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天使長ルシファーと熾天使ミカエル──神に愛でられた天使達の、堕天と再生の傑作ファンタジーを大幅加筆修正した完全版!
kage no yakata
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
絶版本、電子版で読了。いつか中古本を買い求めて挿絵を見たい。
① 影の館
② 暗闇の封印 ―邂逅の章―
③ 暗闇の封印 ―黎明の章―
アニメのノベライズ風の描写なので、挿絵が無いと場面に広がりが無くて、つまらない。
読みごたえがありました!
さすが、吉原理恵子先生の作品です。文学的というか、BLなんですが…。
他の人のレビューにもありましたが、私も笠井あゆみ先生の美しいイラストと間の楔の吉原理恵子先生の話しにつられて購入しましたが、読むのに気合がいりそうでしばらくしまってありました。
しかしいざ読み始めてお話しの世界に入ると続きが気になり一気に読んでしまいました。
正直、世界観は難しくてよくわかってないところもありますが、話しの展開が面白いです!
でも受けのルシファーが理不尽な目にあいすぎて可愛そうすぎる。
攻めのミカエルに無理矢理に堕とされて!!
神も嫉妬するならミカエルにイカズチを落とせばいいものを、何故ルシファーにと思いました!
ルシファーの救いを心の中で求めながら読んでいたので、先が気になってしょうがないです。
受けが理不尽で可愛そうですが、ルシファーは強くて男らしい性格なので、起こったことが死にそうな程辛くてもなんとか受け入れていきます。
神のルシファーに対する仕打ちが納得いかないので、萌え×2です。
こちらリメイク作です。
吉原さんが投稿時に書かれたものということで他作品よりもさらに独特の書き方ですので、向き不向きががっつり分かれそうだなと感じます。
ページの下の方を使用しない短いセンテンスなど。
地の文の表現は相変わらず耽美ですが、内容とはひじょうにあっていると思います。
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受けのルシファーは、神の至宝とされる天使長。
その美しさと高潔さ、そして弱者への慈愛は並ぶ者のいない存在。
攻めは神の闘士、ミカエル。
ルシファーとは双翼と呼ばれ、彼への執着が度を越していることを周囲から心配されていました。
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ミカエルを至高の友としそれ以上の感情は持たないルシファーに対し、ミカエルはルシファーを情愛、愛欲の相手として長いこと見つめてきました。
その二人の距離と立場がミカエルの行動で一気に変化し、それによりルシファーはミカエルの従者とされてしまいます。
従者とは天使たちの力の補充をするような者で、その烙印を相手から刻みつけられると最果ての館へ一生閉じ込められるという、高貴な者にはあるまじき立場です。
ですので大抵が自分よりも格下の者から選ぶ従者を、ミカエルはルシファーを堕天させ己の物としてしまいました。
館にいるのは従者だけなのですが、その従者たちはファンタジー好きにはお馴染みな悪魔たちの名前が勢ぞろいという風で、その辺りがわたしはひじょうに面白かったです。
購入は結構前だったのですが、読む気合が足りず積まれておりました。
ミカエルは激しすぎるので、わたしの推しは理性的ながら頼りになりそうなラファエル様ですね!
彼にはもっと活躍して欲しい。
ラファエルの従者ベルゼブルも好きなので、この二人の話が読みたいのですが本編自体がかなり昔の作品なので無理でしょうかねぇ(涙
笠井先生たどりでこの本に到達。
堕天使もの 大好き!
とは思ってましたが、この本は読みごたえありすぎたー
ので萌2.
天上界と天地界って何が違うの?
え、ちょっとまって マホンってどこだっけ?
え、誰あんた?
的にまあ、最初の方にある解説ページといったりきたりに忙しい忙しい・・・
また、決して直接的なわかりやすい表現ではなく、
やや遠隔的な?とでも言えばいいのかな、書きっぷりをしておられるので、
「ん、ちょっとまて、だからえーと、あ、神が怒ってんのね?」と
数行いってから気付くというありさま。
すごい速読するタイプですが、これは速読が無理だった・・
軽ーい読み物ではなかったので、これから読まれる方がいらっしゃったら
覚悟して読んでください(笑)
でもそれを苦痛に感じる暇もなく、怒涛のごとく押し寄せた世界観に
あっさり巻き込まれ、読破。
面白かったー。
るしふぁーが断然格好いい!
いや、ミカエルのバカたれに貶められてしまって
絶望して忘却の河に身を投げるくらい、ひどい目にあわされてんだけど
それにもめげず、我を失ってない気がする!
出陣で「参る」なんてセリフをぜひ言ってもらいたい~
(もちろん横にはミカエルその他大勢を引き連れて)
と思ってたのに、あきゃーどっかに連れてかれちゃったよう(by神)
次巻をまだ手に入れてないのにー気になってしょうがないーっ
と、果てしなく悶えてます。今。
くそう、すぐに買わねば。
あ、そうだ 表紙は黒髪ですが
扉絵は金髪のルシファーです。
なんでだろ、黒髪の方がエロティックに見えるんだよな・・・
本当に尊い人は何処へ行っても、どんな姿になっても尊い。
まず、影の館(続き物ですよね)では上記の一言に尽きます。
天上界の至宝ルシファーが、片翼と称されるミカエルの従者に堕ちてしまう。
従者=シャヘルは主人の半身といえば聞こえはいいが
影の館に幽閉され、ただ精気を生み出す器に過ぎない屈辱的な存在になってしまう。
シャヘルに堕ちながらも気高さを持ち続けるルシファーに
いつしか影の館の住人が感化されて変わっていく。
同時に、神もルシファーの醜態を見ていられなくなり…
神様も板挟みになることがあるんですね。
ミカエルを傷つけた負い目も相まって、シャヘルにされるルシファーを黙認したけど
愛してやまないルシファーを失いたくない気持ち。
最初はミカエルへの負い目が勝るのですが、どうしても
愛するルシファーが、まぐわってる所を見るのは耐えられない…
だから壊す。
愛に勝る狂気なし。
大天使の誰かが言っていました。
神様だって愛に負けてしまったんですから…
蜜月以外にも足しげく通うミカエルを見て気づくシャヘルたち。
暗黙のルールが必ずしも掟ではないという事。
認めてしまっては守ってきたものが、崩れてしまう恐怖。
その恐怖を乗り越えた先には何があるのでしょうね。
天使ものが出てくるファンタジーは大好物なのですが、個人的にはそれに敵対する
悪魔的な対抗馬が無いと今一萌えを感じないのです。
そしてこの作品は、敵対すると言うか、普通の人間みたいに相手に執着し
強姦するのが同じ天使同士だと言う所、更にその天使二人、被害者であるはずの
天使長ルシファーが被害者なのに、神の嫉妬で怒りに触れるのがそのルシファー。
なんだかとっても理不尽な気がするのです。
神の双手であるルシファーとミカエル、ミカエルの執着がルシファーを堕天させる。
ミカエルの執着と激しい狂愛がルシファーを破滅の道へいざなう流れです。
初めは己が堕ちた立場に全ての意欲も何もかも亡くしたルシファーを
神が影の館にいざなう。
神や天使が出てくる作品は意外とどれも神の寵愛を一心に受ける天使が出てきますね。
今回もルシファーも神の寵愛を一心に受けて、それでもいざなわれた場所は
下界で言えば娼館みたいで天使に夢見るものとしては世知が無いです。
それも上位の天使のお妾さんみたいなものがいる中にルシファーもミカエルの
情人として館に入ることになるが、やはり天使長だった大天使だけに
他とは明らかに堕天しても損なわれないオーラがあるのです。
館に入りミカエルの従者シャヘルとして主の為にあるなかで、やはりシャヘルとしては
異質なルシファーがいることで、影の館の存在そのものが変わろうとしている。
しかし、そんなシャヘルとして鏡のようなルシファーがミカエルにあられもなく
抱かれよがる姿に神が理不尽な怒りを見せる事態になります。
神とミカエルに激情をぶつけられるルシファー、こうなると天使と神の違いも
嫉妬深い執着じみた狂気を抱く二人に愛された人って感じですね。
今回は結果的にミカエルに穢されたルシファーを神がやっぱりミカエルには
あげないっ!!みたいな感じでルシファーをまだ生まれる前の状態に未分化して
ミカエルから引き離し、ルシファーを下界に流す。
神と神が創り出したはずのミカエルとのルシファー争奪戦みたいな雰囲気で
神からルシファーを奪え返す事がミカエルに出来るのか、次回作が気になります。
まさにjuneの時代の94年作品の再再版はキャラ文庫から、笠井あゆみイラストの美麗で淫靡なイラストと共に展開されました。
CDは聞いていたのですが、本は初見。
文字でみると、厨二病炸裂なすごい勢いで作者さんの世界が押し寄せてきます。
ある意味、何故か懐かしさを覚えるほどです。
ルシファーが堕天する話しを色々な諸説ある中で作者さん独自の視点で仕上げてあります。
それはまるで舞台を見ているよう。
ルシファーとミカエルは神の双手、互いの半身と認め合うほどの信頼の深さを持っているのだが、ルシファーを己の片翼と考えるミカエルは彼への執着の度合いが越して、欲情を覚え自分だけのモノにしてしまいたいとルシファーを ”従者(シャヘル)” にしてしまうのです。
従者になることは、天使長である立場を失くし堕天すること。
絶望し、自らを冥府の河へ流した彼は神により救いあげられ、従者の住む光と闇の狭間にある「影の館」の住人となるのです。
平たく言ってしまうと「影の館」って愛人を囲っておく館みたいな存在。
姦淫は重罪とされる天界において、高位の天使達が光力を得るためとはいえ、ていのよいそれに近い事が堂々とできる場所と言っていいのかもしれませんね。
しかし、その館に住む従者達も様々な想いを抱いているのです。
最初はそれに選ばれて喜ぶのつかの間、館に軟禁状態であり、カラダのうずきと共に主が通ってくるの待ちわびる姿。
そこに、愛情を求められずにいられるでしょうか?
そこへ現れた従者となったルシファー。
他の従者と違い、元天使長であり、金色の髪も目も漆黒の闇の様な黒になってしまい、黄金の翼も落ちてしまっても尚残る強い力の光。
主であるミカエルに愛され執着される姿は従者達が密かに望む姿。
何ものにも感心がないような態度で、ただ従者としての勤めをとつとつとこなすような一方
ミカエルにその身体を貪られて、その快感にあらがえなくなっている自分を認め、何もかもが他の者たちとやはり違うという姿を見せます。
天使としてのイメージはルシファーのほうがぴったりな姿です。
本来ならミカエルの激しいルシファーへの執着がクローズアップされ、彼の傲慢でかなり一方的で理不尽な想いと真似に、愛ゆえとはいえこれでも天使なのか?という面をとても強く感じるのですが
神に溺愛されている存在のはずなのに、どうしてルシファーへ神は嫉妬と怒りの矛先を向けるのか?
意外にも自分はミカエルの執着よりもむしろ、この神も傲慢で滅茶ワガママだよな、と彼のルシファーへの執着に注目してしまうのです。
とうとう神の怒りは堰を切り、怒りの雷を館へ落とします。
それに立ち向かうルシファーですが、彼は神により転生させられ下界へとながされてしまうのです。
ここで次へ続きます。
名前がオールかたかなで、しかも場所もマホンだのラキアだの、セラフィムだのアークエンジェルだの、聞き覚えのある馴染みのある名前がでるものの、とっさに反応できなくて何だ?とオロオロしてみたり。
花芯とか秘肛とか蜜とか双宝とかそういう比喩語で描写されていますから、それにニヤニヤしてみたりとか(笑)
すごく世界観とか設定とか好きなものです。
ただいかんせん、やはり古いです(というか作者さんの若さを感じます)
古くても耐えうるものはあるのですが、やはりCDのほうがこの作品はいいかな?と、そういう印象なのでこの評価です。