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mouai chocolat holic
高校時代、ダサくて冴えなかった攻め様、大好きな先輩に頑張って手作りバレンタインチョコを渡すけれども、チョコレートのあまりのまずさ&男からの告白という事で完全に拒否られてしまった攻め様。
しかし、この攻め様、先輩の拒否の言葉を前向きに受け取り、その後先輩に認めてもらう男になろうと決意して世界的なショコラティエにはなるし、見た目もちゃんと鍛えて格好良くなるし、あれこれ勉強して片っ端から資格や技術を会得したというかなり高スペックな仕上がりに。
こんなに高スペックになっても、攻め様は一途にその先輩を思い続け、こっそり先輩グッズをコレクションし、隠し撮り写真を眺め・・・といういわばストーカー。
陰からこっそり思い続けていた攻め様でしたが、満を持して、ついに先輩が経営するカフェの目の前に自分のチョコレート店を開き、先輩の前に現れるのです。
本来はもちろんストーカー物は怖いし血なまぐさい展開になったりして嫌なのですが、本作は全く嫌な感じのストーカー像からはかけ離れています。
むしろ、一途に先輩を思い続けるナイトのような攻め様。
先輩グッズの集め方も、隠し撮りシリーズも決して不快なやり方はせず、結構正攻法でやっています。
何よりも彼が一切ぶれないのがいい!!!!
色々な質問への答えも、行動も、全てぶれない芯を感じさせて、すごくそういうところに好感が持てます。
変に取り繕ったり、嘘をつかないところも素敵です。
何よりも、ずっと一途に相手を思い続けて、その人と為にすべてを捧げるという、そんな素晴らしい攻め様に惚れない人がありましょうか・・・
もちろん攻め様の初めてのキスもHもとってあったというのも、一途攻め好きな私としてはたまらなかったです。
高スペック、一途攻め・・・萌えまくりです。
本当、こんな人が側にいてくれたら良いのに・・・
「もっとマシなチョコを作ってこいというあなたの言葉を支えに、フランス・ベルギーで7年修行してまいりました」
受けの頼朋は「おとといきやがれっ!!」のつもりで言ったのに、それを熱い叱咤激励のお言葉だと脳内解釈して心の支えにして外国修行。
「でも待たせすぎるには、ちょっと長すぎましたね。」(待ってない)と言いながら、頼朋の店の向かいにチョコレート店を構え、隣に引っ越して完全ロックオン。
おまけに攻めは徹底したストーカーかつ頼朋コレクターで、自室にある「頼朋部屋」には無数の写真&ポスターは当然のこと、受けの全身がプリントされた等身大抱き枕とか、学生時代の制服やら使用済みタオルやらゴミなどを集めて展示してあるとか、やってる事が徹底してキモい。
受けの存在が攻めの行動原理で、行動の全てが受けに繋がるという徹底した変態狂犬っぷりがコミカルで面白かったです。
受けははっきり言う男前系で、即刻、あいつは超ヤベェ奴認定&警戒度MAXで出来るだけ相手にしないようにしているんだけど、攻めは全く動じません。
でも、受けを傷つけるような事は絶対にしないので、変態狂犬ではあるけれど駄犬ではないところが良かった。(かと言って忠犬ではないが)
受けが窮地に立たされてしまった際、受けの前から姿を消して日本から出て行けば全てチャラにしてやると当て馬に言われて、それを承諾しようとする攻め。
受けが大切にしているものを守れるならば、自分の幸せや気持ちは犠牲にしても構わないというどこまでいっても受けファーストな姿にちょっと感動させられました。
なので攻めのことはキモいと言いつつも、次第に絆されてそのキモさも可愛く思えてしまう末期症状に陥っていく様子も無理が無くて良かったです。
そもそも冒頭で渡されたチョコの出来損ないを食べてやった瞬間に、もう運命は決まったようなもんだわ。
受け以外の人ならば、ぜーったいに口にする事はないと思うの。
ちゃんとそこらへんを見抜いて、隙をついては押して押して押しまくる攻めの勝利です。
そして好きになったきっかけというか恋に落ちた瞬間も変態的だった(笑)
神か萌萌かで迷いましたが、こういう受け第一主義の変態って好きなのでおまけして神で。
フラれてもめげずに12年想い続けて、初キスも受け様ってくらいブレない攻めの高晴。
受けの頼朝のグッズを保管する部屋は「頼朝部屋」、部屋の番人は愛犬「頼朝」。頼朝のピンチには店をなげうってでも頼朝を守ってくれるし、世界一のショコラティエだよ?
イケメンだし、もういいじゃん、ストーカーだってって言ってあげたくなります。
普通メンだったら絶対ムリだとは思いますが。
優しくて何でもできるのに、とんでもなく残念な美形ストーカー攻。
この攻と、嫌がる受のラブバトルも面白いけど、話が進むにつれてぐっとシリアスさも。
愛や執着といったものに無縁だった受が、攻のとてもストレートな愛情を心地よく思うようになる過程が丁寧に描かれていて、深みあるコメディ作品になっていました。
中学の卒業式、地味な後輩にいきなり手作りチョコを渡され、告白された頼朋(受け)。
もっとマシなチョコ作ってこい!という振り文句を、真っ正直に受け取った後輩は、
12年後、世界一のショコラティエとなって自分の前に現れた。
超美形でハイスペックな好青年に成長した高晴(攻め)。
頼朋がオーナーを務めるカフェの向かいにショコラトリーを開き、
隣のマンションに引越し、本格的にストーキングという名のアタックを始め・・・
とっても頼朋マニア(思い出コレクター?)な高晴にドン引きしながらも、
少しずつ絆されていく頼朋。
問題ある家庭で育ち、人を愛したり信じたりということに臆病だった頼朋だが、
高晴のワンコのような素直な愛情にふれて、少しずつ殻が剥がされていく。
高晴は、ただの残念なイケメンではなく、
大事なものを全てをなげうっても頼朋に尽くす健気さ/漢気もある。
頼朋を狙う我妻や父親が絡み、頼朋がカフェ経営の危機に陥ったとき、
高晴がとった行動。
そこに本気をみた頼朋は、愛を受け取るとともに
相手に同じだけの愛を返したいという初めての感情が生まれます。
頼朋が素直にさえなれば、最強・最高に幸せなバカップルの誕生。
後日談【偏愛コスチュームプレイ】は、
頼朋の尻に顔をうずめる高晴や、学生時代の制服プレイに興奮する高晴など、
ぶれない変態具合が楽しいwww
そこにドン引きしつつも、その執着と愛情をしっかり受け止める頼朋はとても嬉しそう。
笑えるだけでなく、読後は心が温かくなる作品でした。
メイン二人だけでなく、脇をしめる登場人物もとても魅力的。
やっていることは悪役のような頼朋の父親や我妻にも、それぞれ守るものがあり、人情もある。
ラストには頼朋と完全に和解、とまではいきませんが、
それぞれの生き方を思いやり、尊重しているような関わり合いがいい。
脇役にも脇役のドラマがあるということを実感でき、
そんなさりげない描写が、物語に奥行きを与えているように思います。
この手のお話は意外に大好きかも知れないなんてあらためて発見してしまう。
出会いは高校3年生、卒業を控えた佐倉はバレンタイン当日に同じ高校の後輩に
好きですと言われ手作りチョコを無理やり押し付けられる。
その後輩は初対面の男子高校生、桃味が好きでしょうと言われ、食べるまでひかない
迫力を持ってきた後輩の前で一口食べて余りのまずさに嫌がらせかと激怒するが
相手は本気の好きモード、そんな相手に作り直してこいとヘッドバットをかまして
全ては終わった筈だった・・・。
そして、時は過ぎ、祖父が残した喫茶店で幼なじみとカフェを経営して5年、
佐倉は27才になり、イケメンなのに彼女もいない日々を過ごしているが仕事が楽しく
友人と気楽な時間を過ごす方が楽だと思っている時期に、カフェの前に新しくショコラの
店が出来て、挨拶に訪れた世界NO1の称号を持つショコラティエの高晴は高校時代に
嫌がらせのような味の手作りチョコを持ってきた後輩と知り驚愕。
しかし、あの告白から既に10年近く過ぎているからと呑気に構えていた佐倉は
次第に高晴の異常なまでの執着具合と変態的な言動にビビりまくる事になります。
とにかく、普通だったらストーカー規制法で取締りが出来るくらいの執着ぶりで、
タイトル通り妄想ブリは半端ない、きっと病院に連れて行ったら病名が付きそうな具合。
でも何故かこの残念なストーカーイケメンが読んでるうちに可愛く見えてくるから不思議。
受けである、佐倉も初めは自分の周りから遠ざけようとするけれどいつの間にか
絆され気味になり、どこかで拒めない自分に気が付く。
でもだからと言ってその愛を受け入れる事が出来るかと言えばそれも簡単ではない。
その背景の1番の原因は佐倉の父で放浪癖があり、家庭や家族を顧みない実父と亡き母の
結婚生活に永遠の愛を感じなかった過去のトラウマまではいかないけれどこだわりが
見え隠れしている感じです。
でもそんな事が些細な出来事に感じられるくらい高晴の佐倉への思いは凄まじい。
きっとこの手のタイプは恋人になっても今までの行動が変わることが無いだろうと
思いながら読み進めるとそれ以上にインパクトで応えてくれる変態ぶり。
でもそれに文句を云いながらもいつの間にか甘やかしてしまう佐倉の気持ちも
共感出来てしまうかもと書下ろしの最後まで楽しませて頂いた作品で面白いです。
帯に惹かれて買いました。
【北上れん画により素敵に見えますが、この左の男↑、変態ですから!】
というなんともインパクトのある帯で、これは買わねば!と笑
内容はまさに妄愛でした。タイトルに偽りなし。
受けの頼朋の為に(一方的に)様々な資格や知識を身につけた世界一にもなったショコラティエというハイスペックな攻めの高晴。
しかしその中身はというとなんとも残念としか言えない変態でした。変態っぷりは写真や使用済みのものを収集するなど、頼朋限定の変態さんで、まあ愛だし仕方ないかなぁ…と思わない事も無いかな?笑
実際そんな人がいたらとんでもないですがそこは小説と割り切って楽しくとんでもない攻めを楽しみながら読み進めました。
我妻の当て馬っぷりは少し可哀想かなぁと思いつつも、本当に当て馬という役目だけで終わった印象のキャラでした。
2人が結ばれた後の高校生の頃の制服を着てのエッチシーンはとても萌えました〜!スクールソックス!高晴わかってらっしゃる!
挿絵の北上先生のイラストもとても素敵でした。
インパクトのある帯に惹かれて買いましたがとても面白い作品でした。
ザ・変態。
攻めがもう突き抜けた変態です。
ヤバいぐらい究極わんこ。忠犬じゃない、狂犬だよ、と頼朋に納得。
カフェを営む頼朋の前に現れたのは、世界一のショコラティエ。
超イケメン、ありとあらゆる資格を取得したハイスペックなその人物・高晴の正体は、昔こっぴどく振った後輩で。
なんと十年以上も頼朋を想い続けたド変態のストーカーだった。
ストーカーっぷりが凄まじい。
執着というか妄執というか、もう軽く引いちゃうぐらい突き抜けています。
中高の制服はもちろんのこと、タオルやパンの袋、壊れたシャープペン…。
写真に等身大抱き枕なんかもある。
蒐集した頼朋コレクション、そしてそれらを納めた部屋を『頼朋の部屋』と称し、その部屋は番犬『ヨリトモ』が警備している。
悪寒が!悪寒がするよ!
これはほだされるレベルなんだろうか。
そこが疑問だけど、これはファンタジー。
えぇ、楽しんだもの勝ちです。
頼朋と高晴の掛け合いにブハッと何度噴いたか。
真面目な顔して変態発言、それを痛快に突っ込む頼朋。
童貞のまま妖精になる覚悟だと断言した高晴に、頼朋が返したセリフに一番笑った。
「何さらっと綺麗なモンに生まれ変わろうとしてんだ、厚かましいな」
ホントそうww
人当たりがよく来る者拒まず去る者追わずの頼朋。
どこか一歩引いて、相手との間に壁を作り、入れ込むことを怖がっていた。
一途の愛なんて存在しない、と。
それはある意味トラウマ的なもので、そんな壁をぶち壊してきた高晴に絡め取られた頼朋。
変態の粘り勝ちです。
言わなくても自分にとって快適なものをくれる存在は、そりゃ心地いいでしょうね。
これからも安定の変態さでグイグイ攻め込む高晴は、徐々にほだされていく頼朋から色んなもをもらうんでしょう。
まずはそのスクールソックスですか。
一途と書いてストーカーと読む。
これ、高晴じゃなきゃ完全アウトなんだろうなぁと言ってしまえばオシマイです。笑
変態も突き抜ければ個性になるのか…とどこか達観してしまった一冊でした。
ストーカーにほだされて好きになっちゃうお話し。
子供の頃、一目惚れした相手にアタックするも玉砕。振り向いてもらうために自分を磨いて、超ハイスペックな男になって攻め様が帰ってきます。
受け様はドン引きつつも、これでもかって位に愛を注がれて、次第に愛で満たされてしまいます。
攻め様の高晴の愛が突き抜けていて憎めない。
やっていることは本当にストーカーで、犯罪スレスレレベルで、ど変態なのですが、受け様の頼朋のことが好きで好きでたまらなくて、人生の全てを捧げるワンコっぷりに脱帽です。
こんなに愛されて、尽くされたら、ノーマルだった頼朋も落ちちゃうな。
Hはほぼ一回しかしてないのですが、ありったけの「好き」を込められると、キスがこんなに感じるのか!と感心しました。
受け様の頼朋が好きで好きでぐいぐい押してくる変態ストーカーの攻め様高晴。
頼朋ラブフィルターを通してしか物事を見ていない聞いていない高晴と頼朋とのやりとりが面白かった。
萌えてきゅんきゅん、というより、ふふって笑っちゃう要素の方が多かったかもしれないけど、単純に楽しめた読んだ一冊です。
でも、私は攻め様が受け様を大好きーってお話が好きなので、このただただ自分のすべては頼朋のため、自分が生きる意味は頼朋にあり、という妄愛っぷりは好きですね。
もちろん物語として読む分には、と注釈を入れてしまいたくなるくらい突き抜けた変態なんですけど。
高晴視点での「偏愛コスチューム」はもうなんかね…。
高晴のこだわり、というか変態ぶりがなんかすごいんですけど、まぁ頼朋がその執着を愛だと受け止めていて、2人が幸せならいいか。
はい!一点の曇りもない、変態カウンターのメーターを振り切った・・But !! 世界一のショコラティエと言う顔も持つ清々しい程、一途な攻めさんが出てきます。
そんな彼にストーカー・・ではなく、想い慕われている受けさんは「ふわりと こぼす笑顔に蕩かされる」と評判のイケメンカフェオーナーです。
攻めさんの妄愛っぷりの一部を紹介すると・・・
自宅の「コレクション部屋」には疎遠中も謎のルートで蒐集(しゅうしゅう)した受けさんの写真や物品があり、それを守る番犬(アフガンハウンド)に「ヨリトモ」と受けさんの名前を付けちゃってます。
受けは、複雑な家庭環境で育ったせいか
惜しみない愛を降り注いでくる攻めの傍が心地よくなってはきても、永遠の愛を信じられず
なかなか「恋愛」へ踏み込む事が出来ないんですね。
この2人が どんな紆余曲折を経て結ばれるかは、ぜひ小説を読んで確かめて欲しいです。
ちなみに、凄く面白かったのに 何故「神評価」じゃないの?って事ですが、やはり変態っぷりに目も心も奪われて、萌えが ちょっと霞んでしまったからです。
でもエロは情熱的かつ変態的で萌えました~
個人的な「変態 No1 エピソード」は、攻めが受けにフォーリンラブした場面ですね。