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flesh&blood
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
泣きました。ジェフリー×海斗、21巻にしてやっと、やっと、ついに…!
文句なし、★10個ぐらい押したい気持ちです。
二人が文字どおり心も体も結ばれた、記念すべき巻。
もう何も言うことはなく、ただただ感無量です。。( ; ; )
またその描き方が、リアル。
拷問のせいで勃たなくなってしまっているジェフリーを、
なんとかその気にさせ、戦いの前に愛を確かめたい海斗の頑張りが
胸に迫ってきて、たまらない気持ちに。
一生懸命に雰囲気を作るもお風呂場では失敗し、
リリーから指南されたとおり、懸命に自分の指で解そうとして…
焦って手を滑らせ、大きな音を立てて瓶を割ってしまい、
とうとう泣いて癇癪を起こしてしまう。
驚いて隣の部屋から駆けつけたジェフリーは、海斗の覚悟に触れてー
抱き合う二人の描写が、どこまでも深く甘く濃厚で、感動的でした。
普段濡れ場はサラッと読むことも多いんですが、
この一冊はそんなわけにはいかなかった…!!!!
もう、気持ちが入り込んでしまって。
1文字1文字、1行1行を一つも見逃さないぞ!! という意気込みで、読みました。
そして、いろんな覚悟を決めて、海に繰り出すイングランド組。
またジェフリー率いるこの面々を見ることができる高揚感!!!
…で、私の贔屓のビセンテのいるスペイン組の方には、
またまたきな臭い動きが…
ラウルっていうのはどうしてこうも、忌々しいほど用意周到なのか…!(怒)
アロンソ、ビセンテ、そしてヤンの運命もまた、
気になって仕方ないところです。
個人的にアロンソとビセンテの友情がたまらなく好きで…!
彼らにも幸あれ、と願わずにはいられません。
開戦前の、束の間の甘い甘いひととき。
じっくりと堪能させていただきました。
次巻はいよいよ海に繰り出す巻!! 興奮と緊張で胸高鳴ります。
セイル・ホー!
F&Bの21巻。
この巻は、皆さま待ちに待ったという感じではなかったでしょうか。
もちろんわたしもですが!
ジェフリーたちの出撃直前の夜。
ふたりを未だにつけ狙っているであろうウォルシンガム(女王の秘書長官)は憎い相手ではありますが、今回ばかりは『ありがとうよ!』と言いたい。
だってそのためにふたりは、港での出航準備に行かなくて良いんですから(笑
ジェフリーは拷問から解放され海斗の元へ帰ってきましたが、実は勃たなくなっちゃってるんですよね。
それを気遣って、海斗はどうにかジェフリーに自信を取り戻させ、そしてふたりの絆を目に見えるもので表したい、これ以上先延ばしにするのは怖いと思っているんですね。
可愛いねえ、海斗。
あんなに始めの頃は好きではなかった海斗を、わたしも今は健気で可愛いと思うようになりました。
ふたりの初めての夜はなんとも紆余曲折ですが、それは読んでお確かめくださいませ。
ふたりが互いのために四苦八苦している事前の様子がひじょうに愛おしいです。
この巻のメインはジェフリーと海斗のラブなわけですが、個人的にはナイジェルの「捨てたくせに…」というジェフリーへの台詞が泣けるー(涙
海斗が結核にかかって未来へ戻った時、ジェフリーは海斗と船の兄弟たちのために一人で死んで逝くことを選んだわけですが、それがナイジェルには水臭く、悲しく、深く傷ついていたんですね。
ジェフリー派の私ですが、ナイジェルのジェフリーには素直に自身の気持ちを吐露できる信頼と愛情に感動しました。
後半には相変わらずスペイン側のかくも面倒なやりとりが行われ、ビセンテに同情しますね。
ジェフリーたちの勝利を望んでいますが、アロンソも好きなものですから彼には死んで欲しくありません。あ、ビセンテにもね(苦笑
ついに狼煙が上がり、スペインの大艦隊がイングランド沖に現れる。
決戦の日が迫る中、出撃前の一昼夜。
描かれてきた物語の時間はたったの1年数ヶ月なのだが、
苦節20巻、読者にとっては10年を越える歳月を経て、
ようやく迎えたこの夜……
人種や年齢どころか、時代を超えて、巡り会い愛し合う二人。
艱難辛苦、ようやく心が通じ合ったのに肉体的に結ばれる前に、
逮捕、拉致、拷問、死の病、再度のタイムトリップ……
和哉の執着を振り切り、海斗が決死の思いで戻ってみれば
ジェフリーは投獄され、ようやく助け出した彼の肉体はボロボロ……
21世紀的にいうならばEDに陥っているジェフリーと、
なんとか出陣前に結ばれたいと願う海斗。
色々と積極的に工夫をこらし策を弄し、ジェフリーを誘う海斗が可愛らしい。
その甲斐あってようやく訪れた身も心も一つになれた喜び!
海斗の努力の様子や、ジェフリーの葛藤を含めて
かなりのページ数がこの二人の初夜に費やされている。
おめでとう、おめでとう!
そして、その影で痛みを抱えながらも耐えるナイジェルの健気さ。
それでも、揺るがないジェフリーとの友情に、切なく熱い思いがこみ上げる。
(カップル的にはジェフリー×カイトになんの不満もございませんが、
私のツボはこのジェフリーとナイジェルの関係性なのです。
スペイン側のビセンテとアロンソもそういう意味でかなり好きだし、
この作品は恋愛もだけれど、この男の友情というのが萌えると思う……)
幸せな夜が明けて、いよいよ出撃の時がくる。
愛を確かめ、心身ともに自信を取り戻したジェフリーが
出撃を前に船上で飛ばす激に痺れた!
(不敵な表情で立つジェフリーの挿絵が、またカッコいい!)
次巻は、ついにアルマダ艦隊に対峙!
この後何が起こるか、史実は知っている。
でも、スペイン側にも思い入れがあるだけに、
史実と微妙に違う前提にヤキモキしたり望みを託したり、
先が読めないだけに、期待と不安が高まる。
乞う!一日も早い続巻!!
ジェフリー 「よく我慢したと褒めてくれ」
海斗 「俺も……我慢したよ」
読者 「私(俺)も……我慢したよー!(涙)」
もはや続きが気になって気になって仕方ない作品。
この21巻にてようやく二人がっ!
決戦に赴く前夜。
なんとしてもジェフリーと結ばれたいカイトの健気さにいじらしくなります。
そして、いざその時に、俺はカイトを抱けるのか…と葛藤するジェフリーに歯がゆくなります。
でも!
お互いを想う気持ちが最高潮に達すれば、そんな悩みなんてどっかに吹っ飛んじゃう!
そこにあるのは、一番シンプルで、そして最も尊いもの。
″愛してる″
これからいよいよクライマックスへ。
再び戦いの日々へとグローリア号は進みます。
あぁぁぁっ、最新刊が待ち遠しいっ!
毎回、発売を楽しみにしているシリーズなんですが、今回も読み終わって本を閉じた瞬間に、早く続きを読みたい、と心から思いました。
シリーズものを読んでいる醍醐味ですが、はがゆいです。
今回は、ラストのヤマ場前に、ようやくカイトとジェフリーのお初!
あれこれと悩ましいカイトが可愛くもあり、いろいろ手助けをしてやるリリー姐さんGJという流れでした(笑)
無事にできるまで、ほとんど文庫半分ぐらいかかっているので、さすが20巻以上も続いているシリーズものの、しかも初の合体となると、シーンそのものが長いなと感慨深いです。おそらくパーセンテージで考えると、普通の文庫一冊のおはなしで、ラストにようやくエッチがあるような、そんな分量なのかもしれませんが。
ともかく、ここまで来ると、完結も近づいてきて、さびしいようなきもしますが、アルマダの海戦だけでなく、他にもナイジェルの血縁とか、和哉の問題とか、いろいろ拾ってほしい伏線も多いので、まだ2、3冊はあるよね、と願いながら続きを楽しみに待ちたいです。