罪なくちづけ

tsumi na kuchiduke

罪なくちづけ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×24
  • 萌6
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
35
評価数
11
平均
3.3 / 5
神率
0%
著者
愁堂れな 

作家さんの新作発表
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イラスト
陸裕千景子 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
罪なくちづけ
発売日
価格
¥533(税抜)  
ISBN
9784344820012

あらすじ

田宮吾郎と警視庁警視・高梨良平。イラスト全て書き下ろし! 二人の出会いの事件を描く大人気「罪シリーズ」待望の第1巻文庫化!
(出版社より)

※旧版との相違点※
挿絵全部・おまけコミック、描き下ろし。
あとがき、書き下ろし。
同人誌より「together」(新調したテーブルの上でH♪)再録。

表題作罪なくちづけ

高梨良平(警視庁捜査一課)・30歳
田宮吾郎(商社勤務)・29歳

その他の収録作品

  • それから
  • コミック(陸裕千景子)
  • あとがき
  • together

レビュー投稿数3

愁堂先生の原点

こちらがデビュー作ということで。その新装版です。やっぱりシリーズものは面白い!
罪シリーズの攻様・良平と受様・吾郎(ごろちゃん)は結構最初の方でできあがってしまうので
そこがいいです。あまあまが堪能できます。
人によっては早急すぎるのでは?と思われるかも知れませんがカプの夫婦仲がいいのは
読んでて気持ちいいです。
罪シリーズの第1作目ということですが、なにやら冒頭からごろちゃんが大変な目に
あっております。
いつもなら個人的に地雷なんですが愁堂先生の文章ですとさらっと流せました。それでもごろちゃんの貞操があんなやつに!!という憤りは残りますが・・・
良平も一目惚れしたにしては、その辺は深く掘り下げないというか・・・
もっと嫉妬というか怒りというかあってもいいのでは・・・?とは思いましたが。
ごろちゃんは親友にもご無体な目にあわされてますが、この親友もかわいそうであります。
BLで久々に刑事ドラマものを読みました。
このシリーズは良くも悪くもパターンが決まっていますのである意味安心して読めます。
罪シリーズを読むならやはり第1作目は必読だと思います。

2

シリーズ第1作目にしてデビュー作

罪シリーズ第1弾です。
ドラマCDを先に聞いてたんですが「はぁ~あるあるご都合主義かいな」と思ってたら流石現在シリーズずっと続いてるだけある、2時間サスペンス的なとても面白いシリーズです!ファンになりました~。
実際この1冊だけではそれほど・・・でもなかったんですが続けば続くほど2時間サスペンスと恋愛模様がうまい事いいバランスで続くんですよ~。

そしてこちらはシリーズ第1弾の文庫化です。
ノンケごろちゃん人生転換の時です。
ここまでごろちゃん恋愛関係には本人的には(笑)ノンケで全くその気はなかったのに!
まぁ確かに良平(攻め)と田宮ごろちゃんの(受け)恋愛発展模様は坂道から転げ落ちるようです!(笑)良平強引も過ぎるけど、人好きの強みなんだろうなぁ・・・。ごろちゃんも酷い目にあって弱ってるところにうまく入り込んだよな、と思います。うーん、入り込んだって言うとなんかアレだけどうまく二人の人生がハマッたのかな。うん。

このお話読んでからね、後々のシリーズのちょこちょこしたところで出てくる親友君のお話にうるっとくるんですわ!
もともとサイト掲載作だったところを単行本化したデビュー作ですので、ちょっと強引な展開がありますがデビュー作ですよ、本当すごいよ先生・・・。

そして挿絵の陸裕先生の1ページ漫画。本当「ここでこの二人持ってくるか~」と思います、思いますよ本当、是非シリーズ続けて読んでいってください。先生があとがきで喜んでらしたのがよくわかります。うん。同感。

2

攻めは好きなタイプですが…

愁堂さんの作品はあまり読まないのですが、こちらは陸裕さんのイラストでしたので…
なんと言いますか、あまりにあまりな展開で、愁堂さんの二時間ドラマ的な部分はデビューから変わらないのだなあと妙に感慨深くなりました(笑
ちなみに受けの一人称です。
わたしはちょっと苦手な手法です。
だって、イチャイチャしだしてからも『高梨氏』(攻めの名字)って…変でしょう。
SSの方は下の名前になっているんですけどね。

受けは、大きな商談の前日に公園でレイプされてしまった吾郎。
同時間に起きた殺人事件の容疑者となってしまいます。

攻めは警視庁警視の良平、30歳。
新幹線で出会った吾郎へ一目惚れし、なんとか容疑を晴らそうと努力してくれます。

出だしからレイプなのですがそれ以上に、翌日良平と関係を結んでしまう(まあ、良平からの押しですが)辺りが本当に首を捻る展開。
普通に受けてしまう吾郎も吾郎ですし、記憶の上書きにしてもデリカシーのかけらもない良平の行動はなんだこりゃです。
ここまでご都合主義だと、かえって潔さまで感じてしまいますね。
犯人に関しては、こいつしかいないだろう的なので、愁堂さんも特に隠したりするつもりはなく書かれているのだと思います。

ふたりが恋人になるまでの過程はほぼないといっても過言ではないので、その辺りが楽しみたい方には不向きかな。
わたしもそういうところを楽しみたい派なので。
ただ、攻めの良平がかなり大型ワンコで、しかも仕事ができる男なので、その辺りは魅力がありました。
個人的には『僕』というところも好きです。
うーん、しかし良平のこれからの地位が微妙に心配です。
ラスト近くであんなことが起きましたし。
普通なら辞職に追いやられそうだけど…

こちらはシリーズものなのですが、続きを読むかはまだ検討中です。
愁堂さんの作品は、感動だとかジーンだとかは求められていないのだろうと思います。
ただ、普通ならあそこまで行く前に攻めが助けてくれるはずなのに、え?このままなの?と驚かされましたけども。
魅力は多分、サラッと読める部分なのかなあ。

2

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