブリエルと、ガブリエルの実父であるウリエルのガチ近親相姦・監禁もの。そしてバッドエンド。ちなみに、監禁ものですがスカ描写などはありません。ただ、ハードではありませんが流血、肉体的に痛い描写がありますのでご注意を。
この作品、評価に非常に悩む内容で、どうしようかなと悩みましたが萌え×2で。面白かったし一気に呼んだのですが、この本に対する評価を例える言葉が「萌え」ではないかな?という意味で悩みました。こういう雰囲気の話は好きです。
内容ですが、まずガチ父子、しかも息子×父親は結構レアな気がします。エロ描写もちゃんとあるし、表紙の美しい父親、ウリエルの色っぽい描写、息子ガブリエルの父親に対する執着はもちろん萌えますが、それ以上に作品全体から漂う陰鬱な雰囲気がすさまじく、私はBL小説というよりサスペンスものの洋画をみたような気分になりました。
ウリエルが最後、ガブリエルを赦し指に指輪をはめてあげたところで、彼のガブリエルに対する深い愛情を感じ取れたのがとても哀しかった。どうしようもないの一言。
「ただ、父さんの息子になりたかったんだ」
ガブリエルのこの一言が胸に突き刺さりました。ガブリエルだって、根っからの悪人でも狂人でもない。魂の無い父親の抜け殻を助手席に乗せ、語りかけながら涙を流すシーンは彼の途方のない感情がひしひしと伝わってきます。
この作品の終盤と短編にはIn These Wordsの主要人物である精神科医の浅野がでてくるのですが、この作品での浅野の存在はかなり大きかったです。In These Wordsで見せる浅野の表情とはまた違った一面が見られます。
浅野の存在が、結果的にはウリエル、ガブリエル、フィリップたちの救いになっていたことが本当に良かった。特にフィリップの。浅野は年下男を射止めるのが本当に上手い…。カフェでの二人のやりとりはBL的に萌えました!
主人公の実父に対する容赦の無い暴力的行為、更にバッドエンドで苦手な方はとことん苦手だと思いますが、本編の後の小説作者のNarcissus先生のあとがきには中々ハッとすることが書いていますので、気になった方は最後まで読んでみることをオススメします。