年下チャラ男×純情妄想童貞男子♪

持たざる者、その名は童貞

motazarumono sonona wa doutei

持たざる者、その名は童貞
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×22
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
2
得点
28
評価数
9
平均
3.3 / 5
神率
22.2%
著者
さとむら緑 

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イラスト
桜井りょう 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
価格
¥638(税抜)  
ISBN
9784778115371

あらすじ

高階一深の秘密は、28歳にしてまだ童貞だということ。そんな一深の部下瀬尾正親は有能だが女癖が悪く、遊んだり振ったり振られたりという一深には不可能なことをしまくっている男だ。童貞バレを恐れ、女の子を紹介しようとする瀬尾から逃げていた一深だが、なぜか真実に気づかれてしまう。誰にも言わないと約束してくれた瀬尾の優しさに感謝したのも束の間、その日から瀬尾は一深をからかい弄ぶようになり――。

表題作持たざる者、その名は童貞

転職してきた新人 瀬尾正親 26歳
システム会社のマネージャー 高階一深 28歳

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数2

童貞以前にピュア過ぎです

28才童貞、リーマンとしては年齢的にも持っている、いわゆる勝ち組系ですが、
プライベート、主に性的な事に関してはまるっきり真っ新状態な受けの高階。
誰に対しても男女問わず恋愛的な感情を持ったことも無く、性的な知識は
もしかしたら小学生にも劣るくらいピュア無知でした。

唯一もしかしてと思った相手は高校時代の親友ですが、それも同性としての
憧れだったのか仄かな恋だったかも定かでない。
童貞魔法使いなんて言葉も知らない程世間ずれもまるっきりしていない天然記念物さん。
プラスもしも彼女が出来たら、堅物的なお付き合いから始まり手を繋ぎキスをして
初めては高原のホテルで~なんて乙女な憧れまであるのです。

そんな高階の部下としてやって来たのが女遊びの激しい瀬尾、仕事はデキるが
典型的に軽くてモテ系で倫理観が薄いタイプ。
そんな瀬尾が高階の童貞を知り、初めは面白い珍獣でも見つけたみたいだったのに、
いつしか、構っているうちに、キスしてしまい、そこから更に高階に構いまくり、
性的な事を教える名目で相互オナニー的な関係になる。

高階も初めての快感にハマり、おかしいと思いながらも毎回瀬尾の口車に
乗せられていくのですが、過去にいいと思っていた親友と再会した途端に
瀬尾の態度が何故か不機嫌になっていく。
相手が何故そんな風になるのかも、童貞だけでなく、恋をしたことが無いから
初めての事に天然的にニブイ高階なんです。
自分の気持ちに気がつくのも抱き合った後というのだから筋金入り。
展開はコミカルで、仕事とプライベートのギャップがあり過ぎる受けがポイント。

3

鈍感ってレベルじゃないわ…

脇役に楽しいキャラクターがいるので中立にしようかとちらっと思ったのですが、
よく考えると脇役はただの脇役なので、やはり趣味じゃないに…

仕事は順調で部下にも恵まれている一深(受)ですが、最大の秘密は「童貞」であるということ。
今まで恋愛らしい恋愛もしたことがなく、好きかも?と思ったことがあるのは高校時代の親友のみ。それが男なもんだから、自分はゲイなのか、それともアセクシャルなのかとずっと悩んでいます。
どうにか童貞を捨てたいけど恋愛に夢見すぎているせいで、簡単に捨てることもできない。
ある日、後輩の瀬尾(攻)に童貞であることがバレてしまい、それ以来からかわれることに。

とにかく瀬尾がいやな奴すぎて困った。デリカシーがないっていうのでしょうか。
26歳にもなって上司に自分の下半身がだらしないことなんて、普通は軽々しく言わないでしょう…しかも長年の付き合いっていうならともかく、一深とはまだ知り合って少ししか経っていないってのに。
一深も一深で、こちらは流され受けなのですが、あれだけ恋愛に夢見て童貞を守りとおしていた(というか、結果的に童貞のままだっただけだけど)のに、なぜ簡単に体に流されちゃうようなことになるのか。
実は好きだから、ということなのでしょうけど、一深視点であれだけ勘違いを繰り返しているとそれは私には伝わらなかったです。

物語中、癒しは脇役の佐保さんや田中さんでした。
田中なんかはいい当て馬になるのかと思いきや、ただの賑やかし役でちょっと肩透かしをくらいましたが。

山場前後でも瀬尾の言動は嫌な奴なもんで、山場感が薄いというのも残念なところ…
というか、普通こんな攻めに惚れる受けはいませんよ!と言いたい。

それでも最後はまとまるようにまとまり、後味はいいです。
ラブコメ…なのだとは思うのですが、ちょっと私には合わなかったようです。
勘違い受けやチャラ男攻めがお好きなかたにおすすめします。

1

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