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tsumi na fukushuu
罪シリーズ第5弾文庫版です。
このシリーズは毎回言いますが高梨良平警視(攻)が推理力と刑事の勘と人たらし能力で普通は仲の悪い所轄を落としつつ捜査を進め、捜査の合間にごろちゃんに癒される。犯人や周囲の人間模様にお涙あったりなかったりの2時間サスペンス。がテンプレです。
そこに今回はごろちゃんが!ごろちゃんがかわいそう過ぎます。でも本当にこの子女神なんじゃないかしら・・・。
ルチルの文庫版、アイノベルズとの相違点は
①表紙・ピンナップ・挿絵描きおろし。
アイノベルズ版の表紙が弱ってるごろちゃんでとても色っぽく好きだったんですが、今回のルチル版は何よもう!表紙から泣かせにかかる気ね(号泣)すべて読んだ後、題名と表紙をかみしめちゃいます・・・。
②陸裕先生の1頁漫画。こちらはかわいい!この巻では特にトミーがいい子になってるのであははーそうだよね(喜)って感じです。
残念ながらアイノベルズ版のごろちゃんのアイコラ(笑)は掲載されてません。
③書き下ろしショート「最高のイヴ」
ちくしょうちくしょうちくしょう、本当泣かせてきます。
このお話は本当に本当に泣かせられたお話なので・・・。詳しい感想はアイノベルズ版の方へ書きましたので割愛するけど、やっぱいいやつだったんだよ!それなのにどこからあんなことしてしまうルートに入っちゃったんだろうね・・・(嗚咽)
文庫化再販罪シリーズ、この回で文庫化が全て終わり、新作の罪な友愛に続きます。
今回の話は罪シリーズ1作目の「罪なくちづけ」が深く関わっている内容です。
この作品から読み始めてしまった人には奥深いところまで解らない展開になりますから
これは全て文庫化になって読みやすくなっていますから、1作目から堪能して
欲しい作品ですね。
主役の二人、商社マンで本人自覚がないけれど美麗な吾郎ちゃんと高梨は毎度事件に
遭遇、もっとも高梨が刑事だからと言えばそうなのですが、吾郎ちゃんはトラブルに
何故か見舞われるタイプで、今回も復讐のターゲットにされて嫌がらせを受ける。
復讐と言っても吾郎ちゃんが悪いわけではない、所謂理不尽な逆恨み。
なんも知らないと言うのは怖いと思う話で、大事な相手を亡くした人間は誰かに罪を
擦り付けていくことでままならない悲しみを紛らわすような流れですね。
もっとも吾郎ちゃん、見た目は美麗ですが意外に男気あるので、今回もかなり
いい見せ場がありました「心友」今回のポイントですね。
もちろん高梨が吾郎ちゃんを懸命に守るのは当たり前、関西弁好きにオススメキャラ。
そして、今回の話で一括り終わりでの新作突入ですね。
どんな展開になるのか楽しみです。