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yaten no jouji
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
これまで同人誌やCDブックレットに書かれていたものや、今回旧版に加えて書きおろされたショートストーリーを含めて短編11編を集めた一冊を堪能しました。
『初春の鼓動』
結晶の直後。
佳人はを苦しめてしまったことを後悔しこれまで以上に愛してる大切にしたいという思いに溢れた短編でした。
不器用で無愛想でそっけないことを反省はしてもそう簡単になおりそうもないのですが、同じように不器用で意地っ張りな恋人がそれを解ってと言うかそれごと愛してるのですからそのままで大丈夫なんじゃないかなと思います。
『His Secret Affection』
見習い構成員から見た佳人
香西に命じられた子分たちから夜毎淫具でも攻めたれられ不思議な艶のある男の愛人の事後の世話役責める役を命じられるなどして接する機会に気になり始めた。
遥に引き取られて半年後に偶然佳人を見かけます。
禁欲的でありながらそそられる美貌、そして生き生きとした幸せそうな姿に安堵する。
『His Secret Affection2』
東原が遥に熱愛しているという理由がよくわからなかったのですが、これを読んでやっと納得できました。
お互いに出会ってすぐ男として人として尊敬しているし芯の通った性格も気に入っていたといってもどんな風にっていうのが今ひとつわかりませんでした。
野心的で冷酷ヤクザ相手にもひるまない。
そして登りつめていく様を見ていたいという気持ちでいるのも理解できました。
でもそこ恋愛感情はなかったのかなという疑問があったのも解消できました。
一度チェスの賭けに負けて遙が東原に好きにさせることになった時、勝った東原は寝て体をつなげるよりももっと別のつながりを持ちたいと感じて今に至る、というわけなんですね。
『Lovers Night』
妹まで使って仕掛けた山岡のいたずら。
いつもからかって佳人に誘いをかける山岡。
でも実は本命は遥だったらしい。
密かに男にもモテモテの遥でした。
実際のところを知ったら佳人ばかりを注意できないですよね。
『Une belle bete』
色悪で宗親が織に夜来るといっていたそのよるのことです。
弱小なお茶の家元仁賀保流の宗家が寄付金目当てに差し出され孫の織。
あまりにもかわいそうな身の上に、宗親の酷い扱い、なのにそんな宗親を愛してしまう理不尽さ
そんな宗親でも、自分がどれほど酷い扱いをしかわいそうなことをしているという自覚はあったようで、執着するばかりでなく実はとっても愛しているんだという胸の内を垣間見せます。自覚はしてもやっぱり反省も後悔もせずその日もひどく攻め気を失い眠りにつくがそれでもきっとこの先も変わらないだろうと予想している。
好きな子をいじめて気を引きたがる坊っちゃまなのかな?
最低な男に見込まれ執心されてものですが、それでお互いが幸せならいいのか …な。
これまでの作品に描かれていなかったお話のつまった情熱シリーズの短編集。
同時期に出た「たゆまぬ絆」だけはまだ読んでいませんが問題なく読めました。
ただ、出ている作品はすべて読んでおくことをお勧めします。
どのお話しも面白かったですが
・佳人が香西組長の元にいたころの、正宗さんと佳人の話
・佳人と出会う前の遥と東原の話
が特に良かったです。
佳人が香西家にいた頃の生活は辛いものだったと思いますが、そんな中でも佳人を心配してくれている人がいたことが嬉しかったです。
そして遥と東原は、長く続いている二人の友情関係の絆の深さが分かる素敵な話でした。
もちろん遥かと佳人のカプは好きですが、遥と東原がカプだったらと想像するとにやけてしまいます。
盛りだくさんで満足でした(^^)
つい最近「情熱」シリーズのファンになった身としては、
このタイミングで番外編集が出たことはとても嬉しいです。
ただ、収録作はムービック版とほぼ変わらないようなので
すでに旧版を読んでいる方々には物足りないかもしれません;
新しく収録されたのは以下の三編です。
・ドラマCDブックレット掲載のSS:「Repose」「海辺にて」
・書き下ろし「金魚の舞う夜」(約10頁)
10代からヤクザに囲われていた佳人を
青年実業家の遥が助け出し、秘書として雇ったことから始まる物語。
それぞれに辛い過去があり、命の危機があったり、遥が記憶を失ったり・・・
紆余曲折を乗り越えるたび、二人はこんな風に濃密な時間を過ごし、絆を深めていったのですね。二人の歴史がこの一冊にギュッと濃縮されています。
お正月の寝床、車中、子供の寝ているベッドで(笑)
どんなシチュエーションでも耽美で、匂い立つような色香が◎
佳人の、開発されきった身体を恥じらうかのような上品な佇まいが堪りません。
とても仲睦まじい二人ですが、書き下ろしSSでは喧嘩!?
健康診断の再診をなかなか受けない遥を、佳人が急かしたことで険悪に。
反省モードで足を運んだアートアクアリウム展で
顔を合わせるなんて…どんだけ以心伝心なんでしょう。
金魚よりも「遥さんを見ていたい」なんて最高の殺し文句ですね。
ごく少ない言葉で、揺るぎない愛を伝え仲直りする二人が…はーー素敵v
内容としては「神」つけてもいいくらい好きなのですが
欲を言えば、もう少し書き下ろしが読みたかったなぁ…。
仲直りした二人がどんな夜を過ごしたのか…まで書いて下されば言うことなしでしたw
とはいえ、最近ハマったシリーズが今も展開中なことは素直に嬉しいです。
また近いうちに新作で二人や、東原たちに会えることを祈ります☆
情熱シリーズの番外編短編集、商業誌しか読んでいない人には嬉しい内容に、
そして、同人誌まで網羅している人には再録で懐かしさを、新たな書下ろしで
満足感を得られる内容になっているようです。
遥と佳人の番外編の他にも、宗親と織の番外編も収録されています。
個人的には宗親の織に対する扱いは許せない部類なのですが、そんな宗親の
本心を露土している内容で、情熱シリーズには傲慢で不器用な男達が多いとあらためて
感じる様な気がします。
遥と佳人の喧嘩もある意味ビックリ、佳人が遥を心底思っているからこその
喧嘩なのですが、ひょっとしたら遥は病院に行くのが怖かったのかしら?なんて
想像したら妙に萌えたりしました。
早く次回作を読みたいなと思いつつの番外編、これだけで読める作品では無いですが
やはり素敵シリーズに違いは無いと実感出来ます。
あ~いいですね。えぇ。かわいかったです。
情熱シリーズはストーリーももちろん素敵ですがなんと言ってもキャラクターが魅力的で、今回のこの「夜天の情事」はそのキャラクターのかわいさというかなんと言うかその・・・魅力が!!素敵なポイントがつまりに詰まってます。
読みきりの詰まった番外編で、本編のその後や日常的な部分が多くてもうかんわいいかわいい。
喧嘩のようなところも本当に完全なる痴話喧嘩といいますかなんといいますか、もう「こいつら相手のこと好きすぎでしょかわいいなぁ!!!!!」という感じで。。。もう本当にかわいいです。かわいいって言う感想しか出てこないくらいかわいいです。
それとCDのブックレットのSSが入っているのが最高にうれしいです。
私が情熱シリーズを知ったときにはもうすでに入手困難な状況だったので読めると思っていなかったのでもう本当に感無量。
情熱シリーズが好きな方は短編集なので気ままに軽ーく読めるので是非。もう本当に全キャラクターがかわいい。
ハラハラ波瀾万丈な本編に付随した、同人誌掲載の番外編ばかりを集めた短編集。
旧版に更に短編や書き下ろしが追加されている。
本編でのいろいろハードな事件やら何やらに、一応決着が付いて、ようやく一息ついての日常のお話ばかりなので、全体に甘くてエロい。
多分ここに掲載されているお話は、あらかた同人誌やドラマCDのブックレットとかで読んだことがあるはず。
今更、本編の濃厚な長編シリーズを読み返すのは、なかなか敷居が高いけど、たまにこうやって、甘甘番外編ばかりの短編集を引っ張り出して読むと、いろいろ思い出して味わい深い。
円陣先生の挿絵は色っぽいし、エロ多めの短編集だけど、本編シリーズのつらさを知ってこそ、甘さが際だつので、本編シリーズ未読の方にはおすすめしない。
そして、全編を置鮎さんの脳内声で再生することの贅沢さよ。