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30centi no dilemma
身長30センチ差(181センチと151センチ)の隣同士に住む高校生の幼馴染みもの。
まず、個人的にすごく苦手な受一人称。しかも昔の学園コメディBLによくあるテンション高い自分語り。もうこれだけで読むのがツラかったです。
設定そのものはまあいいんです。幼馴染みは好きだし、身長30センチ差もストーリーの中でよく活かせてたとは思うんですよ。決して悪くない。素晴らしいとも言わないけど。
でも私はキャラクターがどうも好きになれませんでした。
だからと言って特別クセがあるわけでもないんです。幼馴染みものコメディならテンプレートのひとつでしょう。
スポーツ万能・成績優秀で受に執着してる攻と、彼と一緒にいるせいで無駄に目立ってしまう平凡だけど可愛い(中身は結構やんちゃで男前の)受。
この作品はそこに身長差のコンプレックスも加わります。というかそれが大きなポイントですが。
一成(攻)は読んでてどうにもよくわからない(設定というかどういうキャラクターにしたいのかはわかりますが)し、翔生(受)はあまりにもうるさ過ぎで鬱陶しい。
たぶん、これ三人称だったらもっとすんなりストーリーに入り込めたんじゃないかと思うんですよ。翔生の一人称で、余計にそのキャンキャン振りが鼻についてイライラしました。
う~ん、大キライ・もうダメまでは行かないんですが、面白いとも思えませんでした。