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miwaku no amai doku
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
舞台と登場人物はとってもゴージャスです
中学の時に自覚したというゲイの神戸が、男とキスをしている場面を目撃されたことをネタに脅され一癖も二癖もある元自衛官で防衛省職員を経て商社に入社した他部署の上席の篠井に、兵器見本市への出張と必要な情報収集を命じられた。
篠井は明らかに怪しく何かしでかしそうな男ですが、やっぱり神戸がはめられいつの間にか、出張は神戸の申し出で会社の極秘資料を他社に売り渡す目的だったことになり退職を余儀無くされた。
モナコのホテルのバーで出会ったひときわいい男のアレンは、こちらも何か秘めた企てがありそうななさそうな…
アレンとの出会いは偶然だったのかなとか
利用しようとして本気で好きになってしまったというパターンかなとか
神戸と一緒にあれこれ悩みながら読み進め、もう誰も信用できなーいとおもったところで全て明るみに出て大団円と駆け足でした。
BLでは、悪者をきちんと裁かないで放置というのがのよくある展開ですが、ストーリー上どうでもいいかもしれませんが、篠井やその雇い主のLP社への報復とか裁きはけじめ付けて欲しかったです。
かなりサスペンス的な雰囲気でモナコで出会い惹かれあった二人が
すんなり恋人同士になれない展開で、敵か味方か、真実はどこにあるのか、
推理小説みたいな感じもしてなかなかスリリングで面白かった作品です。
大手商社社員の神部が鳴り物入りで防衛相を辞めて同じ商社に入った部署違いの
上司に自分の性癖を黙る代わりに急きょモナコに同行を求められることから
自分でも気がつかないうちに危機的なトラブルに巻き込まれていくストーリー。
そんな状況の前夜に出会うのが米国情報機器会社の社員のアレンなのですが、
互いに一目で惹かれあうのですが、そこで神部が命の危険を伴う事態になり、
アレンに助けられながらもその時の記憶を失くし、日本へ戻れば何者かの陰謀で
神部が社内の機密文書を持ち出したことにされ、無実の罪を着せられることになります。
元上司の裏切りなのか、惹かれたアレンの仕業なのか、神部の心が揺れ動く。
推理的な内容で最後までなかなか真実が見えないのも飽きが来なくて面白い作品。
神部が後半で誰を信じていいのか解らなくなるくらい人間不信気味になりますが、
忘れていた記憶と共に甦り、一応のハッピーとなります。
一応と感じたのは二人の関係はこのまま甘くなる一方な気がするのですが、
神部の名誉回復が出来るのかとか、あの裏切り者の上司はどうなるのかとか、
気にかかる所ではありましたが、面白い作品でした。
物語のはじまりはモナコ。
なんとなく青空や異国の風なんかを思わせるところから始まります。
モナコというだけで煌びやかな感じがするのは私の偏見か(笑)
なぜモナコなのかというと、神部(受)は気の合わない上司篠井にほぼ無理やりな形で連れてこられたのです。世界平和のフォーラムに参加するという名目で。
篠井は直属の上司でもないのになぜ自分が?と疑問を持ちつつ、弱みを握られてしまったから仕方がないと、篠井の命令を聞くしかなくなっている。
篠井の我侭にイライラしつつ、ホテルのバーで出会った紳士アレン(攻)に、急速に惹かれていきます。
しかしフォーラム開催中に起きたテロ事件、それに乗じて拉致された神部は記憶を一部混濁させて、いつの間にやら日本に帰ってきていました。
帰国した神部にはさらに思いがけないことが待ち受けていて……
神部の記憶の混濁がこのお話をややこしくさせています。
自分を拉致した男と助けてくれた男がごっちゃになっているんです。
でも読み手からするとはっきり違うと分かっているので、神部の心理に釈然としない部分がある。どうせなら読み手にも「どうなの!?」という謎を植えつけて話が進んだほうがもっと面白かったかもーなんて思いました。
あとこれに関してのアレンなんですが、なぜ神部の誤解を解こうとしなかったんでしょう。
私にはよく分からなかった。
何が真実で何が嘘か、誰が味方で誰が敵かという謎めいた雰囲気は全体的に好きな話ではあるんですが、どうにも悪者である篠井になんの制裁もなかったってのが悔しいというかスッキリしないというか!
アレンに煮え湯を飲ませた男というのも最後にちらっと話の上で出てきただけなので、そちらもスッキリしない。
あと、途中に突然アレンの名前が間違っている部分があって、「あれー、アレンって愛称だっけ?」と見返しても、公式にアレン・スチュワートって自己紹介してるし…と、「???」で読み進めていったところ、最後の最後の本名が名乗られました。それがその間違ってるよーっと思った名前だったのでビックリ。
これも一種のネタバレなのかしら…と微妙な気持ちになった……
主人公の名前は間違えちゃ駄目だと思う…
個人的に、亜樹良先生の金髪攻めが大好きなのでそちらは大満足です。
作者さんが、今回は絶対攻めキャラを最後までヘタれさせないと決めて書かれたそうで。
全編通してシリアス展開の、謎を秘めたサスペンスタッチで、甘さはラストまでおあずけ・・・な感じで進行する物語でした。
総合商社の社員である神部が元防衛省から成り物入りで入ってきた他部署の篠井という男に、ゲイなのをたてに取られて無理矢理同行させられることになったモナコでの平和国際フォーラムという名を借りた兵器見本市。
フォーラムの最中起きたテロに巻き込まれ殺されそうになる神部と彼を救った前日ホテルでナンパしてきたアレンという男。
帰国後篠井が米国軍需産業会社へ移った事による機密漏洩を隠す為の神部への肩たたき。
一体、そこには何があるのか?
真実を追求したい神部にセックスを代償に手を貸すというアレンは敵か味方か?
こんなバックボーンがありながら、アレンと神部の関係が進展?していきます。
謎の部分は軍需産業という特殊な設定がある為に神部が巻き込まれたというべきか。
篠井という男に神部が上手く使われてしまったことについては、篠井が”篠井天皇”と呼ばれる程に前職から権力を握っていたという部分で理由付けにしている部分とか、色々な突っ込みどころはこういう話の場合は”そうなんだ”ということにしておくのがいいです。
やはり、人間関係にだけ注目しておきましょう。
最初ホテルでナンパしてきたアレン。
彼が本当に格好よく都合よく動かされています。
神部が拉致されて強姦されそうになったところへ助けに入るのは御約束v
その時の記憶があいまいで飛んでいて、神部はアレンに暴力をふるわれたと勘違いしているのです。
だから再会してアレンが神部を押し倒した時も激しく拒否されるのですが、真相を探る手伝いだと取引条件にして神部と関係を結びます。
最後の最後までアレンが本当は何者なのか?そんな部分を伏せて敵なのか味方なのかわからないようにしているのも彼の魅力が増す要素にはなっているのかな?
ただそのせいで神部は一般人だから仕方ないのですが、皆が評価するほどに優秀な感じはしなかったような~
謎という部分でドキドキハラハラはあるかもしれないのですが、キャラ萌えという部分は自分にはなかったかな?
でも、上手くまとめてある作品だと思いました。